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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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空に光る ?
「当機は、間もなく離陸いたします。シートベルト着用し、そのままおまちくださ〜い」こちらANA707便、離陸体制に入ります。「機長よりシートベルトの使用解除の指示が出ました!しばらく空の旅をお楽しみください!」いい天気ですね機長。あぁ…。 ………。機長?どうかなさいましたか? 君、2時の方向に何か見えないか? なんだかキラキラ光って見えないか? ?いいえ?他機の反射もないですよ?レーダーにも移り
紅 さん作 [448] -
夜に咲く華〜華の編5〜
「でも…」いいから早くと半ば強引に華を荷車にのせた。「道が悪いから揺れるよ。つかまってて」ぐんぐんと進む荷車に華はつかまりながら景色を眺めた。知り合いの農家から野菜や薪を購入する。「あれ、太一君。また綺麗なお嬢さん連れてぇ。彼女かね?」太一は顔を赤くして首を横に振る。「まさか。お母の知り合いの娘さんさ」帰りは荷車に物が載ったので華も歩く。帰る途中、太一は川の中に入り昨日仕掛けた網を揚げる。中には
岬 登夜 さん作 [355] -
特別ではない主婦(29)
そしたら、彼女が。私にわかるくらい、電話の向こうで、ふぅ〜っ(吐)すう〜っ (吸)と深呼吸。で。一拍おいて。「自分の一番好きな人に自分が迷惑だと思うようなヤツを、アンタは紹介したいと思うのかぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」って。怒鳴った。彼女の質問をちゃんと聞こうと、しっかり子機を耳にあてていた私は。あまりの声のでっかさに思わず、耳にあてていた子機を慌てて耳から離した。耳の奥の方で、キィンと機械音がして
紀々 さん作 [283] -
特別ではない主婦(28)
そして、彼女は予告通り10分後に電話をかけて来た。時計を見ながら待ってた私も微妙だけど。正直、怖かった。本当にかかってくるのかな?って。待ってる間が長くて遠かった。久しぶりに聞いた友達の声。耳に残った明るい彼女の声が、一度はこらえた涙を何度も何度も込み上げさせた。鼻がツンと痛くなって、ぐっと息がつまる。じわっと涙が目を覆うせいで、握る電話の子機がぼやける。ちゃんと話が聞けるように、話が出来るよう
紀々 さん作 [212] -
エレガント…10
由美子が家に帰宅したのはちょうど10時を回った頃だった。由美子の家は小さな喫茶店を営んでいる。現在父親の健司と母の美里とともに三人暮らしだった。健司は後片付けをしていた「ただいま」「あら由美子お帰り今日もバイト大変だったわね」美里がカウンターの隅から顔をだした。 「ごめんね遅くなって……明日はバイト休みだから学校終わったらお店手伝えるよ!」 「本当に…お前も好きなんだな。でもお客さんも由美子の事
海城なな さん作 [232] -
幸せ
幸せ。この世界には、平等がない。この世界には、全く同じものは存在しない。全てが異なり、繋がりあう。全てが存在し、意味をもつ。ある時、人は幸せを知った。またある時、人は苦しさを知った。闇を恐れ光を求めたように、目に見えることを信じるように、人は幸せを金に置き換えた。幸せには、それ相応の対価がつく。幸せには、怨みや妬みがつく。幸せは、金で買えないという。幸せは、目に見えないものだという。人は、望み、
イマジネーション さん作 [197] -
特別ではない主婦(27)
それが、私の孤独感を 一層、深くした。でも、私の知らないところで。私に連絡を取るか取るまいかと悩んでくれてる子がいた。それが、「チカ」という今も友達でいてくれてる子のうちのひとり。あ、この話の中で初めて人の名前が出た(笑)就職して、私のついていた嘘も皆にバレて・・・総スカン喰らって、しばらく自分の中でメソメソしていたのね。自業自得のくせに生意気にもウジウジしていたっていう・・・。呆れてモノも言え
紀々 さん作 [210] -
特別ではない主婦(26)
本来の自分をその時ちゃんと出せていたバイト先は、ん〜・・・。自分以外は男だった。別に、いい顔?しなくてもっていうか、自宅にいるのと変わらない感じでいられただけ。極端だけど、(マナーとしてどうかは、とりあえず別として。)彼らの前で、屁もすりゃ鼻もほじる。で、鼻血を出せばティッシュを鼻に詰めて歩いてた。し、寝癖が直りきってなかったりボロいキャラT 着ていたり。とにかく、年頃な女の子なら男の前ではしな
紀々 さん作 [223] -
復讐?
クラスにいた人は彼の日頃決して見せない哀しそうで、無表情のまま殴り続ける彼を何が起きたかわからないままみていた。一番近くにいた少年と先ほどまで話をしていた男は今までの出来事に呆然としていたがふと我に戻り彼を止めた。彼にやめるように言いながら必死で殴り続けている彼の手を止めた。すると彼は殴る手を止めた。そして掴まれた手をみて男に「お願い。離して」と言い、男は彼のあまりの優しい声に掴んでいた手を放し
スッピー さん作 [208] -
復讐
いつもとなんのかわらぬ中学校の休み時間のことだった。コツ、コツ、コツ彼は一歩ずつ歩き出した。ある少年の背後でふと足をとめポケットに忍ばせていた長さ15センチくらいの果物ナイフをだし「ブスッ」っと少年の背中を刺した。休み時間いつもみたいにガヤガヤとしていた教室で後ろから近づく彼の存在にまったく気づかなかったのだ。なんか痛いなぁと振り返った少年は自分の現状を見て「えっ!?」と何が起きたのかと現状が把
スッピー さん作 [238]