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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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バンジャマン・ウォー(完)
俺は待った…。コンサートの成功を君に話したい!そして、待った。ただ、ひたすらに…。大雨の中でどれくらい待っただろう…ギターのハードケースに雨がはねる…。その夜、病院にいた…。飲酒運転をした車がノーブレーキで彩音の車に正面衝突…。意識不明の重体…。俺の心は一瞬にして溶けたあの事故から7年…。君は話す事もなく、寝たきり…。俺の介護人生も7年君が笑った気がする…。怒った気がする…。泣いた気がする…。そ
キユデヒ さん作 [509] -
バンジャマン・ウォー(15)
君は「涙ぐみながら…嬉しい…ありがとう…」って俺は天にかけ上がる想いだった!人生最高!最大の幸福感を得た!今まで気づかなかったけど周りの景色ってこんなにも鮮やかで綺麗だったっけ…その日から一段とやる気がみなぎった!高校…大学…社会人へ…。念願の音楽で派手じゃなくていいから生活できれば…叶った!プロポーズ!君と出会って10年…。10年目にして結婚!君は…。俺の支えとなってくれた!なんでもこい!すべ
キユデヒ さん作 [472] -
バンジャマン・ウォー(14)
二人は一気に近づいて心の奥底から必要としていた…。大好きとか…。愛してるとか…。言葉以外で伝えたいけど…今の俺には出来なかった…。人を好きになる感情は君に会ってわかった…。理屈じゃなく、君に会いたい…。声が聞きたい…。街で見かけた旨そうなスウィーツ…。君に食べさせたい…。いつの間にか俺は君が中心となっていた…。この頃の俺はラブソングばかり書くようになった…。あの日、オーディションで優勝はできなか
キユデヒ さん作 [485] -
特別ではない主婦(39)
そのお調子者な話術のせいなのか、「本音」が見えない人でした。しかも、お調子↑過ぎて どこまでが冗談なのかも全くわからない。疑ってかかる、ではなく明らかに疑わしい人。ボーダーラインぎりっぎりのところで、上手く周りとの距離を保っている臭いがしていた。長くショップにいると、「だからこそ付き合い易い」と言う人もいれば、胡散臭いと対立して辞めていく人もいて。気付けば、ショップの内で、私は、彼の次に長いスタ
紀々 さん作 [231] -
夢CLUB?
僕等は夢CLUBの活動をしている。夢CLUBは、その人にピッタリの夢を提供することを目的としている。それが夢か現実かは、利用者しだい。では、今夜のお話しは?「初恋」高校生のトキに付き合ってた彼女の夢をお願いします。50歳を超えて、失業・離婚を経験した人の夢の話だ。2人にとっては、初めての恋である。一緒に居ることが幸せであり、学校からの帰り道も遠回りした。たわいもない会話が幸せであり、ぎこちない
ミツオ さん作 [199] -
バンジャマン・ウォー(13)
彩音との電話「俺は音楽が好きだ…。唄も楽器も…。音楽のおかげで友達も増えたし…」そして、好きな人も…。お互い励ましあいながら心を磨いていった…。毎日が楽しかった…。俺はセミ・ファイナルをギリギリ8位通過…。決勝戦へ進む事が出来た…。いつの間にか楽器をさわらない時は彩音と会って街を歩いた…デート?彩音は俺の事をどう思ってるのかな?すごく気になる…。彩音は結局、学校を辞めて働いていた…。妹の学費を稼
キユデヒ さん作 [515] -
ありがとう。
あなたへ。私を過去から救ってくれて、ありがとう。私に未来を与えてくれて、ありがとう。私に空の冷たさを教えてくれて、ありがとう。私に海の暖かさを教えてくれて、ありがとう。私に『信じる』ことを教えてくれて、ありがとう。私に『疑う』ことの容易さを教えてくれて、ありがとう。私に『おはよう』を教えてくれて、ありがとう。私に『おやすみ』を教えてくれて、ありがとう。私に『あなた』を教えてくれて、ありがとう。『
さえら さん作 [215] -
漁村
海が荒れている空は雲一つ無い快晴海猫が一羽、鳴いている村人たちは漁の準備している男が一人立っていた男はこの村の出身だった15年ぶりの故郷「親父が死んだ。葬式は10月3日だ。」弟の電話で父親の死を知り、15年前に捨てた故郷に帰って来た男は電話を受けた後、悩んだ。しかしこの期を逃せば一生母親の墓参りが出来なくなると思い、覚悟を決めた「何もかわらないな」15年ぶりの故郷も男にはさほどの感慨を湧かせなか
木村憲爾 さん作 [209] -
suna
なんのせいで生かされたんだろう なぜ生まれてきたんだろう なぜ死ねないのだろう 闇の中でこえがする。 声 なのだろうか 意識 なのだろうか 怒り なのだろうか 腹立たしさが伝わってくる 温かい温もりの闇の中 怒りでワタシが毒々しい赤に染まる その怒りが誰に向けられたものなのかを ワタシは気付いていた そう 生まれる前から…
tuki さん作 [167] -
続 いい加減にしてくれ!
【片平診療所】片平信一「なあ、誠一お前..足洗え」誠一 「ふっ..またそれですか...」誠一は煙草を灰皿に捨てるとゆっくりと立ち上がった。「また..明日きますわ...女を頼んます」そう言うと、ヘルメットを抱えて診療所を出て行った。 【翌日早朝】ベッドに座り、すっかり紅葉している銀杏並木をぼんやりと眺めている赤木結花《.綺麗..ここは?.わたし..生きてる..》《あっ、そういえばあの人..誰だっ
たかし さん作 [540]