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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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疾走!ヒートハイウェイ(1)
気になる。まだ私たちは入学したてだけど、あの人は普通に打ち解けているし、変わった感じなんてしないけれど、他の男子とはなにか違う気がする。なんだろう、あたし霊感でもあるのかな。アユミは友人たちと別れた。最初は自分一人だけ帰り道が反対方向であることにショックだったが、仕方ないと割り切ることにした。しかし、ここは田舎町。家同士の間隔は何メートルも離れているしそのうえ実際距離も長いため、続く緑の風景には
積み木 さん作 [264] -
番外編 スカバンburn!! 僕は君の友達 (4/4)
「何でなん?!別にそんなつもりない、そっちの勘違いやって言い返せばいいのに!」文句言われても慶太は全然言い返さない。慶太は強いからボコボコにされたとか、そんなことはなかったけど俺は嫌やった「別に。面倒くさいし」慶太は少しも気にしてない「何でやねん!…俺は知ってる。慶太がどんだけいい奴で頼りなる奴か!だから…」何であいつら、そんな慶太が気に食わんねん!慶太はいい奴やのに「だからやん」落ち着いて慶太
きゃしー さん作 [337] -
番外編 スカバンburn!! 僕は君の友達 (3/4)
俺はなんか嬉しかった。慶太は俺にとってヒーローに見えた。あいつは全く俺に興味を示さんかったけど。でも、ある日「君ら背高いな!バスケやらん?」上級生が勧誘してきた。すると、慶太は「じゃあ、そうします」と迷わず入部を決めたえ、慶太入るん?!どうしよう…俺もって言ったら真似したとかって思われるかな…勝手に一人で悩む俺に慶太が聞いた「タケは?入らんの?」“タケ”!?初めて今、タケって…しかも俺を誘ってる
きゃしー さん作 [328] -
番外編 スカバンburn!! 僕は君の友達 (2/4)
礼を言う前にあの救世主はさっさと行ってしまった。かっこいい人やったなあ。あの人、どこに住んでるんやろ?高校生くらいかな?また会われへんかな?そんなまま、俺は中学生になった。「はーちゃんと同じクラスで良かったあ!」「うん!」新しい学校、新しいクラス。友達いっぱい作らないと。希望いっぱいの俺の隣に、少し遅れてやってきた男子生徒が座った。どんな人やろ。話しかけようと、振り返るとそこにいたのは「きゅっ、
きゃしー さん作 [309] -
番外編 スカバンburn!! 僕は君の友達 (1/4)
――4年ほど前「あの…えっと…」「だーかーらー、はよ金出せってば」嫌な奴らに絡まれた。あーもう最悪や。この春、やっと波音と一緒に中学生になるのに。まだ一応12歳やん!そんな少年をいじめるなんて!って心で呟くけど、無駄なこと。どーしよ。その時やった。「…邪魔なんですけど」道端で高校生に囲まれている少年。そんな様子を避けるようにして通り過ぎていく人。わざわざどいてもらわんでも一人くらい通れる道やのに
きゃしー さん作 [350] -
男と女のシヨート・スト-リ- 後
《どうしてこんな事になってしまったんだろう…》後悔していた。飲みかけのシングルモルトウイスキーのロックを一気に飲み干し、カウンターの奥でグラスを丁寧に拭いているマスターに思わず話し掛けた。「マスター、時間を巻き戻す事が出来たらいいのにね」「そうですね…まるっきり時間を巻き戻す事は不可能だとしても…犯してしまった過ちや失敗は事実として残りますが、気持ちと努力次第でいくらでもやり直す事は可能なんじゃ
カルロス伊藤 さん作 [313] -
男と女のシヨート・スト-リ- 前
今僕は馴染みのバーで彼女が来るのを待っている。今夜は彼女に結婚を申し込むつもりでいる、彼女もたぶん薄々感じてるはずだ。店にある古いアンティーク調の時計は8時20分を指していた。約束の時間は8時…遅刻だ。時計の長針が25分を指した頃、店のドアが開き、そこには彼女が“ごめんなさい”という様な表情を満面に浮かべ立っていた。「ごめんなさい、待った?」「いや、僕も今しがた来た所だ」彼女は“ほんとに?”とい
カルロス伊藤 さん作 [325] -
鳥カゴ
鳴いている。何という鳥の声だろうか。切ないような、苦しいような、淫らなような。この密やかなさえずりは、今は亡き鳥の亡霊か。きっとそうだ。壁際の空っぽな鳥カゴの辺りから聞こえるのだから。鳥カゴは僕の知る限り、鳥がそこに納まっていた例しはない。先の住人が置いていったのか、又は一夜の滞在者の遺棄物であったのか。一本足のスタンドとその頂点からぶら下がる細円いドーム型の柵、この二つから成る構造物はコートを
こころ さん作 [310] -
hardship
ツライヨ…ツライヨ…ワタシダッテシアワセニナリタイヨ…ナンデ…ナンデ…ナンデカミサマハワタシニダケシレンヲアタエルノ?イッパイナイテモフカイココロノキズハキエナイヨ…ダレカ…タスケテ…シニタイナ…。
pink さん作 [411] -
スカバンburn!!最終章 -28- 嫌な予感
――猛「なんか最近俺ら上手くなったと思わん?」波「…そうやねー」猛「このままやったら関西だけじゃなくて全国大会まで行けそうじゃない?」波「全国か…なあタケ。やっぱ戻って」猛「えー?なんで?」猛は自転車をとめた波「…なんかめっちゃ嫌な予感する…」――「け…けいちゃん?!」「嘘…」光「…慶太郎?…ご、ごめん!大丈夫?!」光希は慌てて慶太郎の上から飛び退いた。慶「…どこも打ってへん?」痛みで顔を歪めな
きゃしー さん作 [358]