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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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続 いい加減にしてくれ!?
結花「あの男の人..借金..とか言ってた...」コンコン..「入りますぞぉ―」片平が病室に入ってきた結花はまだ外の景色をながめていた。「おぉ―!なんと気がついとったかね...奇跡じゃ!...じゃがしかしムリはできんぞ、ムリはぁ!」結花が診療所に運ばれた時の状態からは想像がつかない程の回復力である。片平「アイツの..血ぃ―じゃろか....」結花「...ち?」【昨夜 診療所前の砂利敷きの駐車場】ト
真 さん作 [554] -
19才、
立ち尽くしていた。何かが小さく衝突して、くじかれて、なぜだか凄まじい不安の渦のなかに放り出されたようなこの気持ち。たまによくなる、この黒いような、白いようなどっちつかずで、なかなか抜け出せない気持ちの悪さ。ふと空をみてみる。柱と柱をつなぐ電線はやる気がなくたるんでいた。とまっているカラスが嘲笑うかのようにないている。郊外に家をもち2時間かけて都心に通勤してるサラリーマンとゆうわけでもないのに、な
城 カエル さん作 [260] -
私、
笑い声が響いてる。私の耳にうるさく響いてくる。その音は私の脳内にうるさく響いてくる。空が晴れている。眩しい、だるい。みんな群れをなして、昨日あったテレビ番組の話題に花を咲かしている。何でも、なんだっけ?東なんちゃらとかいう男優が離婚したらしい。どうでも、いい。でも私はこの雑音の中で生き延びるために、雑音に負けぬように、みんなにあわせて笑う。雑音は溶け込んだら楽だ。一緒に騒げばうるささなんて、気に
遊花 さん作 [262] -
痛みのち毒?
彩…。一瞬にしてあの刺激的な日々が思い出される。快楽のみでなく、相手に対する背徳感も燃え上がらせた一つの要因だろう。『元気?今日も沙也夏の家に行ったの?今日から3日間実家に帰るから、明日会えない?』沙也夏経由で俺の休みを調べたのだろう。明日から3日間は俺も休みになっていた。しかも沙也夏と次に会うのは4日後だ…。なぜか沙也夏に対する後ろめたさを感じながら、彩に了承の返事を送る。『そーいえばさ、沙也
名無し さん作 [247] -
痛みのち毒?
―恋は盲目―\r沙也夏と付き合い初めて一月が過ぎた。ビーンボールは高め一杯のストライクへ、そして打ち頃の甘いホームランボールへと変わっていった。さようなら、山田太郎。こんにちは、岩鬼。更には週末だけでなく、平日に会う事や、親や弟と一緒に食事をする事もある。少し前まで考えられなかった、“普通の“彼氏になっていた。彩はと言えば、結婚の準備などで忙しいらしく、仕事も辞めて彼氏の実家暮らしだ。沙也夏と付
名無し さん作 [229] -
夜に咲く華〜華の編7〜
「あっ…」慌てて下駄を取りに行こうとしたら笑い声が聞こえ圭吾が下駄を手にやってきた。「まさか下駄に出迎えてもらうとは思わなかったよ」「圭吾さん!」華はびっくりしたのと恥ずかしいのとで顔を赤らめた。「太一はいるかな。昨日のドジョウのお礼に酒粕もってきたのだけど」圭吾はにっこり笑って華に下駄を返しながら尋ねた。「太一さんなら朝から港までお客を送って行ったわ。妙さんもうちの母と出掛けてるし」圭吾は少し
岬 登夜 さん作 [335] -
痛みのち毒?
“彩以外とこうなるとは思わなかったな“煙草に火を着けながら俺は沙也夏との夜を思い出していた。“彩そっくりだったのは従姉妹だからなのか?“なんて下世話な事を考えていると、沙也夏が目を覚ました。「悟さん…」「悟で良いよ。」表面上の付き合いとは知る由も無い沙也夏が頬を染める。初めてでは無いらしいが経験も少ないのだろう事もその一因らしい。「すごく気持ちよかった。彩ちゃんもこんな事してるんだね。」「何で!
名無し さん作 [272] -
痛みのち毒?
「ハァ、ハァ。初めまして。高橋さんですか?」あれから一週間、沙也夏はすぐにでも会いたいとメールしてきた。だが平日は彩と会っているため、何かと理由を付けて断ってきた。初めての待ち合わせに遅れまい、と走ってきたその姿には初々しさが残る。「初めまして。高橋です。いつも話は聞いてるよ。」沙也夏は19才の大学生。思わず女子大生という響きに反応してしまうのはオッサンになった証拠なんだろうか?とにやけてしまっ
名無し さん作 [209] -
痛みのち毒?
季節は穏やかに過ぎていった。春の息吹きを感じる、まだ雪の残る頃に彩と出会った。夏を過ぎ、秋を迎える頃になっても彩と俺の関係は変わらなかった。端から見れば、単なる浮気性の女と間男の火遊びに過ぎなかったのかもしれない。しかし、時間は恋を愛に変えていた。その矢先だった。「悟は彩で良いの?こんなふらふらしてる女の子より、悟の事だけ好きになる女の子の方が良くならない?」「彩は終わらせたい?」「そうじゃない
名無し さん作 [213] -
痛みのち毒?
家に着くといつも目で追っていた、見慣れた車が停まっていた。「どうして返事くれないの…?」今にも泣き出しそうな顔の彩がそこにいた。まさか二時間も俺の帰りを待っていたのだろうか?複雑な気持ちになりながら声を振り絞る。「…昨日、見に来たんだね。あんな残酷な伝え方はいくらなんでも辛いって。そりゃ俺は彼氏じゃないけどさ…。」「あれは…。」彩も言葉を詰まらせる。「…とりあえず入る?」わざわざ近所にこんな場面
名無し さん作 [221]