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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 来世で逢いましょう 第十四話4

    1993年9月「…死んだの?」「あぁ、死んだよ」「人が死ぬ瞬間って初めて見たけど、あまりいいもんじゃないわね」この日の一週間前、澪の店に一人の男が訪ねて来て一枚の写真を見せた。「この男、この店によく来ているな?」「…い、いいえ…知らないわ」澪の何かに気付いた様なハッとした表情と、ぎこちない対応を一瞬で見破った男は澪にこう言った。「三百万…欲しくないか?」「ご協力ありがとう」「彼に気付かれない様に
    カルロス伊藤 さん作 [325]
  • 流狼−時の彷徨い人−No.43

    「いいのか、シャンバラに送れば修復も可能だぞ」 洞窟を塞いだ巨石の前に立つ半次郎に、ノアが背後から語りかける。 彼は折れた刀で構えをとり、静かに気を立ち込めながらその問いにこたえた。「今の私に必要なのは、この刀にすがることではなく、手放す心の強さだと知りりました。 それに、なによりもこの刀自体が主の元に帰りたがっていますから」 半次郎は巨石に僅かな筋をみつけると、誰にも抜き取れぬよう、そこに深く
    水無月密 さん作 [578]
  • トモ・イキ最終回

    花音は、あんな表情の母親を久しぶりに見た。いつか、仕事で行き詰まった時に真剣な眼差しで辞表を見つめていた母を花音は、知っていた。その時以来だった。いや、花音に見せたのは、初めてだった。花音がソファーに座るとしばらくして母親は、話を始めた。「花音。来年、3年生だね。大学行きたいと言っていたけど、どうするか決めた?「うん。そうだね。でも…お金は?」母親は、笑いながら「ママを誰だと思っているの?エリー
    萩原実衣 さん作 [415]
  • トモ・イキ?

    海斗の姿をみても花音の心は、動かなかった。それは、花音にとって、終わりと始まりを意味していた。花音が外に気をとられていると、「花音ちゃん。いたんだ。」五十嵐が声をかけて来た。後から席をたった女性が五十嵐の側に来ると花音達に軽く会釈をし、会計に向かった。「あっ、君。沙希ちゃんでしょ。花音ちゃんの友達の!五十嵐椋です。よろしくね。」沙希は、「あっ、ハイ?!」五十嵐の軽い挨拶に呆気にとられていた。花音
    萩原実衣 さん作 [356]
  • 夢十夜 〜第四夜〜

    こんな夢を見た。夜、私は布団に横になって、わずかに開いた押入のふすまの奥の暗がりを見つめている。子供の頃から私は暗がりが怖かった。何かがじっと息を潜めていそうで怖かった。おかげで十代の半ばまで私は一人で寝ることすら恐ろしかった。やがて、ふすまの奥の暗がりから何かがもぞもぞと這い出てきた。赤ん坊だった。真っ赤な、裸の赤ん坊だ。それが私に向かって話しかけてきた。嗄れた男の声だった。お前は間違って生ま
    シナド さん作 [537]
  • 来世で逢いましょう 第十四話4

    1993年9月「…死んだの?」「あぁ、死んだよ」「人が死ぬ瞬間って初めて見たけど、あまりいいもんじゃないわね」この日の一週間前、澪の店に一人の男が訪ねて来て一枚の写真を見せた。「この男、この店によく来ているな?」「…い、いいえ…知らないわ」澪の何かに気付いた様なハッとした表情と、ぎこちない対応を一瞬で見破った男は澪にこう言った。「三百万…欲しくないか?」「ご協力ありがとう」「彼に気付かれない様に
    カルロス伊藤 さん作 [276]
  • 来世で逢いましょう 第十四話3

    「おい、そっちの女性は無関係だ、銃を下ろせ」「それが関係無くもないのよ。ごめんなさい、権藤総理」「どういう事だ」「実は牛島総帥に、国防軍が武器の調達などをバックアップしてくれるという交換条件で、あなたをクーデター賛成の考えに導くよう依頼されたのよ」「二人は繋がっていたのか…上手い事ハメられたって訳だ…」「ええ、でも総理、あなたがとても魅力的な人だから、危なく本気で好きになってしまいそうだったわ。
    カルロス伊藤 さん作 [291]
  • 来世で逢いましょう 第十四話2

    「ネオさん、例えクーデターが成功して独立国家を築く事が出来たとしても、それはけしてあなたの真の故郷にはなり得ない…それでもやるんですか」「…ええ、やります」「…総理、私あなたの事本気で好きになりそうでした」「でした…って?」権藤の言葉を遮るかの様に、NEOは自分の唇を権藤の唇に押し当てた。【バタン!】「三流小説はその辺にしといて下さい、総理」部屋のドアが無情な音を立てて開き、入って来たのは拳銃を
    カルロス伊藤 さん作 [289]
  • 来世で逢いましょう 第十四話1

    2031年9月この日は朝から激しい雨が降り続いていた。「ネオさん、今日は二人で歌いましょう。僕の音階を聴きながらしっかり付いて来て下さいね。練習曲は…そうだな、“故郷”にしましょう。メロディーラインも単純だし…知ってます?ふるさと」「ええ、知ってます。いい曲ですわね」カラオケが流れ、権藤は生まれ故郷の九州博多、NEOは台湾を、それぞれ頭に思い浮かばせながら歌った。うさぎ追いしかの山小鮒釣りしかの
    カルロス伊藤 さん作 [325]
  • スカバンburn!!最終章 -27-

    光希は波音と猛が行ってしまったのを確認してから学校をでてスタジオへ行く途中にある公園に向かった。光「…(多分あいつらやろうな…)」公園にあがる階段をのぼるとやはりあの二人がいた光「やっぱり」「遅かったやん」光「なんか用?」「正々堂々勝負してやろうと思って」「うちらあんたにむかついてんの!」「いきなり学校来てけえちゃんらに近づきやがって」光「…(勝負って…ただ直接悪口言ってるだけやん)」「ほんま調
    きゃしー さん作 [429]
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