トップページ >> ノンジャンルの一覧
ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
-
特別ではない主婦(36)
「焦ってないよっ」そう私が返事するか、しないかで、彼の唇が私の唇に触れた。もう、目を開いたままだったり、息するのを忘れるような私はいない。驚きはあったけれど、すんなり私は彼のキスを受け入れた。熱くて強いキス忘れていた、痺れるような感覚が、蘇ってくる。ペロりと私の下唇を舐めて(コレ、クセですな、彼の・・・)彼の唇は離れていった。その後、コチッと彼のオデコが私のオデコにくっ付いた。ニヤりと笑った彼に
紀々 さん作 [258] -
特別ではない主婦(35)
と、とりあえず。休もう・・・とにかく座りたい(泣)公園入ってすぐのベンチに座る。はぁ〜もう、驚いた・・・。こんなに走ったのも、こんなに驚いたのも、どれくらい振りかな(汗)心臓いくつあっても足りないわ、あ〜ビックリした(ため息)ん〜っと両手をあげて、伸びをする。ピタ・・ッと両手をあげきったところで、私の動きも呼吸も。一時的にフリーズ。「飲む?」と、目の前に缶コーヒー。「元陸上部、なめんな」そう言っ
紀々 さん作 [236] -
特別ではない主婦(34)
バイト先に行くなんて、どれくらい振りなんだろう?そういえば、バイトやめてから、一回も行ってなかったわ、とか思いながら。その時だけ可愛くなった私は、バイト先までバスに揺られていた。ぼんやり窓の外を見ると懐かしい景色がバスのスピードに合わせて後ろへ流れて行く。ふと、目に入った、自販機。突然、胸がキュッとなった。何だ?何?狭心症?まさかね(笑)えっ、ちょっと!でも!何でこんなドキドキしだしちゃったの、
紀々 さん作 [214] -
特別ではない主婦(33)
このタイミングでお呼びが掛かれば。行くに決まってる。その時、私は自分の都合ばかり考えていて。「絶対楽しいに決まってるじゃん!そんなの!めっちゃ盛り上がるんじゃないの♪」と浮かれていた。バイトのOBが呼ばれたイコール、「元彼」も呼ばれているかもしれないのに。相変わらずだけど、そんな事、何にも考えてなかった。とにかく、暗黒時代を抜けて、束縛男とも別れて 仕事もそこそこ。自分が一番自然でいられる男友達
紀々 さん作 [205] -
特別ではない主婦(32)
友人・チカの力も借りて私は徐々に本来の自分を取り戻していきました。自然でいるのが一番で、あと、別に女子苦手でもいいじゃん。もう、いいじゃん。と。女子苦手を自分の個性?特性?として受け止められるようになってた。無理して輪に入らなくても良いんだって。必要な時、必要なやりとりがちゃんと出来れば。それで問題なく生きて行ける。よし!それで行こう!案外すんなり気持ちは切り替わった。これまでの暗黒時代は終わっ
紀々 さん作 [185] -
不良少年〜今の俺
小学生時代入学式から小四間では普通の子供でした、昔からうちは家庭環境の面で親父が酒を飲むと酒乱になりオカンを殴るは蹴る、あげくに稼いで来た給料も全部飲み歩いてオカンが親父から貰うのは千円札数枚とじゃりせんだけで後はオカンのパートでの収入で何とかやり繰りしていました…ですが自分も段々でかくなり、欲しいものや、小遣い、どうしても家庭ないの事を知っているためにオカンにお金面で言えずに自ら万引きや、窃盗
闇閻魔大王 さん作 [212] -
特別ではない主婦(31)
でも、不思議と嫌な気持ちには、ならなかった。嫌な気持ち・・・?というか「えっ?そんな一方的に切らなくても!」という気持ち?にならなかった。とにかく不安にもならなければ、不快にもならなくて。それは、彼女に申し訳ないという気持ちを抜きにしても、ならなかったという事。彼女がいつもそうだったわけじゃない。後にも先にも、一方的に電話を切ったのはこの時だけ。それが私の気持ちを救ってくれた。あの、一方的で勝手
紀々 さん作 [219] -
特別ではない主婦(30)
「木曜日、何時に待ち合わせしようか?」彼女の声が、さっきの怒鳴り声や泣き声でなく、ちょっと弾んだ声に変わっていた。「6時までには駅前に着けると思う」私の口調も、普段と変わらない感じに戻ってた。彼女が、ふんふんふ〜♪っと鼻唄?な感じで、何か歌っていた。メモに書き留めているような気配が電話ごしに伝わって来てて。同じように、私もシッカリとメモを取っていた。今、このやり取りが、嘘じゃなく、現実なんだと電
紀々 さん作 [257] -
エレガント…11
スパイシーカフェオレさわやかなスパイスががきいていて疲労回復にもよくきくドリンクだ。小さい鍋に好きな割合でカフェ・オレをつくり適度にスパイスを加えて氷のたっぷりはいったグラスに注いで出来上がるという手順だ「はい健司さん。スパイシーカフェオレ。疲れたときに飲むと最高なんだよ。」 「ああ、ありがとう…」「そして、美里さんには……」由美子が美里にいれてあげたのはバターコーヒーだ。いれたコーヒーに純正バ
海城なな さん作 [200] -
空に光る ?
ここは昭和、第二次世界大戦戦火のまっただ中。今年で21になる。この戦争が始まる前は、高校を卒業し、地元の工場に就職が内定していた。他国との緊張が高まり、気がついたら毎日の様に日本が空襲を受けていた。我が大日本帝国はこの戦況下に苛立ちを感じ、ありとあらゆる戦法を考え出した。他国の真似をしていては勝てない。七生報国。一人一殺。一億玉砕。我が国の教育は「負けるな殺せ」ついにあのプロジェクトが考案され、
紅 さん作 [409]