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スカバンburn!!最終章 -26- 呼び出し
「…むかつく」「秋奈先輩まで…」「…そんなに言うなら正々堂々勝負してやろうよ」「え?どうすんの?」「…あいつ…呼び出そう」――――放課後猛「ほんま今日の秋奈かっこよかってんで!」波「へぇ」光「とか言ってタケびびってたやん」猛「び、びびってへん!」光「そういえば慶太郎は?」猛「なんか先生から呼び出しやって。授業寝過ぎって。だから先練習行っててやって」光「ふぅん」 適当に返事しながらロッカーを開けた
きゃしー さん作 [374] -
スカバンburn!!最終章 -25- たわしと草と石
――数日後の朝登校中に会った光希、慶太郎、秋奈、猛は一緒に校内へ入った校内に入った光希はロッカーを開きかけて手を止めた猛「どうかした?」光「…昨日はたわし…一昨日は草…」慶「?」猛「何が?」光「入ってんの。毎朝」秋「ロッカーに?」光「そう。…で今日は…!」光希は勢いよく開けた秋「きゃ!」猛「なっ…」慶「おー」光「なっ…!…石…」猛「うわー石いっぱいや。集めんの大変やったやろな」光「なんかうちに嫌
きゃしー さん作 [352] -
スカバンburn!!最終章 -24- 仲良しライバル
――帰り道猛「でもほんま二人とも、何もなくてよかったなあ」秋「うん、ごめんね。心配かけて」光「そういえばちひろ君が慶四郎によろしくって」猛「ちひろ?何で?」慶「…?」秋「助けてくれたの。ちぃちゃんとノブ君が。」猛「そうやったんや。…しかもなんか仲いい感じになってるし…」光「なんか“フェザー”、大変そうみたいやったな」秋「そうやな…」猛「大変そう?」秋「お嬢様が厳しいそうで」猛「お嬢様?」光「うち
きゃしー さん作 [362] -
奇妙な学校 2
じいちゃんの日記それに書かれていたのは信じられない真実だった僕が通う鴉魔高校には裏があった昔、じいちゃんは鴉魔高校の教師をしてたらしいそして、日記に書かれているのはその頃から始まる秘密の計画だった鴉魔高校は創立からの伝統を守り続けてきたしかし、時代が流れるにつれて科学が進歩していったそれにより学校では機械を使った教え方が始まった伝統を守ると言っても限界があるその限界を破るため、じいちゃんが教師だ
心和 さん作 [461] -
トモ・イキ?
五十嵐の話に耳を傾けていた母親は、家族と共に医師の元へと向かった。五十嵐は、菜々と花音の元に来ると「臓器提供する事に、なったよ。ありがとう。最期にゆいの顔見ていって欲しいんだ」五十嵐の言葉に頷き、花音は、さっき逃げ出した場所へ菜々と戻ってきた。ゆいは、穏やかな表情をしていた。花音がゆいの顔に触れるとそこには、温もりがあった。花音の頬を涙がつたう。「…(ゆいちゃん、さようなら。)」花音は、心の中で
萩原実衣 さん作 [355] -
国盗り
イカヅチのような…まるでイカヅチのような自分…。総合病院で高度な医療器具に囲まれたまま何気に見つめた灰色のイカヅチではない。むしろ医療なぞ未発達の原野に担ぎこまれた負傷した兵士の横に、生きる希望を与えようか与えまいか考えこむチッポケなドクターがともすると黄金でできた延べ棒を有り得ないくらいに崇拝するかのような、それしかないのだと自信するような部屋の中に居候しているイカヅチだ。それが身体の一部…爪
天津アマツ さん作 [258] -
スカバンburn!!最終章 -23- 望むところだ
翼「遅い!!」光「ごめん」拓「二人揃ってなんかあったんか?」光「いや、別…」秋「私が拉致されそうになったとこをみっきーが助けてくれた。」秋奈が無表情で淡々と告げた「「え?!」」翼「ほんまか?」美「怪我してへん?」聖「大丈夫か?」波「ほんま無事で」猛「良かったなあ」二人に向けられた心配そうな皆の目。それを感じた途端光希はへなへなとその場に座りこんだ美「みっきー?!」波「きゃあ。」拓「どうした?!」
きゃしー さん作 [429] -
番外編 スカバンburn!! 父さんの“愛の歌”(4/4)
次の日から、俺の戦いが始まった早朝に目覚めると、朝食を作り、その後は机に向かう。始めはちょっと寝ちゃったけど、だんだん慣れて集中できるようになった。毎朝すぐに姿を見せるようになった俺を美弥は不思議そうに見ていた。学校では昼休みのバスケもやめて勉強。帰ったらすぐ勉強。家事とギターがあるから塾は行けない。だからその分、必死にやった。そして――俺は合格を手にした。以前より早い時間に鳴ったチャイム。時間
きゃしー さん作 [380] -
番外編 スカバンburn!! 父さんの“愛の歌”(3/4)
下に着ていたTシャツのまま、借りた漫画を読みかけ手を止めた。なんとなく美弥の隣に座って作業を眺める。俺は今、父さんと小3の弟の3人暮らし。父さんのギターに負けた母さんは弟の彰が生まれてすぐ、死んだ。これでも料理はまあできるようになって洗濯なんかも手慣れてる。それでもやっぱり苦手なこともいっぱいあって、器用で世話好きな美弥に何度も助けられている。「できた!」手早く作業を終わらせた美弥からシャツを受
きゃしー さん作 [402] -
番外編 スカバンburn!! 父さんの“愛の歌”(2/4)
マットの上でくるくる回って技を決めたあいつを拍手がつつむ。男子生徒からもちらほら褒め言葉が聞こえていた。「あいつすげえな…運動もできて頭もよくて、運動だけのお前とは全然ちゃうな」「うるさいなあ」美弥は同じマンションの同じ階に住む幼稚園からの幼なじみ。小学校からずっと毎朝一緒に学校へ行き一緒に帰る。それがいつも当たり前で周りの奴もそれを今さらからかったりしない。俺らが一緒にいるのは、当たり前の光景
きゃしー さん作 [347]