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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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サンニン
俺は小さな嘘を考えた。誰も傷つくことのない嘘を。「それ名案。」ゆうぱちも納得の様子だった。 次の日俺はカオルに嘘をついた。「そっかあ、ゆうぱちも強化部入ったからなあ。夏休み大変なんだなあ。しかたねえな、残念やけど・・」カオルはそう言った。いつもの騒がしいキャラは忘れて、物静かに言った。(許してくれカオル。たまにはお前抜きで一服したいんだ。お前抜きで・・・) なんでこんな嫌ってんのかな、俺は。 少
紀夜 さん作 [368] -
人は醜い(2)
例の少年がかつあげしていた時、中年の男が立っていた。デブだが、優しい目をしている。 「ぼく、養子にならないかい。」 奴は断った。 「頼むからなって。どうしてもぼくが必要なんだ。」 奴はバタフライナイフで斬りかかった。 「どうしても駄目なのか、ならば力づくでさらうよ。」 格闘が始まった。場所は駅前。周囲の奴らは無視か写メを行うか煽っていた。すぐ近くに交番があるが、勿論近寄れない。 5分後、決着が
? さん作 [268] -
勘違いSTORY〜ホラー編〜
『仮に私はA子。』「仮に僕はB男。」二人は同じマンションの、同じ階に住んでいる。ここまではよくある物語。ただひとつ違うのは……。〜ガサツ女と臆病男〜私は最近髪の毛に悩まされている。僕は最近髪の毛に悩まされている。私は最近抜け毛が凄い。多分季節の変わり目だからだろう。僕には呪いがかけられている。毎朝恐ろしい目にあっているからだ。それにしてもよく抜ける。手ぐしをすると少しビックリするくらい。それにし
ウガヲ さん作 [236] -
人は醜い(1)
「おめでとうございます。元気な男の子です。」 看護師は夫婦に告げた。 「だから、セックスしたくなかったんだよ。」 「お前だって体を使って金稼げ。」 夫婦は子を疎ましく思っている。 「あの、身長50センチで体重8000グラムです。」 「黙れ、どうせこいつとは短い付き合いだ。てめぇもな。」 「何だと、私は金目当てで結婚したんだぞ。」 「俺も若かった。恋というくだらん感情て結婚してしまった。だが、
? さん作 [426] -
思い
優しく優しく 優しくひとの事を思いやり生きているけれどひとは自分の事しか考えず裏切りを繰り返す真っすぐな思いはもうこの世には不必要でそんな世は楽しく生きていけるのだろうか
寒椿 さん作 [319] -
借金地獄生活
多重債務が問題になる昨今、その実体験を綴らせていただきます。全ての始まりは今から15年程前の学生時代です。当時パチンコや競馬などギャンブルが好きと言うか、狂ってましたし、完全に依存症でした。朝は学校に行くつもりで家を出て、満員電車に揺られながら学校のある東京の飯田橋駅で電車を降り、気が付くと学校とは逆方向のパチンコ屋へと歩きはじめている自分がいました。「いけない!学校に行かなくちゃ」と思う自分と
大芦浩和 さん作 [274] -
サンニン
俺はいつか言ったとおりのシャイ男で、引っ込み思案で、基本無口で、なかなか他人に本音を見せない人間だ。いつかこの性格がもっとオープンになることを切に願っている。この性格のせいで、仲のいい友達はあまりいないのだ。 高校生にまでなると、その気持ちはつのるばかりだった。「今のさ、俺たちをだれかが見てたらなんて言うだろうな。」「“あいつらホモか?”じゃねえの?」「やっぱりそう思うか?俺ら気持
兄さん さん作 [382] -
未設定ー29ーキミは誰?カツミとアフターとアユムの世界
カツミの世界(うわ〜、ヤバい。)カツミは慌てていた。ベッドから転げ落ちそうになる。目が覚めた、時計を見!ると10時を過ぎていた。昨日の、いや今日、今朝のアフターを切り上げて寝たのが何時だっただろうか?記憶にない自分だった。モノトーンな色に統一されたベッドには脱ぎ捨てたままのスーツ、ネクタイが散乱していた。いつもの自分の部屋とは幾分、様子が違うコトにカツミは呆れていた。戦闘服=スーツは脱いで寝たら
未伊子 さん作 [417] -
彼らの笑顔
僕の通う高校は俗に言う「荒れた学校」だ。喫煙や飲酒をする生徒もいれば、財布を盗んだり物を壊したりする生徒もいる。全校集会などをやると、イカツイ頭やくねくねパーマが連なっててどこかのライブ会場ではないかとさえ思えてくる。 そんな空間にいるのがイヤだった。もちろんマジメな生徒だっていないわけじゃないし、気の合う友達だっている。でも乱れた奴らがふんぞり返るような所にいたくはなかった。奴らを世の中の汚点
ぷ〜 さん作 [466] -
すれ違う時間
僕たちは相違の森に迷い込む神のいたずらという言葉があるとしたら 今がそれにあたる今まで歩んできた道もそうだったのかもしれない互いに守るべきものがあるとしてそれでも求めてしまう触れたくなる衝動を抑え切れずにいるこれが流れに逆らう罰なのでしょうこの苦悩こそが
サクラ さん作 [730]