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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

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    ビルの10階 角部屋東向きの窓からは、人身事故多発の快速電車が見える隣りの部屋は冷房の効いたリビング流しで水がシンクに落ちる音が微かに聞こえるギシギシと鈍い音のするベッドにジャンプして仰向けになる枕が呼吸を妨げるううん、私が息を止めてるのかもぐるっと半回転して天上を見上げるこれが私の世界『………退屈…』春風が吹く明るくそして切なくピンク色の紙吹雪が飛ぶ心が割れ、片割れが去っていく痛みにも似た
    メアリーアン さん作 [170]
  • 雨に潜む淋しさ

    涙のせいで、目の前がかすんで見えた。「お父さん…」私の息子が震えながらぽつりと言った。その声には、暗い淋しさが混ざっていた。窓の外は相変わらず雨が降っている。「けんじ……。元気でな」唇が震えて、私の声はかすれた。息子のけんじは、私ではなく、母親である由美子を選んだのだった。けんじがじっくりと悩んだ末に出した答えなのだ…。だからもう私は、けんじの父親ではない。「お父さん、またお母さんと一緒に……。
    hiro さん作 [575]
  • 質問〜木村蜜実

    毎日あっついですね(>_<)木村です☆初めてこんなコト書くんですが………皆さんはどんな時に作品を書いてらっしゃいますか???木村はとても気分屋なので、いつでも、どんな時でも書いてます…(仕事中はやんないよ)今も、歩きながら投稿してます買い物中です(*_*)あと…みなさんの作品も楽しく読んでます☆みなさんすごくて…木村はみなさんの作品大好きです♪
    木村蜜実 さん作 [518]
  • 僕の闘病日記 3日目 パート2

    前に母がこう言った。『あんたは、特別なんや。今ないもんは、少しずつ手に入れたらええ。』そう。感情を少しずつ手に入れるタイプの子らしい。ちなみに今持っている感情は、楽しい、寂しい、つらい、喜ぶ、恨む、気持ち悪い、気色悪い、の7つだ。けっこう揃ってきた。でもまだ足りない。噂で聞いたのだが、他の人は怒るという感情があるらしい。でも僕にはない。だから僕は怒った事がない。学校で友達に、鉛筆を貧乏削りにされ
    フローラル さん作 [280]
  • 僕の闘病日記 3日目 パート1

    母が死んで三日が過ぎた。僕は覚えたての寂しさという感情に、いまだ振り回されていた。 僕は大阪市内に住む14歳。まだ毛が生えてきたばかりの年頃の男だ。 母の死、お通夜、葬式、喪服のコーディネート、坊主のブッキング…。若干14歳である僕でも、身内が少ないせいか慌ただしい日々が続いた。 少し落ち着いた三日目。僕はいつものジュースを飲まされ、またあの病院に戻された。 院内は前と同じくとても静か
    フローラル さん作 [268]
  • 結末

    私を手に入れようと必死なあなたと私が出ていかないようにと必死なあなたと揺れるこころと此れまでと現実とおそらく愛情と非現実と此れからと此処から出れない私と
    えり さん作 [427]
  • 宇宙最強の戦闘員

    起きた瞬間、俺が見た世界は真っ白だった。「目が覚めたかい。」真っ白な白衣を着た眼鏡の男が言った。「ここは何処だ?」クラクラする頭でその質問を俺はした。「これは、驚いた!君は意識が明確なのか。ここはただの秘密結社。そして、君はただの戦闘員。」俺は、いつのまにか近づいて来ていた男の顔を殴った。「はかせ〜。前、造った怪人のバズーカの調子が悪いみたいですよ〜。」いきなり入ってきた白衣を着た男が部屋の様子
    卓上の馬 さん作 [371]
  • キャッチボール 第26話 〜逃亡〜

    「お願い。転校しないで。オレ…みーくんがいないとダメなんだ。」「……。」「オレ…みーくんとずっと友達でいたいんだよ。」僕はうつむきながら、「転校…僕もしたくない。でも…」「でも?」「僕の意見なんか…今の家族じゃ聞いてもらえる訳ないし、転校は…強制的にさせられるかもしれない。どうしよう…。」龍吾は泣きながら、「オレが行かせない。大丈夫。もし行くことになったら、オレが行く直前に車から引きずり降ろして
    るー6 さん作 [189]
  • キャッチボール 第25話

    その時、「やめろ!」龍吾が咄嗟にかばってくれた。「やめて下さい。お願いします。」「お前には関係ないだろ。」「みーくんは!バットで殴られることが怖いんです。」「知るかそんなもん。」龍吾は僕を必死にかばってくれた。なんて表現したら分からないくらい、嬉しかった。「みーくん。こいつと一緒に行ってはダメだ。逃げるぞ。」龍吾の目は、何かを決意したかのように鋭かった。「う…うん。」「大丈夫か。」龍吾の方が痛そ
    るー6 さん作 [197]
  • 「summer time」 No.1

    夜明け前のうっすら明るい空と、潮の香りを運ぶ心地よい風。港町にそびえる一軒の家。二階の窓から海を眺める陽介。「今日もいい天気になりそうやなー。」背伸びをして窓を閉める。「陽介ー。ご飯できてるよー!」「おー。」母の呼びかけに返事をし、階段を降りる。木村陽介、25歳。一年前に父を亡くしてから母と二人暮らし。「おはよ。もう時間でしょ?早くご飯食べて準備しなさいよー。」椅子に座り味噌汁をすする。「あー、
    アルパカ さん作 [243]
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