トップページ >> ノンジャンルの一覧
ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
-
流狼−時の彷徨い人−No.27
武田本陣は上杉方が大攻勢を仕掛けたこともあり、防御が薄くなっていた。 それもあって、半次郎は難無く敵本営の奥深くまで、足を踏み入れることができていた。 馬上から信玄を見つめる半次郎。 かつて自分に刺客を差し向け、抹殺しようとした男だったが、不思議と憎しみは感じていなかった。 もっとも、親しみも感じてはいなかったが。 床机に腰掛ける信玄も、敵陣深くにたった一騎でやってきた若武者に興味をもち、視線
水無月密 さん作 [455] -
旅の記憶(何処へ? 2 )
聡の家から軽トラに生活用品を積込んで、ブルのアパートへ帰り搬入…布団…バラバラのベッド…電化製品…箱詰め色々そしてひと休み。今度は部屋の中をあれこれ…終わったのは日が沈んだ頃である。ブル、「終わったなぁ。飯と言う名の?酒?でも呑むか?」聡、「そうですね、買って来ますか」この二人…呑むのがパターン化してるらしい…店の駐車場に軽トラを止め、帰りに買い物。部屋に帰り、ビールを?プシュッ?である。で、ブ
ヒロ さん作 [331] -
旅の記憶(何処へ? 1 )
引っ越しも終わり、アパートに住む事になったブルであるが…無い無い尽くしなのである。聡、「ブルさん…生活用品位、買ったら?布団も無いよ」ブル、「寝袋あるよ」聡、「家で余ってる布団、持って来るよ。昔使ったベッドとか、炊飯器も陽子のが…」ブル、「悪いな」聡、「良いですけど、今までどんな生活してたんですか?」ブル、「寝る所は店の奥だったし、飯はキャンプ道具でな」聡、「日常からサバイバルっすか?」ブル、「
ヒロ さん作 [319] -
少しエッチなおすもうさん
夕暮れのとても綺麗な秋の日の事です。「…おいどんとば付き合ってください!」「ご、ごめんなさい…」「ごっつぁんですぅ!」 この町は人もそんなに住んでおらず何も変哲もない小さな小さな町。怒りも悲しみもそこにはなくただ時がゆるやかに流れていく…そんな町。しかしある男がこの町に引っ越してきた事により運命の歯車がまわし×まわりはじめるのだ。 その男の名前は異名場宇亜(イナバウア)。重度の猫背だ。しかも
神様 さん作 [339] -
旅の記憶(移転 3 )
何も無い店内で酒を飲み初めた四人。いや、更に陽子が子供を母に預けて来たのである。五人は次の店の事や昔話に盛り上がる。まあ、内容としては、誰が一番バカか?間抜けか?を話している様なのだが、なかなか尽きないのはブルの人柄だろう。色々な人を受け入れ、失敗しながらも人を助けるその姿勢。ブル曰く?人財?なのだと言う。聡、「そういえばブルさん、アパート借りたんですよね?」ブル、「次のところは住んじゃダメらし
ヒロ さん作 [306] -
旅の記憶(移転 2 )
移転先を見に行き、次の大家さんとも面会…終了。ブルのお客として会っていたので話が早かった面倒な書類を貰い、持ち帰る。…面倒くさいなんとか九月から開店出来る事になり、梅雨も明けた頃、機材や荷物を軽トラで移動した。引っ越しは基本、ブル一人で行うが、聡やさとちゃんを休みの日に朝から呼び、売り物のバイクや重量物を運ぶのを手伝わせた。ブル、「悪いなぁ、手伝って貰っちゃて。今日で終わりだし、なんにもなくなっ
ヒロ さん作 [319] -
スカバンburn!! 76 〜慶太郎の考え〜
――「今日は珍しく早いねんなあ」息をきらしながら光希はいつもの場所に足を踏み入れた。慶太郎は顔をあげ光希を見たがまた独り、スティックをぽんぽんと投げて回し始めた。「…走ってきたん?」慶太郎の向かい側のパイプ椅子に光希が座ると慶太郎はスティックから目を離さずに聞いた「学校終わった瞬間、あんたすぐにおらんくなんねんもん。ミーティングまた忘れてんのかと思って。自転車ないから走って追いかけてきた。あっつ
きゃしー さん作 [345] -
旅の記憶(移転 1 )
四月の終わり頃、ブルは貸店舗の大家のおばちゃんのところへ賃貸料を払いに行くブル、「おばちゃん、今月分、持って来たよ!」大家、「ブルちゃん、どうもね。あと、話があるんだけど…」ブル、「話?」大家、「うん…実はね、マンションを建てる事になってね…」ブル、「…あそこに?」大家、「うん、息子夫婦の為に、建てる事にしたのよ」ブル、「そうですか…で、いつ頃…?」大家、「八月には工事に入りたいらしいの…急で申
ヒロ さん作 [365] -
肌とねこ6
今関さんも男だ。当然下心もあるはずだ。彼のことを大して知っているわけではないし、気を使う部分も大いにある。でも・・・でも!藤堂よりはマシだ。よく知らない男性の方が知ってる男性よりもマシだという論法は、他人が聞けばあり得ないことだと思う。でも!もう藤堂は嫌だ。バカだと言われても良い。「あなたはバカなの?」話のいきさつ上、先輩に報告すると、実際に言われた。「その人が大丈夫だという保証があるわけ?」「
KSKくま さん作 [326] -
閻魔の悩み第1話
閻魔【えんま】…亡者の罪に判決を下すという地獄の王。しゃくを持ち、中国の道服を着、よく怒りの相をあらわした姿で描かれる。その閻魔のもとに幾人もの罪人がやってくる今日はニホンという国からある男が現れたその男はものをとり、人を何人も殺したというだが、その男の言い訳は「弱き者から巻き上げた金でぬくぬく暮らしいる役人から金品を盗み、貧乏人に分け与えて何が悪い」「あまりにも悪徳すぎる奴は報いをうけるべきだ
リク さん作 [447]