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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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〜カリスマ〜
ミカはドラマ撮影の出待ちの時間を少し持て余していた。共演者やスタッフの人たちとも話をすることもなく 独り、物思いに耽ていた。 濱田ミカ まだ18になったばかりの この物語の主人公である。彼女は幼い頃から芸能界に憧れ その中でも女優になりたいと強く思い続けてきた。 様々なオーディションなどを経て 脇役などではあったが 少しずつ、ドラマや映画などの仕事もこなせる様になり 周囲の人々からも 順
ワイズ さん作 [248] -
漆黒
自分はなんの為に存在し生き、るのか、そして死ぬことに対して恐怖が産まれ死にたいのに死ねない自分が鏡にうつりそれを見る自分は惨めで嫌いだ、自分はこれからも惨めな自分を見ながら無駄に生きって行くと思うと今すぐにでも死を受け入れる覚悟だ覚悟って言っても現実からただ逃げる為の口実か又は死ぬば楽にられると思ってるだけかも知れない自分自分は現実から目をそらし逃げ続けるだけの愚か者だ愚か者は生きって良いのかそ
名無し さん作 [386] -
美しい命
絵の具を塗りたくったような真っ青。空に張り付いて取れやしない。じっと見ていると吸い込まれるから、私は下を見ながら進んだ。土、もぐら、蟻、ダンゴムシ。私の足元では生命がひしめいていた。踏まないように歩いた。でも、目に見えない小さなダニは、この足の下で短い生涯を終える。生命は美しい。野性動物の筋肉の躍動感、木陰で奏でられる虫達の愛のメロディ。私は傷つけたくなかった。だから立ち止まることにした。これ以
拾諸填 さん作 [402] -
黒い友達
僕には1人だけすごく仲良しの友達がいる。逆を言えば、その1人以外は、誰も友達がいない。その僕の唯一の友達とは、とても小さな頃から仲が良かった。僕はその友達を「黒ちゃん」と呼んだ。黒ちゃんは僕と同じで、僕以外に誰も友達がいないらしい。その証拠に黒ちゃんは僕としかしゃべらなかった。だから僕らは、小学校へ行くときも、放課後に遊ぶときも、いつも一緒だった。「公園で遊ばない?」僕がこう言うと、いつも必ず同
hiro さん作 [742] -
慟哭
喉が裂かれるほど、叫んでも体が痺れるほど、喚いても君を殺すには――――足りなかった。荒ぶる感情を抑えることさえ、考えずに君を傷つけていく。君はなされるがままに、罵声をぶつけられていく。もっと苦しめばいい。それほど、君がした罪は重いのだ。自分の狂態を晒すことに抵抗はない。それで、君を苦しめることができるのならば、僕は喜んで、吐きだそう。醜い胸奥を見せてやる。穢れた本性を聞かせてやる。君はそれを受け
竹村 さん作 [283] -
主人と奴隷の俺。
「その死刑囚買った。」「あん?」俺は鉄格子の向こう側にいる少女を睨みつけた「ささっと出なさい。今日から私が主人よ」勝ち誇った顔で少女は俺を見上げている「なにバカな事いってんだよ」21才殺人鬼死刑囚この時から俺の第2の人生が始まった
なえとる さん作 [330] -
堕ちる
私が物心つく頃には毎日、一台の黒塗りの車が我が家の玄関先に横付けされていた。私の父は当時、大学病院に勤務していてキョウジュという役職だったことを母親から聞かされていたし他の親戚からも何かの集まりがあれば必ずその話はでたものであった。
姫路葉子 さん作 [260] -
俺とお前の三日間 Last day 2
死ぬ、そう思った時、身体が何かに突き飛ばされた。…メシアだ。メシアが、いつの間にか俺の手から離れて、全身全霊を込めて俺を助けてくれたのか?しかし、メシアは俺の元居た場所にいる。このままだとメシアが!「メシア…!?メシアーーーーッ!!」俺の叫びも虚しく、メシアは鉄骨の下敷きになった。「…本当ならあれで死ぬのは貴方だった、けど、あの子のおかげで貴方の寿命はまた少し延びた」メシアが俺の代わりに死んだ、
鏡 恭弥 さん作 [457] -
俺とお前の三日間 Last day
朝、もふもふした感触で目を覚ます。横には黒猫、そいつがほお擦りしている。この子はメシア、俺の家族だ俺はメシアご飯をあげた。メシアは美味しそうに食べた。メシアの喜びは俺の幸せだ。メシアが食べ終わると、俺は食器を下げて、メシアを撫でた。メシアも俺を舐めた、友情の証だ。それから、俺はメシアを抱き抱え、散歩に出かけた。…この時、俺は今日死ぬことをすっかり忘れていた。もし覚えていれば、散歩なんて行かなかっ
鏡 恭弥 さん作 [261] -
俺とお前の三日間 2nd day
朝、生暖かい感触が頬を伝い、目を覚ます。横を向くと、黒猫がじーっと俺の顔を見つめている。昨日、俺が拾った猫だ。名はメシア。孤独、恐怖、不安から俺を救ってくれた、まさに俺の“救世主”だ。俺はメシアの頭を撫で、キッチンへ向かった。冷蔵庫からミルクと魚を用意し、メシアにあげる。メシアは可愛く「ニャー」と鳴いて、食べ始めた。…和む。メシアが居ると明日で死ぬかもしれないなんて気にならない、怖くない。…メシ
鏡 恭弥 さん作 [257]