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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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流狼−時の彷徨い人−No.20
「待ってください、私はまだ、ノア殿に何も恩返しをしていません」 必死に食い下がる半次郎。彼にしてみれば、そのためにここへ来たのだから、当然な反応だった。「オマエはワタシの予想を超えて成長して見せた、それで充分だ。 それよりもオマエ、そんなことをしている暇はないのではないか?」 ノアのいわんとする所が分からず、半次郎は首を傾げていた。「何だ、知らないか?今、川中島で起こっている事を」 俄かに半次郎
水無月密 さん作 [415] -
スカバンburn!! 38 〜不安〜
猛は急いで自転車をこいだここから家まで数十分とにかく急いだ空はもう薄暗い人通りの少ない住宅街を自転車は走り抜ける猛「ただいまっ!!」廊下の一番奥の扉が開く『ああ、タケ…おかえり』波音の母がほっとしたような疲れた顔で迎えた猛「おばさんっ、先生は?」左側のドアが開き波音の父親が出てきた『ここや、ここなんや、心配して帰ってきたんか?悪かったな、波音が大げさなメールして』波「大げさちゃう!最近体調悪いや
きゃしー さん作 [301] -
スカバンburn!! 37 〜初あわせ〜
拓「ええか!お前ら!!これは男のプライドをかけた勝負や!かましたるぞー!」猛「おー!!!」美聖光「…はあ…」拓「もうータケだけやんけ。まあええわ。一回通してみんぞ」光「いきなりー?!!」拓「当たり前やんほら、はやくドラム準備して」光「ちょっ…うちまだ上手く叩けないねんけど…」拓「そんなん大丈夫やろええか、みっきー上手い下手なんかええねん。人に馬鹿にされても気にすんなとにかくやんぞ!」光「…うん」
きゃしー さん作 [317] -
旅の記憶(最北の地 2 )
次の日の朝、三人はライダーハウスを出発した。目指すは宗谷岬付近まで行き、キャンプするという、アバウトさ…聡も陽子も不安だったが、北海道の景色が吹き飛ばした。ルートは日本海沿いを走って行く事にしたのだがその景色、写真や言葉で、観たり聴いたりしても、実際に行ってみなければ解らないと思う。迫力が違う。左側に日本海を見て、ずー…っと走り、途中、訳の解らない道に入って迷子になったり、人に聞くが…よく解らず
ヒロ さん作 [309] -
旅の記憶(最北の地 1 )
フェリーで深夜、大洗から苫小牧まで移動してきた三人だが、港に着いたのは午後である。ブル、「やっと着いたなぁ」聡、「北海道上陸ですねぇ」陽子、「長かったぁ」聡、「寝過ぎた!じゃなくて?顔腫れてるよ」陽子、「ちょ、ちょっと…」と言ってミラーで自分の顔を見るとブル、「ヘルメット被りゃ、分かんねぇよ、ほら、うちらの出る番だ、行くぞ!」ブルを先頭に陽子、聡と続いてフェリーから降りた。降りると陽子はブルを止
ヒロ さん作 [311] -
スカバンburn!! 36 〜戦いや〜
――『…すみません…妻を失い私は今一人でこの幼い息子を育てていく自信がありません…なので…この子を…猛をお願いします』―\r『はのんー!』「…?」『猛くんや。仲良くしたりいや』父親の後ろから出てきた自分と同じくらいの歳の少年を波音はじっと見つめた彼は不安そうに下を向いている「たける?」『そうや』「…じゃあタケってどう?」「え…?」「たけるやからタケ!よろしく、タケ〜!」――「なんや、今日はおまえ
きゃしー さん作 [295] -
スカバンburn!! 35 〜猛のきょうだい2〜
光「うちもそれ、思う(そしたらあの美咲らのいじわるも少しは減るのに)」聖「おまえら、それは…」猛「無理やだって俺らは兄妹やもん」猛は立ち止まる光「え?」拓「兄妹ちゃうやろ」美「姉弟やろ」猛「何でやねん!俺のが1ヶ月も誕生はやいねんでっ!」猛が顔をあげつっこむ光「あの…意味が理解できないねんけど」聖「え?みっきー知らんの?」猛「ゆうてへんもん」光「何なん?」拓「とりあえずでよう」先頭の拓朗について
きゃしー さん作 [304] -
スカバンburn!! 34 〜猛のきょうだい1〜
2日後美「タケ!光希!今日スタジオ練やで!一緒に帰ろうー」美弥と拓朗と聖二の3人は教室をのぞいた拓「みっきー!ドラムはいけそうか?!」光「うん…まあ」猛「この2日間、音楽室で俺らめちゃ練習したもんな!」拓「じゃあ、けいちゃんドラム教えたんや」猛「めんどそうやったけどな」光「うん…あとなんか怒らせた」拓「あの慶太郎が怒ったんか?」猛「ああ…みっきーあれは別に怒ってへんよ多分説明すんのがめんどかった
きゃしー さん作 [307] -
当たり前4
ある日のことだった。俺は目をさました。殴られた頬がいたい。そして、ひよこヘッドを思出した。はきそうだ。「やばいやばい!」変なこと考えるのはやめにしよう。俺は自転車ではなく、歩いて登校することにした。親には「気分で」とごまかしたのだが、実はここだけの話、ひよこヘッドを警戒していた。もう会いたくはなかった。マジでもうそれは「嫌」の領域を越えていた。もうそれは「恐怖」だった。そして、気付いた。あいつは
ヒョン さん作 [542] -
スカバンburn!! 33 〜謎のサイン〜
――慶「この×がハイハット」光「…はいはっと?」慶「あの2枚重なっとるシンバルのこと。で、この音符がスネア」光「スネオ?」慶「……小太鼓」猛「ほんまに1からやなあ大丈夫なんかな…みっきー」慶「これはタム」光「…ガム?」慶「……うん、ガム」猛「うわっもうめんどくなってるわ」慶「この音符はシンバルでクラッシュとライドがある。他にもあるけど。この一番下がバスドラ…タケ、もういい?」猛「あかん!せめて8
きゃしー さん作 [334]