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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • タイムマシン

    変わらないね。同窓会での席で、千尋は言った。中学を卒業して、もう19年経って言われた一言は、嬉しいのか?なぁ。私は勉強が嫌いで、全くやらなかった。英語は「アッポー」で止まっているくらい。千尋の成績はクラスでも、3番目位かな?まさか告白してくるなんて、思いもしなかった。もし、タイムマシンがあるならあの日に帰りたい。千尋と一緒に下校したあの日。何を話したかなんて、覚えちゃいないが、当時の私は純粋だっ
    旅人 さん作 [227]
  • キャッチボール

    プロローグ「ありがとうございました!!」大きな返事と共に、野球の練習が終わった。「今日はちょっときつかった。マジ疲れたし。」汗をふく飯岡龍吾。野球部のエースピッチャーとして頑張っている。短めの髪型、普通の体格、だけどバカ。といういたって普通の石田中の二年生である。「じゃ、一緒に帰ろうぜ。」友達から誘われ、龍吾は「おぅ!」と言って、帰ろうとした。その時、「龍吾!体育倉庫のカギ閉めてこい。」顧問の鈴
    るー6 さん作 [288]
  • 夜に咲く華〜華の編12〜

    その頃、華は連二郎に圭吾との事を聴かれていた。「どんな関係かって、太一さんの友人で日本に着いたとき知り合って昨日出掛けただけよ。すごく素敵な人で優しいのよ」まな娘の口から他の男の褒め言葉を聞いた連二郎はおもしろくない顔をした。「とにかく、結婚なんてまだ早い。その男とも会うな」華にそう言い、仕事に行くための仕度を始めた。「お父様、横暴よ」そうは言ってはみたが先程の圭吾の母親の異様な態度を思い出し華
    岬 登夜 さん作 [319]
  • はじまり

    いつまでもアナタに憧れる気持ちを心に秘めたままそれが毎日の頑張ろうってチカラになっているんですアナタの声がはじめて聞こえたあの頃のわたしは泣いていてちいさな光だったけれどセカイが広がったあの瞬間がずっと残っているきっとたどり着くよ
    さん作 [413]
  • 人生の味[終]

    しばらく歩いた後、ふと僕は空を見上げた。この曇り空の上には、見えないけれども、確かに青空が広がっている。一見は進んでいないように見える僕達の人生も、見方しだいで楽しい明日がやってくるのだろうか。そう考えると、それまではくだらなかった明日が、急に待ち遠しくなった。注ぎ込む太陽の光に僕は目を覚ました。1999年8月1日。やっぱり地球は滅亡なんてしなかった。あの話題も世間から消えつつあるようだ。相変わ
    ニコル さん作 [452]
  • 人生の味[3]

    学校が終わった帰り道、僕は歩道沿いに一輪だけ白い花をつけた樹木をみつけた。しばらく見ていると、ふいに後ろの方から声が聞こえてきた。「それはなぁ、ニセアカシアって言うんだ。」ふりかえると白い髭を生やした、八十歳前後のおじいちゃんが立っていた。「ニセアカシアの木は、六月初期に花をつけるから、今ごろはもう散り終わってしまっているはずなんだがな。」「どうやら、開花を逃した一輪が、今頃遅れて咲きだしたみた
    ニコル さん作 [408]
  • 人生の味[2]

    四限終了のベルが鳴り始めた。だいたいこれくらいの時間にいつも僕は準備を始める。準備と言っても、教科書だとかじゃない。これからやってくる長い昼休憩に対してだ。学校の昼休憩の時間にはちょっとした駆け引きがある。女の子達は仲の良いもの同士で集まってご飯を食べ始め、その集団からはみ出た子達は自分と同じ境遇の女の子を探して、ひとつランクの低い集団をつくる。はみ出し物の男子達は、落ち着きなくきょろきょろした
    ニコル さん作 [415]
  • 人生の味[1]

    鳴り止まないアラーム音に、僕はようやく重い頭をもちあげた。窓の外では、曇りがかった空の上に、顔を出したばかりの朝日がちらついている。1999年6月30日。世間では例の大予言者の話題で持ち切りの時期。どうやら大人達には、よっぽど刺激が足りないらしい。そんな事を考えながら、僕はいつもと同じように通学準備を始めた。ただただ続く日常の中で、今日も僕の長い一日が始まった。
    ニコル さん作 [445]
  • 夜に咲く華〜華の編11〜

    「ご両親もおいででならぜひ一緒に…」圭吾の母親の言葉を二階の華や紅に伝えると、太一はとりあえず圭吾の母親を一階の居間に案内した。いつもと感じの違う圭吾の母親に太一は胸騒ぎを覚えた。「華さんに何の様なんですか?」お茶を出しながら太一は聞いた。「圭吾の、あの子のお嫁さんになってもらおうと思って」圭吾の母親の言葉に太一は驚く。「嫁って、あの、だって圭吾は…」先が永くないと言いかけて太一は口を紡ぐ。そこ
    岬 登夜 さん作 [207]
  • 出口なしの愛

    今朝もぼんやりと何処かで殺されているかもしれない人のことを考え、穏やかな気持ちになった。ありとあらゆる種類の拷問。左右から切り裂かれる人の体。ひとしきり想像するとそれにも飽き、今日作る朝ごはんのことを考えた。そうだ、覚えたてのプッタネスカがいい。黒オリーブとケッパーとアンチョビをたっぷり入れてイタリア人の気分を味わおう。オリーブオイルの中に細かく刻んだニンニクを入れる。左の頬がピクピクと痙攣する
    うぴ さん作 [209]
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