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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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光(1)
親からすてられた子供は人ではないと思う。始めのうちはそんなことを思ったりはしなかった。だけど日がたつにつれて服が、体が汚れていき周りが僕を見る目がかわり、何もしてないのにまるで存在してはいけないような目で見始める。人目がつかないようにと移動した路地裏は少し寒かったけど周りの邪魔にならないだけ少し嬉しかった。ある日僕は仕事に苛立つ大人に見つかってしまった。人目がつかない場所。身なりの汚ならしい、明ら
えびてんさん作 [357] -
シャドーオプス15
任せろか… 悪いが、お前らCIAの任せろは信用できないんだよ… の、言葉をぐっと飲み込んでタックが用意したボロボロの車に乗り込んで秘密基地を後にした。 「こう言っちゃ悪いが、奴らは信用できないなあ相変わらず」チェスがボソッとバックシートに身を潜めながら呟いた。 「そうだな…」 僕は首の後ろに鉛の様な重さを感じながら周囲に注意を向けながら車を走らせた。 CIAは世界一巨大な諜報機関と言っても過言では
ハバネロペッパーさん作 [383] -
生戦 弐
マコトが死んだ。正確には自殺した。遺書も残してあり、謝罪と呪詛の両方を兼ね備えていたらしい。遺書を読む前に檻の中に入れられた。自殺した者を無死者と呼び、無死者の家族や親戚を志願者と呼ぶ、と法律で決まった。志願者は特殊な刑務所に集められる。そして人権がなくなる。マコトが死んでから半日弱で警察が家に来た。人数が異常だった。それと志願者を乗せる輸送車みたいのが来た。本物をよく知らないが、人が乗るようなも
佐伯 臨さん作 [332] -
シャドーオプス14
「子供達はどうするんだ?」 バフがマスターを立たせながら聞いた。 「保護する。こんなにされて…」 年端もゆかないこの子達の未来を思うと、無性に腹が立つ。 「行くぞ!」 マスターの車に全員乗り込みその場を離れた。 子供達はCIAが保護するはずだ。ともかく、マスターをCIAの秘密基地へと連行しなければならない。 但し、細心の注意が必要だ。 さもないと、ファルージャでのブラックウォーターの連中の惨劇を再
ハバネロペッパーさん作 [403] -
シャドーオプス13
新月から二日目 まあ、悪くないタイミングだ CIAからの情報では、マスターはあと30分程で戻るらしい いつもの何とも言えない嫌な感覚が全身を駆け巡る 不安と恐怖と緊張と訳の分からない正体不明の高揚感 正常なストレス反応だ こういう時にはその反応を素直に受け入れ、震えるなら震えきることだ ピークを迎えれば、逆に落ち着いてくるふー… 静かに長〜く息を吐き出す 身体がスタンバイOK!のサインを出す 〔J
ハバネロペッパーさん作 [556] -
シャドーオプス12
まずい! ティームの者全員が焦った。 少年を何とかしなければ、近くにいるイラク兵にしらされてしまう。 早く捕まえて、飴やらガムでなだめすかすか、もしくは…殺す。しかし… マクナブ氏は書いている。 そんな事をして、一生悪夢を見続けるなんてまっぴらごめんだ また、別なところでこうも言っている。 我々はSS(ナチス親衛隊)ではなく、 SASなのだ、と。さて、話を戻そう。 「バフ、銃は何だ?」 バフは銃器
ハバネロペッパーさん作 [392] -
子供水先案内人11
「やぁ、呼んだのは君かな?」そこは病院の屋上だった。暖かな日差しの割には風が強く、長い時間いると肌寒い。おじさん「誰?」と言われても、「呼んだのは、君と、もうひとり女の子・・、ここにいるはずなんだが。」と、頭をかいた。おじさん、「ひょっとして、死神?」男は口と目をいっぱいに開いた。お、おいおい。「人聞き悪い事言うなよ。俺は人の命を取ったりは出来んのだぞ。」「最初は皆そう言うよ。」う、「・・・。」な
Joeさん作 [345] -
シャドーオプス11
「じゃあ、今回の作戦に関して僕から説明する。まず、閃光弾は使えない。近隣の住民達には気づかれてはならないからだ。カーボーイ的な突入はしない。完全なサイレントオペレーションだ。それと、みんなもわかっているとおり、リーダー格…マスターは生け捕りとする。あとの二人は…」 「制圧…だな」バフが微かに眉間にシワを寄せながら言った。 制圧…すなわち、射殺だ。 皆、胃が重いのだ。 巷では、特殊部隊員に関する勘違
ハバネロペッパーさん作 [385] -
闇の蝶「闇の蝶見参!」4
夕暮れ時のオフィス街。 それぞれのビルに就業の動きが見られる。「終わったぁ!」 5時から男ならぬ、5時から女。「…こら芝野。頼んでおいた明日の朝一から会議で使う資料、コピーしておいてくれたのか?」 課長の谷川が有希を呼び止めた。「課長。私を誰だと思ってるんですか?もちろん…」「…まだなんだろ?」「はい!」 元気な返事をする有希。「馬鹿もん!お前に頼む事だと考えて朝から頼んでおいたのに」「…あの…。
柊 翔さん作 [634] -
シャドーオプス10
CIAからの指令が届くまでの3日間、僕は可能な限り情報収集をしていた。 ターゲット周辺の状況や住民達の素性、ターゲットの間取りから入り口、窓の数、出入りする人間。 そして子供達の様子。 おおよそ10歳から13歳あたりの男の子が三人と、同じく10歳位の女の子が一人。 彼等はみな麻薬漬けにされ、映像と言葉により洗脳されていた。 こんな幼い子供達を麻薬漬けにするなんて… 湧き上がる怒りを僕は必死で抑えた
ハバネロペッパーさん作 [372]