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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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あなたの指先を
――だからあたしは悲しいのです。今、涙の理由がはっきりとわかりました。世界を否定したくなるその理由が。あなたは傷を逃れるためにたくさん嘘をつきました。興味のないことにも興味を示したりして。楽しくないのに笑ったりして。文句を言ったり愚痴ったりして。冷めた目をしてみたりして。あたしにはいつも優しくしてくれたあなた。そんなあなたが大好きでした。あなたが傷を持っていることも知らずに。あたしはへらへらと笑
よーこ さん作 [386] -
スカバンburn!!02 -5- 〜嫌な再会〜
拓「じいちゃーん!ばあちゃーん!」広い玄関に9人がぞろぞろと入ると拓朗が家の奥に向かって叫んだ。「はいはい」奥からおばあさんが出てきた。翼「こんにちはー!」「はい、こんにちはいらっしゃい」拓朗の祖母はにこやかにメンバーを迎えてくれた。拓「じいちゃんは?」「畑におるよ。」拓「じゃあ俺、挨拶してくるわ」拓朗は走ってでていった。「あんたらの部屋はこの廊下曲がって奥の部屋ね。それから…」「おばあちゃん、
きゃしー さん作 [364] -
スカバンburn!!02 -4- 〜気付け!〜
波「どのくらい歩くん?」道路横の歩道を1列になって歩き始めると先頭を歩く波音が振り返った。拓「うーん、1時間くらい?」波「えー!!」翼「なんかそれ聞いたら疲れたー聖ちゃん、荷物持ってー」聖「何でやねん、しっかり歩け」一番後ろを歩いていた光希は重さに耐えられずついに荷物を地面に下ろしため息をついた。2人ほど挟んだ先で並んで歩く秋奈と慶太郎の姿が目に映る。すると突然すぐ目の前で光希の荷物が持ち上げら
きゃしー さん作 [343] -
閻魔の悩み
閻魔はその女を見て「数多くの人々を殺したことに関しての罪悪感、そして反省はあるようだなぁしかし、心の奥底で無理矢理人殺しをしていると思ってはいないか??でも、それは違う。例えば、人を狙撃した時“やった当たった”と思って自分の腕に自惚れてはいないか??」女はその閻魔の言葉にドキッとした確かに言われてみればそう感じる時がないか と聞かれればないとは言い切れない………「図星のようだな……だが、お前は一
リク さん作 [445] -
僕が甲子園へ行くことができたわけ-3-
オレとしてはすごーく調子のいいことばかりを並べてしまったわけだが、彼女の出現によってオレの野球に対する姿勢が180度変わってしまったことは間違いないと思う オレは、練習が終わってから会いにくると約束したが、最初の2、3日は練習をさぼって彼女に会いに行っていた。なぜか、オレがサボっていることを見抜かれているようで、何となく気分がすぐれなかった。 それで、彼女と約束した通りに次の日から練習に
吉野津香砂 さん作 [404] -
スカバンburn!!02 -3- 〜合宿へ〜
――波「もう重たい!タケ荷物持ってー」猛「任せて!!」9人は駅を出て周りを見渡した。すでにたくさん荷物を持っている猛は波音の荷物を受け取った。翼「めっちゃ天気えーな!」波「わーい!山が見えるー」波音の背中でピンクのケースが揺れた。美「波音、ペット気をつけや」波「はーい!翼行こう!」翼「行こう!!」波音と翼ははしゃいで人通りの少ない道を走って行った。猛「うわ!翼ずるい!」聖「ほんまあいつらは…」美
きゃしー さん作 [361] -
旅の記憶(阿蘇 2 )
宿に泊まったブル。晩飯時には起きたものの、ほとんど寝て過ごすが、握力は戻らない。しかし気力で阿蘇に向けバイクを走らせた。九州の中側を走ろか?と思っていたが、ボーと走るうちにR3に出てしまうブルはバイクを停車させ、地図を確かめまた走る。ブル、「R442辺りで曲がればいいか」これが失敗なのか、成功なのか?苦労する羽目にR442を左に曲がると最初は普通…徐々に山道…途中から?ここは国道??…突然、橋!
ヒロ さん作 [342] -
旅の記憶(阿蘇 1 )
コインで熊本の阿蘇辺りを目指す事にしたブルだが、深夜1時から走って来たのだから、いくらタフでもさすがに疲れる。R200を走り、昼を過ぎた頃、宿を見つけて?心折れる?ブル、「駄目だ…マトモに走れない」と、宿に入り、部屋が空いてるか聞くと平日なので空きがあり、お願いした。日本間の部屋に入り、窓の外を眺める…が、落ち着いたのか、腹が減り、女将さんに聞いて近くのラーメン屋へバイクで行く。食べた後で気付く
ヒロ さん作 [337] -
旅の記憶(阿蘇 1 )
コインで熊本の阿蘇辺りを目指す事にしたブルだが、深夜1時から走って来たのだから、いくらタフでもさすがに疲れる。R200を走り、昼を過ぎた頃、宿を見つけて?心折れる?ブル、「駄目だ…マトモに走れない」と、宿に入り、部屋が空いてるか聞くと平日なので空きがあり、お願いした。日本間の部屋に入り、窓の外を眺める…が、落ち着いたのか、腹が減り、女将さんに聞いて近くのラーメン屋へバイクで行く。食べた後で気付く
ヒロ さん作 [349] -
旅の記憶(九州上陸 3 )
下関でガソリンスタンドに寄り、九州の情報を得たブルは開門トンネルを目指し走り出すが、通勤の渋滞に捕まり、?握力が辛い?とバイクを停車させる。ブルは自販機で缶コーヒーを買い、通勤の車を眺める。ブル、「普通は仕事だよなぁ、遊んでんの俺位かぁ…」とは言うが、反省はしていない。と、九州の地図が無い事に気付くが、?九州は九州?とお気楽に缶コーヒーを飲んだ。車も疎らになり、走り出すブルだが、休憩した所から開
ヒロ さん作 [332]