トップページ >> ノンジャンルの一覧
ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
-
スカバンburn!!最終章 -35- 右手
拓「…練習?」拓朗が左手のスティックを指さし尋ねながら、隣に腰かけた慶「…まあ」慶太郎は器用にスティックをくるくる放り投げて遊んでいる。その様子を眺めながら、拓朗は口を開いた拓「なんか…お前のことやからあの三宅に口出しするんやと思ってたわ。そこバスドラ重い!…とか」慶「んー…確かに“俺やったらそここうすんのになあ”とかはありましたけど…でも今はみっくんがドラマーのバンドやから」拓「?」慶「今これ
きゃしー さん作 [372] -
新「12の夜」中
さってとぉ…温泉につかりながら珍しく戦略を練った…とにかくどうしようもなく計算高い12歳であった迷ってるのは先生との今後の関係を計算しての今回の対応…繰り返しになるが今の数倍ズル賢い人間だった…まっ男も女も一回関係もつと飽きるからなあ〜12なりの人生教訓を持っていた当時の僕は並外れて金銭的には意地汚かった賭博で稼ぎ財布にはいつも六桁の金員を有していたやらずのボッタクリ…先生は僕が手を出さない限り
我 さん作 [426] -
虹がかかる時
自分の手首を切り付けるたび 生きている気がした頭もそれ程良くないいたって普通なのに私は皆から苦しめられることになるのである朝教室の戸を開ける皆が私に微笑みかけ 「おはよう」と喋りかけるいつもの風景「おはよう」と返しながら席についた
未来 さん作 [254] -
ねこのタコス
ある晴れた日。遠くで声がする。『タコスー!帰っておいでー!』目をつぶっていた。もう少しこのまま。こうごうせいしたぁーい!『ごはんだよー!』……つい反応。耳があやちゃんの声のするほうに向いちゃった。。。シブシブ起き上がり、ぼくは隣のおうちの塀をつたい、あやちゃんの住むアパートへ。『もぉどこ行ってたの?どうせまたヨソの子にちょっかい出してたんでしょ!』…ちがうもん。朝のさんぽだもん。そしたらちょっと
綵 さん作 [343] -
野獣の終焉(五)
店は早い時間だったので若い料理人がカウンターに一人いるだけだった若い料理人はあからさまに私と沖田に敵意剥き出しの視線を投げたが私達はかまわずカウンターのど真ん中に座ったスッポン食べさせてくれや!アンチャンよぉ目には目を敵意剥き出しの若い料理人の敵意に応えた若い料理人はいきなりスッポンを掴みスッポンの首を切った斬られた首がヒクヒク動きながら私の前のカウンターに飛んだ瞬間に沖田が立ち上がったが私は沖
我 さん作 [383] -
スカバンburn!!最終章 -34- 違和感
翼「…なんか…な?」翼が苦い顔をして同意を求めた。猛「…うん…」聖「…なんていうか…」美「うちら今まで慶太郎のドラムに頼り過ぎてたんやな」猛「…うん…」―『俺がドラムでお前がベース…お前と俺のリズム隊なんて最強やと思わん?』―\r猛「…全員テンポ感ばらばらで全く安定せえへん…結局全部慶太に支えられてたんやな。…全部」翼聖「…」美「あ…ほらっ皆そんなしんみりせんと!まだこれからやん!…そりゃ正直当
きゃしー さん作 [373] -
流狼−時の彷徨い人−No.44
戦いを終え、海津城に入城した信玄は馬場信房と飯富虎昌の両名、そして嫡男の義信を交えて今会戦の評定をおこなっていた。 その席上、義信は信玄ににじり寄り、常に冷静沈着なこの男には珍しく、声を荒げて父を叱責していた。「父上、何故三郎の申し出を受け入れなかったのですかっ!」 三人は上杉家との同盟がもたらすであろう効果を、明確に理解していた。 何より義信には、父にここまで無下に扱われる弟が、不憫でならな
水無月密 さん作 [452] -
僕と和子と敬太郎 第一話
唐突だが、僕はタイム・スリップで過去に行った事がある。僕は、と言っても正確には『僕の前世と思われる人』の事だが、何故そう思われる、のかは今は語らない事にしておこう。話は僕が17歳の時から始まる。(ここで言う『僕』とは、前世の僕の事だが、敢えて僕という表現を使わせてもらう)秋の気配が感じられるようになってきた9月のある日、僕は『敬老の日』のプレゼントを買う為、祖母と一緒に繁華街を歩いていた。祖母は
カルロス伊藤 さん作 [268] -
新「12の夜」上
小学校を卒業し中学に入学する前に約束通り先生と温泉旅行に行くことになった明子(先生の妹)も一緒の三人で先生の車での出発となった下半身と野心家の内側は別にすれば私はどこから見ても可愛い小学生三人で一つの部屋に泊まってもはたから見れば全く違和感ない宿泊客行きの車の中から僕と明子は飲み過ぎ温泉旅館に着いた時は二人はもうベロベロだった先生はさすがにやや不機嫌…そりゃあ自分(先生)に運転させて妹(明子)と
我 さん作 [485] -
旅の記憶(下関 3 )
下関の家にユートを連れて来たブルユートは両親に怒られ泣いているブルは次へ行こうとしブル、「じゃあ私はそろそろ」と言うユートの父親、「あの、お急ぎですか?」ブル、「いえ、でも今日の寝床を探さないと」父親、「でしたら、狭いですが家に泊まって下さい。お礼もしないと」ブル、「お礼なんて、いいですよ。ご迷惑でしょうし」母親、「ユートを助けて頂いて、迷惑だなんて、とんでもない」父親、「そうですよ!さ、さ、中
ヒロ さん作 [334]