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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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塾の光景。上
それは他愛のない塾の光景からだった。 佳子という何処にでもありそうな名前で何処にでもありそうな性格をしている女子生徒が教科書を盗まれたというのだ。 そして塾という現場に不慣れで役に立たない女教師が見え透いて無理をし犯人捜し、そして補導などという吊し上げ寸前の教師としての自殺行為を行うと宣言した時から平和だった今までの塾の光景からは考えつかない程の緊張が皆の中を走り、お互い腹の探り合いが始まった
防波堤 さん作 [328] -
キャッチボール 第49話
龍吾はロープをゆっくりと外しながら言った。そして僕をおぶり、救急車を呼んだ。きぬ医師会病院。僕のお父さんも駆け付けた。「岬…」心配しているようだ。まだ中学生の龍吾だが、医者に特別に病気の現状について教えてもらった。「まぁ…簡単に言えば精神の病気だな。ショックや何か酷いことを言われると、軽くうつ状態になったり、気を失ったりする事がある。今が最悪の気を失っている状態だよ。もしかして君…何か酷いことを
るー6 さん作 [367] -
流狼−時の彷徨い人−No.3
越後との国境までたどり着いた三郎と半次郎であったが、二人は目的地を目前にして窮地に追い込まれていた。 晴信は三郎の逃走路をいくつか予測し、その最終地点に兵を配置していて、その一つが三郎達の行く手を阻んでいたのだ。 敵の数は二十。三郎を連れての強行突破は無理だろう。だが、掃討するには数が多すぎる。 迷ってる時間もなかった。夜明けが近い今、長考すればそれだけで敵に見つかる危険が増す。「……半次
水無月密 さん作 [562] -
新築分譲マンションを建てるということ16
弱ったことになったと私は落ち込んだ気分で翌日出社した。そこへ、九州から本社へ戻ってきて張り切っている企画部長の石山部長が「おい、南君、あの物件のゼネコンは決まったのか?」と朝から人の神経を逆撫でるような質問を投げ掛けてきた。 不況と会社の財務状況の悪さのせいで、どの建築会社からも色良い返事がもらえず、この問題も私の頭を悩ませていた。
サウス さん作 [1,339] -
妄想デート【沙愛(まあ仔)編】(4)
私、唯沙と沙愛(まあ仔)さんはお腹の満足感に浸りながら赤れんがを後にした。テケテケ歩きながら今やっている映画は何かと話ながら景色を楽しむ。ワールドポーターに着くと映画の時間と上映中の映画をチェック☆ 気分はもう買い物ではなく映画だ。そして2人で選んだラブストーリーの映画のチケットを購入。いいなぁ学割か…と心で思って映画館に入って行った。もちろんポップコーンとジュースを手に持ってね♪ …映画をみる
唯沙 さん作 [415] -
夕焼けの女の子
「無関心なのと寛容なのは違うんですよ。」そんなことを言った女の子がいた。「さしずめキミは無関心のほうだね。」図星だったのか、そんなこと考えたこともなかったのか、とにかく僕は何も考えられなくなってメガネ越しに笑う彼女を見ていた。西日の射す教室でその子は儚げで、時が止まったみたいにその情景は頭から離れない。季節の変わり目のなか、夕焼けを見てそんなことを思い出した。ちょっとしたノスタルジー。
くろペン さん作 [501] -
信用されない女-Fin-
タイミングが悪く、あたしを心配した由佳が医務室へ…そこであたしは冒頭の言葉を由佳に言われた。あたしは初めての親友、由佳を失う事になったが由佳は孝之の浮気に気付いた。あたしが由佳にちゃんと孝之の本性を教えてたら、由佳は孝之の事や、あたしの事で傷付く事は無かったんだよね…由佳ごめんね…あたしがちゃんと言えたら良かったのに…ごめんね…ごめんね…
ちび さん作 [347] -
信用されない女?
それから何度となく孝之にビデオや写真を返してくれと頼んだがダメだった…。そして今日…ばったり医務室で孝之と会ったあたしは返してくれとせがんだ。すると孝之は「今ここでヤらしてくれたら返してやるよ」とニヤリと笑った。返して貰えるなら。と思ったあたしは孝之に抵抗などせず、ひたすら「早く終われ、早く終われ」と繰り返し頭の中で唱えていた。
ちび さん作 [369] -
信用されない女?
資料室に着くとすぐ孝之はやって来た。見知らぬ男たちと…ここからは、想像するに難くないと思う。あたしは見知らぬ男と孝之に輪姦されビデオや写真も……資料室を出ようとするあたしに孝之は「余計な事は考えんなよ〜」と言って笑っていた。悔しさや悲しさが入り交じった気持ちで泣きながら、あたしは資料室から走って逃げた。
ちび さん作 [334] -
信用されない女?
由佳は、あたしにとって初めて出来た親友。だから由佳の為なら何でもしてあげたいと思った。由佳を泣かせる奴なんて許せないって思ってた。だから、あたしが初めて孝之の浮気に気付いた時あたしは孝之に激しく詰めよった。それから数日後あたしは孝之に資料室に呼び出せれた。「あの事で話がしたい」と…今、考えれば今時、誰も使わない資料室なんかに呼び出された事を変だと思うべきだったんだ…
ちび さん作 [333]