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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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流狼−時の彷徨い人−No.38
ノアは暫し無言のままでいた。 半次郎の素質に魅せられ、この地に戻ってきたノアだったが、シャンバラの人間である彼女は、これ以上彼に関わることに躊躇いがあった。 しかし彼女は、思慮を重ねた上で一つの答えを導き出す。「…オマエの中に眠る力がどれだけのものか、見せてみろ。 それがワタシを納得させる程のものならば、修業をつけてやる」 潜在能力の示し方など知らぬ半次郎は、困惑を隠せないでいた。「…どのよう
水無月密 さん作 [450] -
旅の記憶(四万十川上流 3 )
暴走族達が出て行くと、一台の車がキャンプ場に入って来て、ブルのテントの前で停まっり、中から赤ん坊を抱いた母親と運転席からその旦那が出て来る旦那、「夜分、すみません」ブル、「は、はい?」とテントから顔を出すと、川に落ち、助けた赤ん坊の親が病院の帰りに、わざわざお礼に来たのである旦那、「カズヤを助けて頂き、ありがとうございました。本当に助かりました」ブル、「いや、別に気にしなくていいですよ。ああいう
ヒロ さん作 [340] -
旅の記憶(四万十川上流 2 )
ずぶ濡れになって子供を助けたブルはそのままでテントを張り、服を着替えたジャケットとジーンズは忍者に掛け乾かす。シャツと下着は絞ってビニール袋の中へ入れていると、山間からの陽射しが傾いていったブルは「晩飯!」と言いながらビールを開けるが、遠くからバイクの音が聞こえ、近づいて来たブル、「随分、派手な音だな?」と、ビールを呑むその音はキャンプ場に入って来た。そう、暴走族と呼ばれるバイクの集団で、ここを
ヒロ さん作 [330] -
旅の記憶(四万十川上流 1 )
バイクでキャンプ場を渡り歩く旅であるが、四万十川上流でのキャンプは酷かった…前のキャンプ場から足摺岬経由の四万十川河口へ行き、そこにキャンプ場はあったのだが、翌朝、四国カルストで雲海を見る為に上流のキャンプ場にしたこのキャンプ場に着くと、川の小さなダムから、小学生が数人飛び込み遊んでいて、その上流の浅瀬で、小さな赤ん坊を抱え水遊びしている母親の姿が見えたブルはその光景を横目にテントを張り始めると
ヒロ さん作 [337] -
スカバンburn!!最終章 -1- 新学期
――4月 翼「じゃあ、全員無事進級を祝って」全員「かんぱーいっ!!!」9つの紙コップがぶつかる。ここは『いつもの場所』――彼ら“ザ・ブルービート”の9人が集まる使われていない立ち入り禁止の工場である。シートのかけた変な機械に囲まれたスペースに何処からか運んできたボロい机を寄せ集め、その周りを同じく工場内で拾ってきたパイプ椅子で囲んで座っていた翼「いや〜皆よく進級できた!」一際でかい声で笑うのは
きゃしー さん作 [405] -
スカバンburn!!02 -50- 最終章に向かって
琢「もう帰んのか」民宿前で帰る準備をしていると、フェザーの8人が出てきた拓「お前らかって今日帰るんやろ?」琢「ああ、後で迎えの車が来る」翼「へー迎えの車。」琢「何やねん、その顔」ち「慶四郎〜!!」慶「?」ち「もっとドラムの話、したかったなあ」慶「そうやな。」ち「またドラムの話、しようなあ〜」慶「そうやな。」一方、拓朗は離れて本を読んでいる舞を見つけた拓「おい」舞「…?」拓「お前なんかすぐ抜かした
きゃしー さん作 [432] -
スカバンburn!!02 -49- 〜君の余裕な笑顔〜
――翌日翼「ああ〜ついにここともお別れかあ〜」聖「何回も言うな。ええからさっさと片付けろ」9人は体育館の片付けと掃除におわれていた翼「別に掃除までしんくてもよくない〜?」拓「使用してんからちゃんと綺麗にせな。あれ、これ誰の譜面や?」拓朗がそばに落ちていたファイルを拾いあげるとすぐ隣でスタンドを解体していた慶太郎がそれを見上げた。慶「ああ、それ多分、光希のですよ」光「!?」拓「!!!!?」波「あ?
きゃしー さん作 [379] -
スカバンburn!!02 -48- 〜名を呼ぶ声〜
光「…2人行っちゃったな」慶「…そうやな。」光「追いかける?」慶「……いいや」2人は歩き出した光「…あのさ、聞いてもいい?」慶「ん?」光「…拓朗のこと、なんて呼んでる?」慶「拓朗くん?」光「じゃあ翼」慶「翼くん」光「美弥」慶「美弥姉とか?…なあ、」光「じゃあ……秋奈は…?」慶「秋奈やけど…?なあ、何で?」光「いや、ちょっと気になって…あんたは翼とか年上にはくんとかつけて、しかも中途半端やけど敬語
きゃしー さん作 [454] -
さんちゃんへのお手紙:まこ
おーいさんちゃーんバリバリ仕事頑張ってる〜?昨日私もさんちゃんとおんなじ年になっちゃったょ気持ち的にはニ十代なんだけどさぁ、体力的にキツイ時…あるよね〜(笑)今 私の仕事も半端なく忙しい!でも毎日すっごく充実してる!今の仕事「物」としか触れ合っていないから、たまに虚しい気分になるの販売員の仕事またやりたいなぁなぜって?「まごころ」がお客様に伝わった時の喜びまた味わいたいなぁ…なぁんて思っちゃった
まこ さん作 [798] -
スカバンburn!!02 -47- 〜気付かれない想い〜
拓「このままやと追いつくやんけ。とろとろ歩きやがって」光「……」拓「…。なあ、みっきー。あいつら驚かせへん?」光「え?」――秋「真っ暗やあ〜…なんか出たらどうしよう…」慶「そうやな。どうしようか」秋「けえちゃん、絶対怖くないやろ」慶「そんなことない。内心びびってるって。」秋「…全然そんな風に見えへんな。あ、あそこで左に曲がるんやんな!」秋奈が慶太郎の手をひく拓「来たで…みっきー、ええか?」光「う
きゃしー さん作 [383]