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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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旅 No.2
「窓を破ってでも出てやる」ニシノの意志は硬い。しかし、窓は簡単に破れない。11:00。ついに23便は離陸した。「わっ。なんだこの感覚は!嫌だぞ。降ろせ!」 ニシノが叫んでいるが、飛行機は一人のためにして戻るわけにはいかない。客室乗務員のアサギリが説得するも、やはりニシノの意志は硬い。飛行機は目的地のH空港を目指し飛行を続ける。
タケノコ さん作 [162] -
コーヒー
誰かに見つけてもらいたくて、誰かに救ってもらいたくて、ここにいる。繁華街の靴屋の向かいにあるファストフード店。3ヶ月前に変えたばかりの壁紙は、荒んだ客たちの心を反映してか、もう煤けて剥がれかけている。窓際の席は電車が通るたびにうるさい。アカネがぬるまったコーヒーを手に取って、少しすすると、安っぽい苦みが口いっぱいに広がった。あの人、昨日、また飲んだくれてた。年末に入ってからずっと、一日中、呆けた
木椰亜子 さん作 [162] -
あの日の記憶
〜エピローグ〜もしもあなたが戻れるのなら、いつの時代に戻りたいですか??そんな質問をされた時、私は思う。あの頃、高校生時代に戻れるなら....桜の花びらが舞う頃、私は公園にいた。ポカポカ陽気に包まれ、ウトウトと眠気を感じていると、学生時代の友達の若葉から一通のメールが届いた。「私、今度結婚します☆」もう20代も後半に入るとこんな話はハッキリ言って珍しくもなんでもないし、高校時代から付き合っている
杏月 さん作 [317] -
3日後の俺へ
俺はバカだった14そこそこで今まで力こそ正義だと、喧嘩が強い奴が弱い者を征するものだと思っていたある日俺が喧嘩をした相手に一方的に殴られた。相手は不良で俺が挑発したのが原因だった20発近く殴られた俺はすぐに病院に行く事になった最初は恨みで一杯だったいつか復讐してやるとしかしその考えが間違いだと気づく出来事があった俺は診察を終え帰ろうとしているとあの不良が現れたしかし何故か様子が変だった見ると隣り
コーラ さん作 [223] -
3日後の俺へ
俺はバカだった14そこそこで今まで力こそ正義だと、喧嘩が強い奴が弱い者を征するものだと思っていたある日俺が喧嘩をした相手に一方的に殴られた。相手は不良で俺が挑発したのが原因だった20発近く殴られた俺はすぐに病院に行く事になった最初は恨みで一杯だったいつか復讐してやるとしかしその考えが間違いだと気づく出来事があった俺は診察を終え帰ろうとしているとあの不良が現れたしかし何故か様子が変だった見ると隣り
コーラ さん作 [203] -
十字路とブルースと僕と俺 11
男の正面へこそ回り込むことはできなかったが、近づくことは可能なようだった。ぐるぐると回っていたとき、距離感が幾らか変化していたことを感じていた。角度は一向に変わらず、ずっと男は背を向けてはいるが、十字路に近づくことができたように、男へも近づくことができるようだった。ぼくは手を伸ばせば男の肩に触れることができるところまで近づいていた。身体を止めどなく動かしている男から荒荒しい息遣いと、身体から立ち
ティシュー さん作 [204] -
波の絆 24
紹介状を貰った父は、一度、純と京子を車に乗せて家に戻った。 母は心配な心持ちで三人を迎えた。 父が先程、病院で医師から言われたことを母に告げた。 「そんな!」母は驚きを隠せなかった。純が心配でたまらなかった。 ふと波が込み上げてきた。 「いまは医者の言う通り専門家に任せるしかないだろう」父が宥める口調で言う。 でもと、母は溢れる波が止まらない。純がこれから一体どうなるのか未知の世界である。 母
キャロルの秘密 さん作 [881] -
ぶたのカズちゃん
【ぶたのカズちゃん地底にいくの巻】この物語はある養豚場に「カズちゃん」と言う名の、丸々太った今にも出荷されそうな元気な豚がいました。そんなカズちゃんが養豚場を抜け出し、その後色んな事に巻き込まれていく、カズちゃんの面白くも切ない養豚場からの逃走中に起こる様々な出来事が物語になっていきます!
うすのろ さん作 [427] -
アスパラベーコン
この物語は……一人の少年と一匹のアヒルによる、日常をえがいた大冒険ストーリーである。(一部盛りました)少年の名前は、フータ一応、大学生であるそして、この少年の相方?友達?みたいな感じのアヒルその名も、『ノブナガ』それではあとはこの二人にお任せしてみますかフータ『なんかさ最近、学校の宿題多すぎるんだよね〜嫌になるよ』ノブナガ『おい、理不尽な義務教育に翻弄されてんじゃねぇよ』フータ『いや…別にそんな
MIYA さん作 [327] -
十字路とブルースと僕と俺 10
どうするべきか悩むおれに突然のタイムリミットがきてしまった。家の方からおれを呼ぶ大きな声が聞こえてきた。最初に母の声が聞こえ、それに続いて父とやさしいおばあちゃんの声が聞こえてきた。振り返ってみるが誰の姿もまだ見えなかった。捻った首を元に戻してふたたび前方へ眼を向けると、そこには今だに男が椅子に座っていた。変わらぬ調子で凛とした音を出し、喜怒哀楽を全て兼ね備えた素晴らしい声音で唄っていた。ぼくは
ティシュー さん作 [217]