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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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スカバンburn!!〜夢〜 -186- 俺は好きだよ、君のこと。
伸「…なぁ秋ちゃん」帰り道、秋奈は伸昭の少し前を黙ったまま歩いていた秋「…ノブ君、家帰んなくていいん?ちぃちゃんおいて来ちゃったんでしょ?」伸「ワン家に戻ったって。だから俺も行くわ。…それより、秋ちゃ、」秋「今日うちがご飯作るんやった。晩御飯、何がいいかな」伸「…俺はハンバーグがいい」秋「適当に答えんといて」伸「適当じゃないよ。俺は秋ちゃんのハンバーグが好きなのー」秋「…あっそ」伸「…それ
きゃしーさん作 [403] -
スカバンburn!!〜夢〜 -185- “最後”に、無理矢理繋げる2つの“夢”
翼「なんとかする…って?…どうやって…」すっかり秋奈の勢いに圧されている翼。一方秋奈は相変わらず強気な目で翼を見つめ宣言した秋「うち…いつか絶対に…ノブ君の彼女になってみせる!」翼拓伸美「・・・(゚ロ゚)」突然の秋奈の宣言に言葉がでない4人秋「うちがノブ君の彼女になって浮気なんか絶対させない!これでどうよ!」翼「いや…どうよって言われましても…」翼は病室の隅につっ立っていた伸昭に目を向けた伸「…」
きゃしーさん作 [402] -
スカバンburn!!〜夢〜 -184- 本当
伸「でも、俺嫌われてるよ」ようやく伸昭が口を開いた秋「大丈夫、うちに任せて」伸「秋ちゃんに?」秋「うち、自分の気持ちに素直になろうと思う。だから、ノブ君も今の気持ちに素直になって」そうして秋奈は伸昭の手をひいたガララッ秋「翼!」翼「おっ!秋奈、あいつらもう帰っ…」伸昭に気づいて黙る翼病室には猛達の姿はなく、翼と美弥と拓朗だけだった拓「…伸昭…!?」翼「…な…何やねん」秋「翼、ノブ君をバンドに入れ
きゃしーさん作 [336] -
スカバンburn!!〜夢〜 -183- 嘘
伸「どこ行くん?」伸昭の手を握ったまま、なかなか秋奈は答えようとしなかった。そして、そのまま2人が着いたのは…伸「…ここって…病院?」秋「ベース、やりたいんでしょ」伸「…」秋「思い出してん。ノブ君さ、前に言ってたやんな。うちらのバンドがうらやましいって」“ほんまみっきー達のバンドがうらやましいわ”伸「あ〜…言ったっけ?そんなこと…」秋「ただの遊びなんて言ってたけど、ノブ君もほんまはベーシストが夢な
きゃしーさん作 [359] -
スカバンburn!!〜夢〜 -182- 君の答えは?
――伸昭の家ち「ノブー暇ー」伸「んー俺に構わずワン家に行けよ」雑誌を読みながら伸昭はめんどくさそうに答えたち「ノブは行かないの?…春ちゃんから連絡あった?」伸「んー…今朝メールきとった。“もう元気です”って」ち「…他は?」伸「…」ち「…それだけ?」伸「…やっぱ…俺の負けかな…」その時チャイムの音が鳴ったち「誰やろ?」ちひろが立ち上がる伸「ええよ、俺が出るわ」ちひろをひきとめ立ち上がると伸昭は玄関に
きゃしーさん作 [363] -
スカバンburn!!〜夢〜 -181- 行け!あの人のところまで
――翌朝 病室翼「だー!もうっ!だから、そこはちゃうって!下手くそ!!」拓「お前の教え方が下手やねん!」光「また喧嘩してるよ」猛「変わんないね」喧嘩する2人に呆れながらも光希達はそれを嬉しそうに眺めた。一方で秋奈は熱も下がり猛が翼に持ってきた漫画を波音と読みながら声をあげて笑っていた光「でも…大丈夫なんかな?拓朗がギターって…」猛「大丈夫だよ。…なんていうか、何でもすぐにそれなりに出来ちゃう人って
きゃしーさん作 [359] -
スカバンburn!!〜夢〜 -180- 失恋なんて笑いとばせ!!!
―――その日の夕食波「せえちゃぁあん!!ほんまあんたは男の中の男やあ〜!!!」猛「そうやそうやあぁ!」泣きながら聖二を絶賛する2人聖「…そりゃどうも(-_-;)」光「聖二!くじけちゃダメだよ!女なんか星の数ほどいるねんから!」光希の隣で応援の眼差しで頷く慶太郎猛「そうや!負けるな聖二ー!」波「負けるなー!」聖「・・・(-_-;)」隆「何や、聖二、秋奈に振られたんかー!どんまいどんまい」隆一は少し酒
きゃしーさん作 [353] -
スカバンburn!!〜夢〜 -179- 私が居たい場所
――ワン家「秋奈…秋奈の正直な気持ちを俺に…ちゃんと伝えて?」そうして聖二は秋奈の頬を伝う涙を拭った「…聖二…うちは…」「…うん」言葉に詰まり秋奈の目からボロボロ涙が溢れおちる「…聖二に…いつも頼ってばっかで…」「…うん」「聖二が…おらんと…うち…」そう言いかけて秋奈は口を閉じ首を横に振った「…でも、」「…」「…でも…もうそんな自分も終わりにする。今度は…誰かに頼るばっかじゃなくて、うちも何か
きゃしーさん作 [370] -
知ること
窓の外を魚が泳いでいく夢を見た。通った跡にぷくぷくと泡を出しながらヒレを動かす様を。それだけで彼らが生きていくだけで完成された世界。美しい。ベッドに横になっていた私は、起き上がってゆっくりと窓辺に近づいた。窓を開けて彼らと泳ぎたい衝動に駆られたが、自然とそれが出来ないことが分かっていた。彼処には空気がない。だから私は息が出来ない。手をピタリと窓ガラスにつけ、顔を近づける。一匹の魚が側まで来てくれた
つるさん作 [612] -
スカバンburn!!〜夢〜 -178- だから、歌って
拓「まだ昨日練習しただけやから、まあ下手やねんけど…これから俺、絶対に上手くなる!」ギターを弾き終えると拓朗が力強く言った翼「…」拓「だから、翼…お前は歌ってよ」翼「…歌…」拓「そうや!ギターが弾けなくてもお前には歌がある」美「…拓朗…そうや!翼!あんたは歌えるやん!」翼「美弥…」嬉しそうに笑う美弥を見上げる翼の目に涙が浮かんだ翼「美弥…俺は、まだ…夢を見てもええんかな…?まだ…希望はある?」美「
きゃしーさん作 [343]