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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 自・己・我

    うちはあたしじゃなくなる言い換えれば.「あたし」は消えつつもまだ消えないでいる人を愛すのも.人に愛されるのも嫌いじゃないだけど.気分によれば愛すのも愛されるのも嫌気がさす過剰な程求め.求められる言葉は悪くないでも.これも嫌気がさすうちはあたしであたしはうちこれがうちであたしなんだ。こんな自分を愛せる?
    理亜 さん作 [283]
  • 来世で逢いましょう 第十二話2

    「おい、ネオ、聞いてるのか」「あ、ええ、ごめんなさい」「どうしちまったんだよ、さっきから話上の空だぜ」「うん…計画の事考えてたのよ」「ホントかよ…その計画の件も延期した方がいいかも、なんて言い出すし」「だってそうでしょ。日本政府との折り合いが付かない状況の中で実行した所で失敗するのは目に見えてるわ」「おい、まさかあの権藤って野郎に上手い事唆されたんじゃないだろうな」「馬鹿な事言わないでよ。彼は私
    カルロス伊藤 さん作 [229]
  • 来世で逢いましょう 第十二話1

    荻窪のラーメン屋「ズズッ 権ちゃん、思い出したか?例のフレーズ」「あぁ、ウェイライグアンね。駄目だ、思い出せない。ズズッ …そんな事より牛ちゃん俺な、ちょっとヤバい方向へ向かってる気がするんだ」「何だよ」「今週末ネオさんとプライベートで会う約束をした」「ングッ!ゲホッゲホッ!…何だよそれ!どういう事?」「あぁ、ちょっと話の流れからそういう事になっちまった」「そりゃヤバいでしょ〜、公私混同だよ〜。
    カルロス伊藤 さん作 [256]
  • にゃんこの神様(後)

    真っ白で、どこまでも広い空間に、たくさんの猫がいた。何百匹、いや何千匹もいるのかもしれない。その猫達がドーナッツ状に集まっていて、そして全部の猫がその中心に向かい、ちょこんと座っていた。猫達が見詰める中心には、椅子に座った一人の男がいた。かなりがっしりとした体つきで、長い金髪の巻き髪に、やはり金髪の豊かな髭を生やした男で、白いベールのような物に身を包んでいた。やがて猫達の輪の中から、一匹の猫がち
    矢口 沙緒 さん作 [737]
  • にゃんこの神様(前)

    私は神様を信じない。すべての宗教や神仏を信じない。私は完全な無神論者だ。今から八年ほど前、私は一匹の猫を拾った。その子猫は駐車場の隅に置かれたクッキーの空き缶の中で、死んだようにグッタリとしていた。恐る恐る近づくと、かすかに呼吸をしていた。でも、身動きひとつ出来ないくらい衰弱していて、このまま放っておけば今にも死にそうなのが分かった。私は意を決し、クッキーの空き缶ごと車の助手席に乗せると、以前世
    矢口 沙緒 さん作 [493]
  • 来世で逢いましょう 第十一話4

    歌い終わったNEOは恥ずかしそうにマイクを置いた。権藤は変に気を遣うよりストレートに言った方がいいと判断した。「ネオさん…ひょっとして音痴ですか?」あまりのストレートな問い掛けに、NEOは顔から火が出そうになった。「ずいぶんハッキリとおっしゃるのね。まあ、それくらい単刀直入の方が政治家としては国民から信頼されるでしょうけど」「いや、気に障ったのなら大変失礼しました。でも、最後まで歌ってくれた事、
    カルロス伊藤 さん作 [277]
  • 来世で逢いましょう 第十一話3

    「フーッ、中々話が進展しませんね。…どうでしょう、ここはひとつカラオケでも歌いませんか」「ハァ?」「歌でも歌って気持ちを切り替えてみるのもひとつの策です。それに、カラオケボックスに来て何も歌ってないのは何だか不自然で怪しまれます」「え、ええ…」NEOは(つくづく変わった人だな)と思うと同時に、一国のリーダーらしからぬ無邪気さを覗かせる権藤にちょっとずつ親近感を覚え始めた。「じゃあ僕が先歌います。
    カルロス伊藤 さん作 [246]
  • 来世で逢いましょう 第十一話2

    「さて、本題に入りますがネオさん。我々の話し合いの中では、やはりあなた方の行動を阻止するという流れに変わりはありません。ただ、私個人的には、頭ごなしに押さえ付けるという方法は取りたくないという考えも持ち合わせています。ここはひとつお互い歩み寄れる範囲で妥協案を模索する事にしませんか」「総理のお考えは嬉しいですが、これは我々にとって闘いです。妥協するというのは弱みを見せる事にもなります。日本政府を
    カルロス伊藤 さん作 [259]
  • 来世で逢いましょう 第十一話1

    8月某日、NEOは権藤との二度目の会談を行う為、半信半疑ながらも東京新宿のとあるカラオケ店を訪れた。「いらっしゃいませ!」「あの〜…待ち合わせなんですが…さ、西郷隆盛って人です」「あ、ハイ!承っております。213号室になります」指定された部屋のドアを開けると、迷彩服を着た権藤が座っていた。「お待ちしてましたよネオさん」「お招き頂き有難うございます。先ずお聞きしたいのですが、メールに指定してあった
    カルロス伊藤 さん作 [275]
  • 夢十夜 〜第三夜〜

    こんな夢を見た。黒い髪の異国の男が、太陽の照りつける荒野をたった一人で歩いている。男はつい先ほど二度と戻らないと誓いをたて、故郷の街を出てきたのだ。小さいが、白壁の美しい家々が建ち並ぶ住み良い街だった。そこでは、私は赤い髪をした女であり、男の恋人であった。街を出ようとする男を連れ戻そうと追いかけて来たのだ。歩き続ける男に私は歌で呼びかけた。故郷の素晴らしさを、外の世界の残酷さを、どんなに男を愛し
    シナド さん作 [611]
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