トップページ >> ノンジャンルの一覧
ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
-
マジカルぅ☆ 3
「・・・」里美さんとユルキャラジョセフくんは無言のまま見つめ合いました。そして、どうしても里美さんは彼に伝えねばならないことがありました。「あんた要らないじゃん」ジョセフくんは首(体全体が頭部)をひねりながらしばらく考えてから口を開きました。「俗な人間はスグにそんなことを口にする・・・」「でも、必要ないじゃん」「・・・」ジョセフくんは黙り込むしかありませんでした。「さて、なんか試してみようかな」
KSKくま さん作 [344] -
十字路とブルースと僕と俺 22
ちなみに写真についてだが、半分くらいが冠婚葬祭的な写真だった。ほかの写真はというと、緑が目に鮮やかに飛び込んでくる、大自然を背景に撮られたものだったり、洟を垂らしながら野原を縦横無尽に駈けまわっていたであろう、子供の頃のものだったりと、齢様々、四季折々の写真があった。だが、十字路で出会ったあの男とおぼしき姿は、それらには写っておらず、写真を見るかぎりでは、おじいちゃんがあの男であるという仮説に、
ティシュー さん作 [231] -
絶対許せない
結婚して6年。 5年目のの春、長男智久が幼稚園年長迎える時に主人の実家に同居する為引越ししてきました。それまでの生活は…幸せって言うものでも無くて…(私は幸せを感じてたのだけど…世間は不幸ってとるかも?)新婚当時から借金で首が回らない状態で揚句できちゃった婚で仕事に出れない!更に旦那の浮気!でも…お腹に居てる子供だけは…信じてこの子頼りに生活してきました! 産まれて!私一人感動?って感じ
ツリートップ さん作 [242] -
いまの学校4
久しぶりに更新 こないだ凶悪犯罪で終わりましたので続き 近頃の凶悪犯罪といえば<秋葉原通り魔殺傷事件>でしょう? これはすぐに犯人が捕まったけれどももし捕まんなければつぎの事件を起こしていたかもしれない なぜこんなにいま凶悪犯罪が増えて来ているかというとあるひとは「人生の負け組」だとか「学校で勉強していないから」というけれどもそもそも人生に負け組なんてあるのだろうか? 俺はないと思う あるならば
白石健太郎 さん作 [238] -
巨塔への階段…(序章)
「松下君。君、来月から移動になるから。詳細は辞令後に」とだけ、言い残して山口部長は得意先へ急いでいった。…いったい、何故?…営業成績も抜群で、人当たりがよく人望の厚い松下に突然の人事異動。ここ最近の不況で、確かに会社の業績は下向きではあるが、若手きってホープの子会社への異動は誰も想像出来なかった。本人でさえも。
ヨシ さん作 [203] -
十字路とブルースと僕と俺 21
「うん。ぐっすり眠れました。…みんな早いね」「寒いからコタツに入って、お茶でも飲んでて。みんなもさっき起きてきたところだから。今からご飯にするからね」「うん」前日、あれだけ酒を飲んだのに、祖母は、まったくそんな事を感じさせなかった。「あぁそうそう。昨日言ってたアレだけど、ほらっ、今みんなが見てるアレがそうよ。…残念だけど、おじいちゃんが自分で録ったテープとかはないみたいよ」台所に向かっていた歩み
ティシュー さん作 [213] -
今
『今』というのは一瞬であるが、生きている間は途切れることなく存在し続けている。 『にんげん』という生き物の私は『今』を生きている。 私の膝の上で寝ているモンも『いぬ』という生き物で『今』を生きている。 でも『今』はすぐに『さっき』という言葉に変身してしまうんだ。『さっき』となれば過去になる。楽しみも悲しみも過去になる。すると、もう全く同じ『今』とは出逢うことはない。でもまた違う『今』と出逢うこと
あおてん さん作 [237] -
キズナ ?
「未夏、放課後付き合ってくれない?」「別にいーけど…?」「え゙ー!!未夏、俺と遊ぶ約束でしょー!!」「ごめんね?明日、遊ぼう??」「うぅ…わかった…」ギュッ「祐介大好き♪」「可愛いなぁ///」「未夏!!早くしてよ」「はいはい!じゃね、祐介♪」「じゃーな!!」ガチャッ…「はぁー…気持ちい…」「付き合ってもらってごめんね?」「まぁ、幼馴染みだしね……」実を言うと、美佳はあんまり目立たない方だ。あたし
奈緒 さん作 [332] -
夕焼け〔終〕
並木道には、すぐ近くの工場の煙からの淀んだ風が吹き込んできていた。「昔はここいらにも、もっとたくさんの木々が生えていたんだ。」おじいちゃんが僕に語りかける。辺りを見渡すと、無造作に建てられたビルや住宅地が目に入った。見上げると、空ではちょうど太陽が沈み始めていた。真っ赤に染まった空の真ん中には、淀んだ空気が重なり、黒くかすんだ夕日がぽっかりと浮かんでいた。「俺は夕焼け空が大好きだったんだ。」おじ
ニコル さん作 [399] -
夕焼け〔4〕
僕は何気なく、おじいちゃんに池で飼っていた鯉の事を尋ねた。「あれは本当に立派な鯉だった。思えば40年も生きたんだ。仕方ないことだったんだ。」おじいちゃんはそれだけ言うと、池の方へ目をやって少し寂しそうな表情をしていた。その後、二人の間にしばらくの間沈黙が続いた。「散歩にでも行くか?」沈黙を破ったのは、おじいちゃんのこの一言だった。突然の言葉に驚き、僕は父さんたちの方へ目を向けた。父さんたちは小さ
ニコル さん作 [342]