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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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肌とねこ11
今関は私を前に歩かせ、すぐ後ろから付いてきた。嫌悪感は消えなかったが、とりあえず震えは止まっていた。しかし、羽交い締めにしようとすれば、難なく捕まえられる距離。気は抜けなかった。通行人と擦れ違う度にアイコンタクトを取ろうとしても、相手は目を反らせて行ってしまう。四十オヤジと若者の組み合わせは凝視出来ないオーラを放つらしい。それとも今関と私が最も妖しい関係なのが感じられるのだろうか?どちらにしても
KSKくま さん作 [356] -
流狼−時の彷徨い人−No.40
「興ざめだな、お前は戦乱を終わらせるよりも、その刀の方が大事なのか?」 核心をついたその言葉に、半次郎は目を大きく見開いた。 乱世を終らせるだけの力を得るためにノアの教えを必要としたが、いざ形見刀とそれが天秤にかけられると、無意識に前者をえらんでいた。 刀を使って防御していれば、少しは楽にノアの攻撃を防げ、反撃の一つもできたのやもしれぬのに。 刀を見つめる半次郎は、そこに宿る魂が泣いているを感じ
水無月密 さん作 [469] -
嘘を生み出すゲーム
さかい−坂井ななみ−−第8562345698172508346221856452199730564897513264702731世界− とある学校のとある教室 せがわあやめ/私は、瀬川綾女普通に学校に通い、HR前に英語の教科書なんて開いているのが私である。何故英語の教科書を開いているのかというと、単に昨日、英語の予習をし忘れ、仕方なく今やっているというだけである。しかし、私の邪
くにろ* さん作 [328] -
レストランの気持ち
と あるレストランがそこで繰り広げられる日常的な他愛ない出来事や、思わず目や耳を疑う様な様々な人間模様を、そっと僕らに語ってくれた。時に愚痴っぽく、時に熱く、時に微笑ましく。僕はレストランの話を聞くのが好きだ。そこに働く人と、そこに集まるお客の人間ドラマ。さて、今日はどんな話が聞けるかな♪『いらっしゃいませ!』エピソード〜開いた口が塞がらない〜 深夜1時過ぎ。遅く仕事が終った二十代後半の男は一人
さとちん さん作 [285] -
逃亡者のゲーム -プロローグ-
−プロローグ−/私は第00世界 支配人−第00世界−全てが生まれた 命 時間 世界 次元 人間 みんなみんな .−第01号世界−全ての嘘が生まれたそれは世界を歪ませた.−第00号世界−嘘を崩す者の誕生長い月日に劣らない成長 おわこの世界の終焉りは、未だ見えない。今は進み、戻りまた進む。それが、私が
くにろ* さん作 [276] -
スカバンburn!!最終章 -8- 重大発表
――翌日 3年4組翼「聖二のくせにサボりなんかしやがって〜」秋「心配しとってんから」聖「うん、ごめん」聖二はいつものように笑って返した翼「でも、“いつもの場所”なくなったのは悲しいな」美「まあしゃあない」翼「そうや!今日、公園でバンドのこれからについて会議しようや!これからもこのバンドでやってくために!」拓「そうやな。今何も予定とかないし…せえちゃん?」聖「え?…ああ、そうやな。…俺も話あるし
きゃしー さん作 [388] -
悪魔が生まれた朝
こんな寒い朝は私が生まれた朝を思い出す。思い出すと言っても自分が生まれた日の記憶が鮮明に残っている訳ではない。幼い頃に親から聞かされた風景が頭のなかで妙なリアリティを持ってこびりついてるのだ。変な子だと言われて育った。私は犬を飼っていた。茶色と白の毛色をした雑種。パパが同僚から貰ってきた犬だ。『大切に世話するんだよ』パパは私の頭を工場勤めのせいかやたらごつごつした手でかき回した。私はなんと返事を
葉 さん作 [309] -
スカバンburn!!最終章 -7- サボり
――放課後 3年4組翼「せえ〜じぃ〜」秋「結局学校に来ーへんかったなあ」拓「大丈夫なんかなあ…」美「あ、メールやっと返ってきた!」翼秋「ほんま!?」拓「なんて?」美「…大丈夫そうみたい。謝ったら向こうも大事にはしなかったみたい」翼「じゃあ何で学校来ないん!」美「『母さんにやたら説教されて行く気なくなった』って…サボりやん。聖二にしては珍し〜」秋「お母さんそんなに恐いんかなあ?」翼「きっと怒られ
きゃしー さん作 [425] -
地方デパート物語・4
売り場には10人のスタッフ通路を挟んで高級品とリーズナブル商品に分類される自分はいわゆる安い方…知識がないから当たり前!(笑)土日は家族連れが多く混雑するやっとの思いでお客さまの接客をこなすあ、高級品にお客さま…先輩みんな忙しそう…よっしゃあ!気合いを入れ近付くいらっしゃいませ(ニコニコ)よろしかったらお試し下さいませ(ニコニコ)年輩の女性のお客さまは、冠婚葬祭用の靴を探していたかしこまりました
まこ さん作 [591] -
スカバンburn!!最終章 -6- 靴かくし
秋「どうかした?」慶「靴ないねんて」はっとして光希は周りを見渡し階段付近で満足気に笑いあう二人を見つけた久々登場の美咲と彩夏だ。二人はさっさと階段を上がって行った光「…むかつく」拓「犯人あいつらか?やること小学生並やなあ」光「最近おとなしかったのに、同じクラスになっちゃって…だからまた…」慶「…あいつら……光希の足元好きやな。」空のロッカーを眺めながら呟いた慶太郎の言葉に光希は溜め息を漏らした光
きゃしー さん作 [378]