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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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恥の多い人生でした?
私は、とにかく彼らを見返してやりたかった。それで私ができることを考えた時、彼らと絶対的な差が表れるのは『勉強』だった。 彼らを見返し、自分に自信をつけるために死ぬ程勉強した。結果、中2の期末テストは学年全体でトップになった。 これで、いじめはなくなった。すごく楽になった。 しかし、中学の2年間で受けた傷は大きいかった。私は、元々アトピーを持っていて、いじめからのストレスで炎症がひどくなった。い
しんね せいし さん作 [344] -
迷路
バツイチ33歳が、やっとのことで掴んだ幸せ。それが新しい家族。子供も生まれて幸せに暮らしていた。仕事も順調、子育て順調、ずっとこのまま続いていくと信じていた。しかし、ちょっとした仕事上のずれ、家族とのずれが積み重なって最悪の結果をまたもや作りそうな気配。なぜ解っていても人は、同じことを繰り返してしまうんだろう。本当に厄介な生き物だ。周りを見ると羨ましく見えてくる。自分が情けなく思えてくる。いつし
のぶ さん作 [249] -
未設定ー17ーキミらの一人、現るの世界
チビろぉ〜のおねしょ騒動で、いったん家路に着いた未伊子さんであった。 想像通り、あちこちに濡れたパジャマで歩いたと思われるチビろぉ〜の足あとと、ばらばらに散らした服(チビろぉ〜の)があった。「ごめんな〜」玄関先で座り込んだチビろぉ〜に声をかける未伊子さん。「ドコおった、と?」抱きつきながら、チビろぉ〜は言った。「コインランドリーだよ!電話で言ったやん」「わからん、なん?」そうかまだ理解出来ナ
未伊子 さん作 [485] -
どうして、僕は
どうして、僕は生きてるの? 目を醒ますなり そんな事を考えた。 ここは大阪の西成に近いいわゆる日雇い人夫が寝泊まりする寮だ。寮とは名ばかりで 3畳程の部屋にトイレと風呂は共同になっている。各部屋のドアには○号倉庫と書いて有りまるで荷物扱いだ。朝5時に起きて、近くに有る事務所迄チャリンコに乗って行き、仕事をもらいに行く。しかし、毎日仕事が
カァタン さん作 [282] -
幸せってなんだ
例えば。私が宝くじで3億円あたったら幸せだ。例えば。学校に行けない子ども達が好きなだけ勉強できたら幸せだ例えば毎日食べるものがない人達が好きなときに飯が食べれたら幸せだじゃあ 例えば金持ちで勉強もできておいしいものを毎日たべて。その人の幸せってなんなんだ。幸せがないって不幸だよな。不幸なんだろうな。幸せってなんだ
黒風呂 さん作 [488] -
Forgot-7
いきなり、病院全体が揺れ始め、天井が崩れ落ちてきた。あまりに突然なので、脳の処理が追いつかない。彼はその場に這いつくばり、やり過ごそうとした。だが、揺れはいっこうに収まる気配はない。その間にも、天井は崩れ階段を塞いだ。母親と彼を繋ぐ、唯一の道。それが今、閉ざされていく。彼は絶叫し、母親を呼んだ。せっかく再び会えたのに、と。希望が塞がれていく中で、最後に彼は見た階段の上に立つ母親の姿。パジャマにス
黒和 さん作 [401] -
未設定ー16ーキミらの一人、現るの世界
「チビろぉ〜が寝たけん母ちゃん、コインランドリーにおるよ、ごめんね」「濡れたけん着替えたか〜グスン」電話の向こうのチビろぉ〜は、寂しくて泣いているようだ。「わかった。すぐソコに行くけん、待ってて」電話を切ると未伊子さんは駆け出した、が足を止めて加藤 創の方を向いて言った。「チビが泣きよるけん、帰る。下着には手を出すなよ!」「あほか!俺はそんなガキじゃなか。それに欲しかとは未伊子さんのモノじゃな
未伊子 さん作 [368] -
未設定ー15ーキミらの一人、現るの世界
ーはじめにーメールの返事はすぐに返さナィといけないモノですか?返事するヒマもナィ人はいるとは考えててあげれませんか?返事する内容を考える内に眠ってしまったり、疲れているのです。返事がナィ位で、相手が自分を嫌っているんじゃナィかと落ち込むのはよくあるが、少し気持ちを落ち着けて3日くらいの待つ余裕を持って…。可哀想なカツミ殿、キミのメールには未伊子さんちっとも関心がないようでアル。キミらの一人、現る
未伊子 さん作 [409] -
カカシとカラス7
7:「せんせ〜ここがいいよ」「はやく、はやく」「はいはい。せかさないでくださいな」声がする。人間の声だ。久しぶりに聞いた気がする。「できた〜」「これでりょうてそろったね」「わたしおけしょうしてあげる」ゆっくりと目を開ける。まぶしい。光に目が慣れてくるとようやく周りが見えるようになってきた。目に写ったのはあの何もない田んぼではなかった。大きな建物が目の前に見える。オレの周りには小さい人間がたくさん
ルクルト さん作 [250] -
カカシとカラス6
6:秋が終わり冬になってもカラスはやって来なかった。降り積もった雪の重みで右の腕は折れてしまい片腕だけになってしまった。返事のない淋しさに絶えられずしゃべることをやめた。最後に来た人間たちがもう農業は続けられないと言っていた気がする。関係ない。オレはただのカカシだ。ただここに立ち続けるだけなのだ。そしてオレはなにも変わらない風景を見ることをやめて、目を閉じることにした。捨てられた田んぼには片腕の
ルクルト さん作 [218]