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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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「 」
―――――――10年前。 死のう。 生きていたって、 意味が無い。そんな私の心を促しているのか、背中から風が私を前へ前へと押している。緑色の金網に手を掛ける。後は簡単だ。これをよじ登って、そこから落ちればいい。ん? 上手く登れない。ああ、靴下を履いたままだった。靴下を脱いで……………そういえば、自殺する人は靴を並べるんだっけ?まぁ、サンダルだ
G さん作 [378] -
苦しい時、悩んでいる時に、自分に言ってます。
何していいか解らないどうすればいいか解らない必死に考えも解らない解らないならヤめるのかヤめるのもいろいろ考えなくてはならない先が見えないのは不安だ考えることが嫌になるだけどヤめることより解らないことを考える方がずっと貴方の理想なのではないか理想と大きく違う今を理想に近づく為なら苦しい今をもがけばいいだろう状況は違うが貴方と同じように皆、苦しんでいる時がある貴方が輝いている人を見れるなら貴方も今を
鏡 さん作 [235] -
旅の記憶(アイドリング 2 )
聡は性格からか、人を余り寄せ付けない。学生の頃は友達も居たのだが、会社勤めになり友達とは疎遠になる。会社は年上の大人ばかりでアフターは居酒屋で…これでは仲良く馴れない。だが、聡は良くも悪くも、寂しさから誰かを求める様な性格では無いのである。この性格のおかげで徒党を組んで走り周ったりする事は無かった。聡は、自分の能力以上の力で走れるバイクが好きなだけだった。二十歳の頃まで一人で走り回り、世間と自分
ヒロ さん作 [413] -
旅の記憶(アイドリング 1 )
バイクに乗るには色々道具が必要になる。聡は会社の帰りにバイクグッズショップによってみた。ヘルメットにグローブと買い揃えたものの、ショップの中を歩いて見ると、あれこれ欲しくなる。しかし、アウトドアコーナーの所で聡は教習所で話をした青年の言葉を思い出す。(一人で旅かぁ…余り現実味が無いナァ)暫く考えていたが、ニヤリと笑いその場を立ち去る。聡のバイクライフと言えば、近くの、山や海への日帰りコースと、庭
ヒロ さん作 [346] -
歌いたい
キャーーー夏休みにあるアイドルのコンサートに行ったときの事。『うわあーっなんやこれ!』初めての京セラドームに感激した。『天井たっかいなあ』そんなことしか考えていない13才、あることを機に運命が変わる『えぇー!こんな10人もおらん人らを見に4万5000人もくんの〜?』もの凄い衝撃を受けたのを覚えてるコンサートが終わって私 『なあ。おかん!うち歌手なるわ』母 『寝言は寝てから言え』私 『寝言やない
あーな さん作 [206] -
11才の人形
「きゃははっ!」ああやって、毎日笑っていたのは多分。 小学4年まで、ぢゃぁなかったかなぁ?いや、もしかしてもっと前だったのかもしれない・・・・・。いつからだろう。そんな事を、考えると胸が痛くなる。ワタシの家族は、もとはものスゴイ仲の良い幸せな家族だった。でも、仲の良すぎたのが原因だったりして。パパは、これ以上ないのかというくらい優しいパパだった。だが、ワタシのパパは酒癖が悪くお酒を飲むたびにマ
ありさ★ さん作 [231] -
無
エピソード01 この世に分からないことがある。それは、数学や物理系だろう。だが1番分からないのは自分自身だ。と思った12歳の少年はアメリカで住むことを決めたのである。それから3年後の話である。 「この問題を…」と先生が生徒を選んでるいると 一人 外を見てる生徒がいた。「おい沢崎 外を見らず授業に集中しろ」「…。」 黙って先生を睨んでいた。 「司令代理!」「なんだ」「さきほどメイ力の反応が…」
AMATSUKA さん作 [346] -
旅の記憶(始動 4 )
台所で夕食を作る母さんから、バイクのカギを貰う時、母、君枝「事故には気を付けるのよ。」聡「大丈夫、分かってるよ!」聡のその言葉は本当に解っているのか…母の気持ちなど、到底理解出来ていないであろう。それは母、君枝は解っているだけに、心配が尽きない。母は、また外に出て行く聡を心配そうに、目で追うのでした。車庫の前、父はバイクを眺め、(良いなぁ、俺もまた乗りてえナァ)と思っていた。やはり親子なのだろう
ヒロ さん作 [367] -
旅の記憶(始動 3 )
バイクの契約を済ませ、納車まで10日間ある。聡はその間、バイクを買ったという興奮と、操れるのか?という不安が入り交える日々を過ごした。いよいよ納車日、聡は仕事に行くが、上の空。昼飯の弁当、何を食べたか覚えが無い。仕事が終わり、自転車で通勤している彼だが、いつもは疲れた感じでノロノロ帰るのだが、今日の彼は全力でペダルをこいで、家に帰った。家の車庫の前に一台のバイクが見える。聡は家に入らず、バイクの
ヒロ さん作 [397] -
蜜柑 その1
ガタン ゴトン ガタン ゴトン ガタン プシュー 何の変哲もない田舎列車。板張り、切れかけの電灯、割れたガラスをテープ止め。 進行方向に向いて右側は一席が皆前向きに並んでいるのに、左側は三席が互いに向かい合う形で固定されている。 設計した人間が何を思ったか知らないが、実に面倒な形だ。 薄暗い雲空。今にも降り出しそうな、冬の日。「ここいいですか?」 舌足らずな、どこか澄ました感
セキ さん作 [217]