携帯小説!(PC版)

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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 夜に咲く華〜その31〜

    そして、五年の年月が立ち…。連二郎は落ち着きなくうろうろ歩き回る。手伝いに来ていた妙が笑う。「落ち着いてください、旦那様。間もなくですよ」妙がそういい終わらないうちに襖の奥から元気の良い赤ん坊の鳴き声が聞こえてきた。「ほら、生まれた」妙は急いでお湯を運ぶ。しばらくすると産母がでてきた。「おめでとうございます。女の子ですよ。二人とも元気ですよ。中に入って見てください」連二郎は慌て中に入る。小さな塊
    岬 登夜 さん作 [397]
  • エレガント…8

    恵理と由美子は会社の近くのMANMOSバーガー店に寄りチーズバーガーセットを2セット頼んだ。 席についたトタン恵理が声をあげた。「もー!耐えられないよ。あんなバイト。」 「何言ってんのよ。恵理が金が必要だからってバイトを紹介してあげたんじゃない。まだ1週間でしょう?せめて1ヶ月は頑張りな。」「家に帰ったらぶっ倒れそう…」恵理はコーラーを一口飲み再び由美子に訊いた。「新開さんって結婚してるの?」「
    海城なな さん作 [229]
  • 夜に咲く華〜その30〜

    紅の叫びが響く。紅はあやめの血で染まったまま健吾に近づく。その頃には憲兵に取り押さえられていた。紅は何かの時にと忍ばせていた懐刀に手をかける。それを見た連二郎は紅の前に立ち静止する。「行かせて。あやめ姉さんの仇討ちにいかせて」連二郎は紅をぎゅっと抱きしめた。「今、お前があいつを刺した所であやめは還ってこない。今、お前があいつを刺したら紅華楼はどうする?あやめの頼所だった紅華楼の明かりを点すのがお
    岬 登夜 さん作 [253]
  • 夜に咲く華〜その29〜

    帰り際、親分は言いにくそうに話した。「実は嬢ちゃんの元旦那なんだが、あれから探しているんだが全く姿が見えなくてな。短銃なんて物騒な物持っているから気をつけてな。うちの方でも探して見るが吉原から出ていってりゃあいいんだが」紅は一抹の不安をおぼえた。どこからか健吾が現れ連二郎を再び襲ったらどうしようと。「なに、それだけ探していないとすればとっくに吉原の外でしょう。中にいたって心配いらないよ、俺が守っ
    岬 登夜 さん作 [246]
  • 夜に咲く華〜その28〜

    1番奥の部屋、布団の上に連二郎は上半身を起こしていた。「起きてて大丈夫なの?」「まぁ、丈夫なのが取り柄だからな。傷は痛むが上手く着いたようだ。医者も驚いていたよ」連二郎は手招きして紅を側に呼んだ。紅は連二郎の隣に寄り添う様に座る。「あの…ね。健吾とは離縁したの」紅は健吾の署名入りの書類を見せた。「あー、抱きてぇ。怪我さえしてなかったら今すぐ抱くんだけどよ」連二郎は紅の肩を抱き、ぐっと自分に抱き寄
    岬 登夜 さん作 [241]
  • 24、鎖国〜国の行方、人の想い〜

    保波に呼ばれた二人は、歩が先につき、渓吾は開いていた携帯を閉じながら保波の前に来た。「今日、歩と渓吾で今日、京都に出張してもらおうと思ったんだけど、旅行部のなんだっけ?鈴木がちょうど、京都に取材に行くから渓吾と鈴木で行って来て。確かぁ、名前は鈴木しょうやだったかなぁ〜。歩は明日、あさって明々後日の3連休で。最近休んでないでしょ。以上〜。あっ会議。じゃあね〜。」保波は立ってその場から走って去った。
    絹服誓愛 さん作 [200]
  • 夜に咲く華〜その27〜

    男達はせせら笑う。「うちの店?ここはお前さんの店でなく、今からうちの組のもんだ」「権利書だってある。ここは私の店だ」男達はそれを聞いてゲラゲラ笑う。一人の男が健吾に紙束を投げ付ける。「お前の借金の形に取られたんだよ」健吾は束の借用証を広げる。「紅が…、紅が何とかしたって話だったのに…?」「何ともなっちゃいない。少しづつ返済していたんだがもう無理だと昼間来ていったのでうちで引き取る事にしたんだ。さ
    岬 登夜 さん作 [314]
  • エレガント…7

    今日は食数が多くて忙しい。半額のキャンペーンもある為、作業場は悪戦苦闘していた。学生アルバイトの松本恵理は後片付けをしていた。「ちょっと、松本さん!」またかと振り向けば新開夏子がいた。「はい、何でしょうか新開さん?」「これ、ゴボウが少ないんだけど…ちゃんとグラムはかったの!?」「あっ…すみませんでした」「すみませんでしたじゃないわよ!ちゃんと、仕事に集中しなさいよね若いくせに」「以後気を付けます
    海城なな さん作 [273]
  • 夜に咲く華〜その26〜

    昼近くになり健吾は帰って来た。かなり疲れたのか帰るなり眠ってしまった。紅はその隙にとある場所に出向いた。健吾は夕方まで眠っていた。その頃には紅も戻っており普段通り過ごしていた。「お話があるの」紅の言葉に健吾は余裕の顔で「なんだい?」と答えた。「私と離縁してください」一枚の紙を取り出して申し出た紅を健吾は笑う。「いいよ。僕と別れて連二郎君と一緒になるつもりかい?ただしここは渡さないよ。身一つで出て
    岬 登夜 さん作 [279]
  • 腐りかけ19

    場所は運転免許センターの待合室…言い出したのはアタシ尚にとっては青天の霹靂だったろう。真新しい免許を誇らしげに尚が掲げて「俺の彼女は凄い!美人だし仕事出来るし…バイクにも乗る!」…言葉が引っ掛かって…私は正直になりたくなった…「尚?私が尚の嫌いな茶髪で仕事がいい加減でバイクは勘弁みたいな人間なら全く他人以下だったわけだよね…」理論むちゃくちやだ…だけど尚の何かがアタシをイラつかせ、焦らせる。尚は
    souel さん作 [283]
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