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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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退屈2
ぼくは自転車に乗っていた。今年の春にもらったぼうしみたいな明るいきいろの自転車だ。自転車はバランスがわるいから、ぼくはまだうまく乗れない。カーブもまがりきれないし、練習場所は寿屋の駐車場だ。寿屋の駐車場はいつも車が少ない。その代わり、店のいりぐちの前の駐輪場には、たくさんのママチャリが停まってる。 ぼくは、お母さんが買い物をしているあいだ、ここで自転車の練習して、ときどき自転車をほうりだして店の
るば さん作 [206] -
退屈
自宅に帰りついた途端、それはもう抗えない眠気に襲われ、ベッドに倒れ込んでしまった。もう、立てない。と、息で音を漏らした。このまま寝てはいけない。「歯を磨きたい」「シャワーを浴びたい」そんな事を考えながら、だけど起き上がりたくないと思う。しんでしまいたい。だけどしぬのはいやだ。会社と自宅を往復するだけの毎日。それは、確かに安心な毎日。なのに「しにたい」「生きる事が退屈で面倒だ」と思うようになった。
るば さん作 [245] -
情〜こころ〜
すれ違う気持ち 難しいよね… 相手に気持ちを伝える事 伝えなきゃわかりあえない…そうやって簡単に言うけど「言葉」は 時に意地悪で 私たちの邪魔をして君の気持ちの中にはいり 寂しい想いをさせたり 苦しい想いをさせる事がある。その時悩み考え苦しんだ後今いる道から にげだしたくなる。どうしようもなく 抜け道のない誰の声もとどかない深く深く暗い道へ歩きだしてしまう。けれど 時々 聞こえる。その小さな
美雪 さん作 [204] -
噂上等ノンフィクション?
彼は腕を押さえ、叫んだ。「痛っっ!」ドラマ等で見る程、血が出ていない。ナイフが小さいからか?もう一度!もう一度!もう一度!「ガァァーッ!!」叫ぶ彼。私は、正気を失っていた。「黙れやオッサン!いつなったら離婚すんねん!ハッキリしろや!」「する!すぐにするから止めてくれ!」本当は離婚なんて もうどうでもよかった。好きだけど憎かった。いや、それは私の思い違いなのか。ただ憎かった。ただ彼の家庭を壊した
ゆう さん作 [288] -
噂上等ノンフィクション?
不倫生活は 私にとって 地獄に変わっていった。彼にとっても。離婚すると言いながら別れない彼。奥さんの文句を 私と逢う度に言う彼。でも、離婚をする気配は全く無かった。その出来事は突然やってきた。車で いつものように話していると、「今日、嫁はんが役所行って離婚届け貰ってきてん」「!!!!!」内心 大喜びの私。逆に複雑な彼の表情。嫁も子供も いらないと言っていた彼が 何故 そんな表情を?その時の私に
ゆう さん作 [275] -
鉄パイプとピストル 3
第3生コーヒー。走り尽くして、気がつくと古いレコード屋に着いていた。別に入りたくもなかったがクズ共のサイレンが近くなってきてしょーがなく…………黒い鉄の固まりをケツのベルトとパンツの間に入れ入った。 「……らっしゃい」興味なさげに40代前半くらいのオッサンが本を読んでいる。店は狭くしかしそこらじゅうぎっしりにレコードが並べてある。店内は地味なロック流れていてなぜか心地よく聞こえた。 「なに
カートカーティス さん作 [222] -
いまの学校3
前回の作品をみていただきありがとうございます まさかこんなにみていただいているとは思いませんでした ありがとうございます できれば感想など書いていただけると嬉しいです 先生達で終わったのでその続きから書いて行きます あんまり昔の学校・先生達は知らないが厳しかったとみな言われる でも今はどうだろ?服装は悪い 教室は汚い 授業中は寝る、携帯、マンガなどやりたい放題と言っても過言ではない さらに近く
白石健太郎 さん作 [254] -
蔓
目の前に、ズン……と、大きな古い、朽ち果てるばかりの、表面がただれた、古い、暗い、黒い、幹が、私の前に横たえる。あぁ、私は幸せにはなれないのだ。と、暗い夜に現れた黒い幹に、立ちはだかれ、やっと気付く。あぁ、私は、幸せにはなれない。昼間は良い。朝、目が覚めれば、朝日を感じたくて、カーテンをひらき、窓も雨戸もあけ、冬空でも、朝の明るさを求める。昼間は、仕事や日々の作業に追い立てられ、自分の事を考えな
N さん作 [385] -
みるみる変わる
みるみる変わる。私は変わった。今も息子と二人で暮らしている。でも少し前の私とは、まるで変わってしまった。自信がない。色気もない。ただ、今の私には食欲だけはある。いわゆる過食症だ。もう末期だと自分でも分かる。1日に2回は過食をしては吐く。1日の大半を会社で過ごしているのに、帰り道に買い物をしては食べる。食べては吐いてまた買い物に出る。わずか4時間で2回の過食をしている。息子が笑う。『お母さんお腹痛
りた さん作 [248] -
鉄パイプとピストル 2
第二生 (ドクン) (ドクン) (ドクン)やけに俺という人間を司る胸の真ん中を感じる。目の前のクズが何かわめいていた。ヒデの見開いた目がちらつく…………過去とか興味ねぇし、先の事も興味ねぇ……ただあいつの目にはこの先何を映したのか………なにを映したのか………なにを…………… 『なにを!』思わず叫んでしまった。「何を突然叫んでいるんだ!質問にこ………」クズが
カート・カーティス さん作 [229]