トップページ >> ノンジャンルの一覧
ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
-
空中楽園
ちょっとした気晴らしのつもりで 彼は飛行船に乗り込み 世界に名高い'歓楽街'へ向かっていた。その'歓楽街'は砂漠の真ん中にオアシスの様に浮かんでいる筈だ。もっとも 今や大陸のかなりの面積を砂漠が占めているけれども。海と言われる水部分の面積は増しているに 陸地は砂漠化が進んでいる。末期症状…という単語が浮かんで あまりに芸がなさすぎると彼は苦笑した。彼はある都市に学会に出席するために滞在していたが
Beno さん作 [353] -
僕の闘病日記
一時間ぐらい前に目を覚ました僕は、病院のベッドの上にいた。 僕は大阪市内に住む14歳。まだ毛が生えてきたばかりの年頃の男だ。 なぜだろう。確か今日はテストで早く終わったから、12時にはいつもの駄菓子屋の前にいた。僕は下校途中にいつもその駄菓子屋に行く。母を待つためだ。 母は87歳。専業主婦をしている。みんなは、おばあちゃんとか馬鹿にするが、僕にとってはたった一人のお母さんだ。僕を産んだ
フローラル さん作 [381] -
キャッチボール 第24話
龍吾は振り落とされてくるバットを両手でおさえた。でも…。「いってぇ…。」力一杯振り落としてきたため、腕にかけて痛みが走る。「そうか。痛いか。」「くそ…!」「龍吾…。」僕は力なく龍吾を呼んだ。「大丈夫…オレが守る。」僕は龍吾からもらったグローブを抱きしめ、必死に痛みをこらえた。「じゃあ、もう一発!」龍吾は何とかよける。しかし龍吾は腕を押さえている。これでは龍吾にバットが当たるのも時間の問題だった。
るー6 さん作 [207] -
命と笑顔6
人間にたりたい 女の子は、願った 命が欲しい 笑顔が欲しい 大事な物が欲しい 心が欲しい涙が欲しい 友達が欲しい 家族が欲しい 神様 お願い人間に……なりたいの
雅です。 さん作 [168] -
Viola
ねぇ、ビオラ?君は今幸せに?ねぇ、ビオラ?君は今何を考えてるの?ねぇ、ビオラ?君はいつかいなくなっちゃうの?ねぇ、ビオラ?ずっと一緒にいてよ?君は私の一部だから居て当たり前の存在なんだよ。凄く大切で、凄く愛おしくて…でも余り構ってあげられなくてごめんね。独りにさせてばかりでごめんね。だけど大好きだよ。
maturi さん作 [519] -
一輪の花
突然、日本を襲った不況という名の波そのせいで、職を失う人たちが沢山いた。この物語はそんな人たちを支え続けてきた一人の少女の物語である。「みんなお腹がすいてるの?」その少女は尋ねた。誰も反応しなかった。いや、反応する気力がなかったというほうが正確な表現だろう。そこは職を失った人たちが集まる場所だった。少女は誰も反応しなかったので、困り果ててしまった。その時、誰かのお腹が鳴った。少女はそれを聞いて、
山口祐平 さん作 [170] -
命と笑顔5
私まま ぱぱ おねいちゃんに会いたいココは 暗くって 一人ぼっち どうして?手が!手が!いや 私…消えちゃうの?いやあああああああ女の子は 叫んだ死にたくない 女の子は、無表情で 泣いた な…みだ……?私は 何…?「あなたは 人間じゃない」誰… 私は 私は 人間 だって 女の子は、湖に顔を 浮かべたッ!女の子は びっくりして 声が 出なかった 私は ロボット…?
雅です。 さん作 [162] -
キャッチボール 第23話
急すぎて話がよく分からない。僕の頭の中はパニック寸前だった。「行くぞ。」相変わらず運転が荒い。車が西中の前で止まった。すると父がまた、「どうする。ここで痣だらけになるか、とっとと転校するか。選べ。」僕は、殴られる方を選ぶしかなかった。こんな人…父でもなければ、もはや人間でもない。またあの時の記憶が蘇る。だけど…転校したら僕も悲しむし、龍吾も悲しむと思う。「いいよ、殴って。」「ほぅ。」バットが…振
るー6 さん作 [211] -
あなたのために…
今年は例年より早い梅雨明けだそうだ。教室ではみんなうちわかシタジキ。『うだる』って言葉はこういう時に使うんだろう。学力でいえば中の中。天才高校生プロゴルファーのように世界と戦うわけでもなく、ただ毎日をすごしている。別に思い出したい訳じゃない。だけどこの季節になるとどうしても思い出してしまう。母が家に帰ってきたのは、いなくなってから一ヶ月後。母の顔は白く、なぜか箱の中で寝ていた。父が泣いていた。初
Re: さん作 [161] -
あなたのために…
『れいねんよりはやいつゆあけで…』テレビの音が隣の部屋から聞こえていたのを覚えている。僕が幼稚園ネンチュウの夏。母はいなくなった。
Re: さん作 [156]