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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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渇空?
今日もまたあの男はやって来た。「やあ、彩夏。相変わらず景気の悪い顔してるねぇ」バカにしたような調子で微笑むこの男が、大嫌いだ。「アンタは相変わらず、胡散臭い顔だな」容姿端麗、なんて言葉があるが、この男にはまさに似合いの言葉だ。でも、わたしは別に面食いでも何でもない。むしろ、男という生き物がわたしの半径1m以内に侵入する事を法律で禁止して欲しいとさえ思っている。この男に好感を抱く余地などあるわけ
ひめ さん作 [211] -
高井戸日記―?
高い高い清掃工場の煙突からモックモックと煙が出ている。煙は南に向かって進み行く。「あら、里香ちゃんおはよう。どうしたの?」綺麗な長髪の女性が出てきた。「おはようございます、管理人さん。…えと、食料が無かったので買いに行こうと思ってたんですが…場所を教えてもらえますか?」管理人さんこと田辺雫(たなべしずく)。このアパートの管理人で齢26歳。「フフ…里香ちゃん、ちょっと寄ってきなさいな。何か作るわ。
R さん作 [312] -
PRICE?
……あけましておめでとう!!今年もよろしくお願いします。「はい。お年玉。」「やったー。ありがとう。」「お母さん、千円もらったよ。貯金しといて。」「(千円かぁ。)お母さん、今年のお年玉も貯金しといて。」「5千円もらっちゃった。お母さん、貯金しといて。もう結構たまってるでしょ?」「1万円ももらえた。何に使おうかな。」「今年も1万円もらえてよかった。お年玉も今年で終わりか…。」もう、あれから5年。<も
こう さん作 [243] -
母一人 子三人
私の両親は、2008年の7月に離婚した。 離婚するまでは、そんなことがまさか自分に起こるとは、思ってもいなかった。母が荷物をまとめだし「あんたらもまとめなさい。」って言われたとき、現実をうけとめられないでいた。私は、4人姉弟の1番上だ。下に妹2人弟1人がいる。そんななか、私と妹そして弟は母につくことになった。 もう一方の妹は、1人でも父の方につくと言っていた。私は、家を出る日まで毎日親を説得し、
まな さん作 [229] -
まだ知らぬなら…
平成9年11月3日の夜、私(夜神 空 9歳)は目覚めた。目の前には真っ白な天井…全く見覚えは無い。何処だろうと思った瞬間、今度は見覚えのある顔が私の目の前に現れた。『め、目が覚めた…そらの目が覚めたよぉ〜!』と叫んだのは、私の叔母(しずねさん)だった…私は、今だにすっきりしない頭をフル回転させたが、状況がうまくつかめないでいた。落ち着いて周りを見回すと、ここは病院で二人部屋の一室ということ。横の
あき さん作 [324] -
高井戸日記?
高井戸から始まる私の大学生活四年間の(ヒーリング)日記…「ふわぁ……あれ?…?…ここは……あっ!」(そうだった。私、清水里香(きよみずりか)は昨日からここ、高井戸の住人になったのでした。) ― 第1話 始まりの朝の優しい風 ―\r今は3月の終わり。日曜の午前9時。昨日までとは違う朝の景色。そして散らかったいくつかのダンボール箱。「あぁ…しまった…片付け途中で寝ちゃったんだね〜。」里香は、ぽへ〜〜
R さん作 [355] -
PRICE?
「さてと、このスイカはどうするかな。2個あっても仕方ないし、実家に送るか。」…親父、お袋、元気ですか?久しぶりですね。知り合いからスイカを貰ったので送ります。こっちは元気でなんとかやってます。「なんだ、ケースケからか。なんて書いてあるんだ?」「知り合いからスイカを頂いたみたいよ。まあ、なんて素敵なスイカなんでしょう。」「あいつも気が利くようになったな。さすがはオレの子だ。」「自慢の息子ですね。2
こう さん作 [256] -
リアル
やり切れない気持ちで窓に目を移すと外は雨それはまるで貴女がいるかのように電話口啜り泣き「なんでなの!どうしてなの」と俺に尋ねるが答えられない優しい言葉の一つも用意しとけばよかったのかもだが、そんな余裕もほんとになかったあったのは貴女と同じ当然の親友の死だった「貴女に会うんだ」「じゃー送ってやるよ待ってろ」 あいつのバイクの音が聞こえて姿が見えた。軽く左手で合図したあいつのメットの中には笑顔が確か
セイハク さん作 [621] -
5面体のサイコロ
多重人格とまでは言わないが、人それぞれ、同じ人間の中に何人かの顔が存在する。病気というわけではない。しかし、それぞれの顔を理解して、ケースバイケースで使い分けることが出来るという点では、他人からすると厄介なものではないだろうか?いつも深く考えない人も、少し自分を考察する時間を作ってみては如何でしょう?・友達に見せる顔・先生に見せる顔・親に見せる顔・彼氏彼女に見せる顔・兄弟に見せる顔他にも沢山ある
はんぺん さん作 [264] -
わたし
わたしは今日も喘いでいる。部屋で一人、ローターが友達だ。 暇があればいつもそう、男なんて役に立たないもの。気持ちいいのはあいつらだけよ…だから自分で慰める。 あ、もう時間だ、学校行かなきゃ。母さんこんな娘でゴメンなさい。朝から一人で一発…だなんて笑えちゃうでしょ? 学校、楽しくないよ……って訳じゃない。屋上風が気持ちイイよ、理解室の人体模型とも友達だし。とか言ってみる。わたしに似てるの。 友達も
あぶん さん作 [248]