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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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俺とお前の三日間 1st day
朝、全くやる気が出ない。昨日の出来事は夢ではなく、俺の服に付いていた死神の羽根がそれを物語っていた。俺は会社に辞表を出して、家でゴロゴロしている。明後日には死ぬかもしれない、そんな中で仕事なんか出来るものか。…しかし、暇には勝てない。俺は今、路地裏にいる。昨日の場所だ。これは日課のようなもので、一日一回は来るようにしている。今日もここは面白みのない場所―――\r「ニャー」―――のはずだった。…声
鏡 恭弥 さん作 [293] -
俺とお前の三日間
ある日の夜、俺は歩いてた。人の居ない路地裏を、ボーッと歩いてた。すると突然、目の前に女が現れた。15歳くらいの少女で、銀色のロングヘアー。俺はその少女が現れたことに驚いたが、それよりも驚くべきものが…両手で持っている巨大な鎌―――\r驚きと恐怖で声が出ない、動けない。そんな俺をよそに、少女は語りかけてきた。「私は、死神。貴方に死を知らせにきました…」死神―――嘘だと笑い飛ばしたいが、鎌や服装や登
鏡 恭弥 さん作 [316] -
うそつき
人生は儚い。「うそつき」言葉を口にする。喉がからからに渇いていた。「お前はうそつきだ。俺より先に逝くなんて」目頭が熱くなる。『オレ、兄貴の最期、看とるから』さっきそう言った弟の顔がまざまざと目の前に浮かんで見えた。弟の死顔はとてもきれいだ。まるで交通事故とは思えない。「高橋さん。そろそろ病室に戻った方が」看護師が心配して声をかけてくる。末期がんで余命一ヶ月の俺より先に逝くなんて…。人生というのは
拾諸填 さん作 [405] -
ちいさな願い
アナタに逢いたい気持ち抑えて僕は旅をはじめるよいつか僕の名が届くようにアナタに逢えなくていいなんてきっと嘘怖いだけなんだ僕の名が、存在がアナタに届くなら逢えなくてもいいって嘘をつく心が泣いてるでもそれが僕の願い
透 さん作 [489] -
存在
強い憧れはときに自分を縛るから要らないモノはほとんど捨ててしまった「夢」と言ってその場所へ翔けてゆく今の自分には夢を抱いたあの過去だけ強くなくていい淡いままの憧れでいて逢えなくてもせめて届きますように
透 さん作 [405] -
堪
たくさん並べてみたけどどの言葉にもあてはまらなくて辛いとか苦しいとか口にするのはもう飽きた涙は出そうな時何度も涙をこらえた何よりその我慢がいちばんつらかった
透 さん作 [373] -
貸してください
「貸してください。あなたの心を」 男は唐突に言った。 心を貸せとは、どういうことだ。 「少しだけでいいんです」 少しと言われてもお金じゃあるまいし。 「本当に、少しでいいんです」 一体、何を考えてるんだ。 「駄目ですか?」 そう言われても。 「この世界には、心の隙間が、ある人が大勢います。私は、それを少しでも埋めたいだけなんです」 成る程。
キャロルの秘密 さん作 [761] -
目
目。 身体の部分で一番心を表す場所。 明るくキラキラしてる目。そんな目は人を幸せにしてくれる。 何か卑屈な事ばかり思い詰めてる目は氷のように冷たい目をしてる。 あたしが一番好きな目は動物の目。 虎やライオンなどの肉食系の動物は獲物を追う鋭い目。 キリンや象は何事にも大きく構えた余裕のある目。動物園に行くと、多種多様の動物に出会える。目を観察すると、イメージだけれど気持ちが見抜ける。 犬の目。人が
ミザリィ さん作 [370] -
五月雨
雨はひたすら降り続ける地面を叩きつけ葉を濡らすこんな静かな日は雨が似合う私は立ち止まるあることに気づく私の周りには いわゆる別格が多い世間的に成功者 勝ち組という括りの友人がいる離れていても こんな小さな街にいても 不思議と繋がっていく特に最近そう思うのだ一方私はといえば…普通の主婦普通の生活落ちぶれた仕事?をしている‘このまま小さくまとまってていいのか?’と何度となく問いかけるまだまだ上にいけ
サクラ さん作 [648] -
ある日@時空>2
事は入学式にさかのぼる。たわいもない校長の話しに飽き飽きしつつ、かろうじて居眠りすることなくクラス発表となった。あ〜やっぱり自己紹介は緊張するものだ…正直面倒だったが、無難にこなした。さあて、ゆっくりクラスメートの名前でも聞き流そうとした…しかし。【ガタッ】?なんだ?「みんなつまらないわね…もっと面白いことでも言えないのかしら?」…は?俺は仰天した…かなりちんまりしたお人形…いや、少女が立ってい
深紅連 さん作 [372]