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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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lilys?
俺たち3人は、海沿いに道路を歩きながら話した。登「俺、有賀登美雄!3組!」里「俺は里西照太、6組やよ。」登「知っちょっし〜あんた有名人やわ!なっ、成!」成「あぁ、知ってる。よろしく」里「俺も二人とも知っちょっよ。でも、じょうって、名字?名前?」成「・・・あぁ、名前。成功の成、でじょう。安達成。1組」登「成って名字安達って言うと!?初めて知ったし!ってかなんで俺らのこと知っちょって!?」登美雄の問
m710 さん作 [213] -
lilys?
また今日も登美雄と非常階段で煙草をふかしていた。登美雄が呼んだ。登「成、じょーう!あれ見てあれっ」成「・・・あいつ」そいつが誰かはすぐわかった。成績優秀、スポーツ万能、いわゆるイケてるルックスに、イケてるスタイル。長髪。こんなはみ出してる俺にさえ、自然と耳や目に情報が入り込んでくるほど、学年1目立つ(モテる)男、里西照太だ。問題はそんな優等生が、授業中のこの時間に、体育館裏のボロ小屋でコソコソと
m710 さん作 [205] -
lilys?
今日も退屈な毎日の始まり。第一校舎三階の端、美術室の隣から連なる非常階段。金髪の奴がまたチャラい女を連れてイチャツいてる。女はいつも違う気がする。奴「よっ、成」成「おう」奴「あんたもう授業戻りー」女「え〜」女は不機嫌そうな顔をして、俺をにらみつけるように戻っていった。奴「あの女も飽きたぁ」ぼやく金髪は登美雄。有賀登美雄。俺たちは宮崎県立犬町高等学校の2年生だ。この学校は、創立80年を越える、伝統
m710 さん作 [225] -
スパイラル 借金と…
離婚したい程ではないが、隙間風の吹き出して来た子供のない夫婦。 何故か友達以上に仲の良い嫁とその母娘。 何かと母親似で口うるさい娘が一郎の嫁なのだ。 ある日一郎は車で接触事故を起こしたがそんな事を嫁に知られたくないばかりに保険も使わずに修理代金の全額を支払った。それがスパイラルの始まりとは知らずに…。自分の車は見た目何とも無く、相手は少しバンパーがへこみ後日交換修理費用十二万円払った。 「一郎、
セイハク さん作 [521] -
ある日曜日に。
学校も塾も何の予定もない日曜日。なんとなく勉強してなんとなく窓から空を見た。青くて広くて綺麗な空だ。鳥が鳴いてる。飛行機がとんでいる。ずっとずっと空を見ているとなんでもできるような気がする。きっと不安が消えてしまうのだろう。私は窓を全開にして深呼吸してみた「気持ちいい」…うーんやっぱり寒い。もう春なのに…窓をおもいっきり開けるとなんとなくいたずらしてみたくなる。私は窓の縁ぎりぎりにティッシュの箱
ゆう さん作 [349] -
たからもの。
小さい頃ねホントに小さい頃悪戯してばあちゃんに怒られてばあちゃんに謝れなくて置き手紙をして家出したんだ手紙にはこう書いた『たびにでます。ばぁちゃんせわになった。』玄関をでたものの…どこへ旅にでればいいのか?ただただ、小さなリュックいっぱいに詰め込んだ大事なおもちゃたちがずしりと重くて…庭先の石の上に下を向いて座ってたいつの間にか辺りは夕焼けに染まり余計に寂しい気持ちになる『どうした?』仕事から帰
めるく さん作 [318] -
知の腐乱遺体(1)
腐乱することこそが知識の本質だと気づいたのはどれほど前だったろう。恐らくは中学を次席で卒業した後、地域のトップ高校での成績に重い影がさしかかってからずいぶんと経った時分であろうか。 土木現場の昼休み、タバコをふかして遠い日のことを振り返る時の哲也の目は虚ろながら、芯の部分には強いものがあった。カラッと小麦色に焼けた顔には、文字どおり勉強漬けであったあの頃の面影はない。「ここで働きだして・・・も
赤松陽介 さん作 [488] -
続、僕はどうすればいいですか
翌朝、僕は強く退院を希望した。先に帰ってしまっている母が気掛かりで‥朝になり何度も携帯に電話するが、出る気配がない。母がああなってしまったのは、一体いつからだろう。もう、そんな記憶すら曖昧だ。明るく、いつも笑っていた母はもう居ない。近所の人とは毎日のようにトラブルを起こし、外出すれば警察沙汰に‥「人格障害」という名前は、17の僕には難し過ぎた。僕は付きっきりで、母と居るようになった。すべての母
彌喩 さん作 [245] -
ガムシャラ→?
土手で空をみあげ煙草を吸う「こんな汚い世の中でも、空は綺麗だ…。」朝礼が終われば、1人くらいいなくたって先生は、気付かない!いてもいなくても同じ、はみ出し者だ。偽善者は正しい?卒業証書をもらえば、普通のよい子。そのレールから外れなきゃ常識人でいられる。それでいい…表面は、無難なそれがいい。信じるのは自分だけ自分だけ!人間みな敵だ!「お父さんは?」「いない」別に気にしてない。別に…だから、ひねくれ
未来のイルカ さん作 [240] -
僕はどうすればいいですか
『母はどうしましたか?僕はどうすればいいですか?』虚ろな意識の中、覚醒した僕の第一声だった。看護師から(母は軽傷でもう帰ってしまった事、僕は覚醒しきってないし、酸素吸入も、まだ治療もしなければならない事)の説明を受け、母さんが戻らない事を確信した。母が死を選び、実行しようとしているのを、止める理由も、懇願も‥僕には持ち合わせてなかった。未成年の僕に出来た事は、母と同じ薬を飲み、同じ焼酎を飲み、同
彌喩 さん作 [337]