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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

 
  • 流狼-時の彷徨い人-No.81

     その身に複数の銃弾をうけ、力尽きて崩れ落ちる半次郎。 その半次郎を抱き止めたノアは、忸怩の念に口許をゆがめていた。 彼女は加藤段蔵という強敵を意識しすぎたあまり、周囲への警戒がうすれていた。 そのつけを、半次郎に回してしまったのである。「ワタシが特異体質である事は話したはずだ。 なのに何故、ワタシの盾などになった」「……貴女はご自身が不老であるとはいわれたが、…不死であるとはいわれなかった。 …
    水無月密さん作 [615]
  • 流狼-時の彷徨い人-No.80

    「……一つも当たらねぇのかよ。 まったく、可愛いげのねぇ野郎だ」 言葉とは裏腹に、半次郎への評価をたかめていく段蔵。 そして彼は考える。 今、この場で手加減なしの勝負を半次郎にしかけても、十分楽しめるのではないかと。 段蔵のオーヴが僅な殺気をおびた刹那、その背後に忍び寄ったノアの剣が振りおろされた。 煌めきながら弧を描く剣に、是非もなく一刀両断に切り裂かれる段蔵。 だがその姿は、すぐさま霧散して無
    水無月密さん作 [628]
  • 流狼-時の彷徨い人-No.79

     段蔵を見上げる半次郎は、今更ながらに飛び加藤の異名の意味を理解していた。 その真骨頂である跳躍力を出してきた以上、次の攻撃はこれまでと一線を画するものとなる。 そう判断した半次郎は、どのような攻撃にも即応できるように身構えた。 半次郎の戦闘準備が整っていることを確認した段蔵は、再び口元に笑みを浮かべた。「オーヴってのは密集させると硬度と輝きを増す。 まぁ、この程度なら一、二発当たっても死にはしな
    水無月密さん作 [546]
  • 流狼-時の彷徨い人-No.78

     戦略、戦術に秀でた者は幾通りもの展開を想定し、相手の動きに対応するものである。 加藤段蔵もその一人ではあったが、半次郎の奇想天外な言動は彼の予測を越えていた。 だが、その状況ですら面白いと思えるだけの余裕が、段蔵にはあった。「俺を越えて見せるとは随分な大口をたたくじゃねぇか。 それで、その代価として何を要求する気だ? あの女との闘いをやめさせたいなら、要求する相手が違うぜ」 将来的な楽しみが確約
    水無月密さん作 [501]
  • 流狼-時の彷徨い人-No.77

     揺らめきながらも立ち上がった半次郎。 その身体が既に限界をむかえているのはあきらかであったが、彼のまとうオーヴは白金の光を放ち始めていた。 オーヴの発光、それはオーヴの量、質ともに常人の域を超越したことを意味していた。 更にオーヴの輝きをましていく半次郎。 彼の成長は異常であり、その危うさを危惧したノアは、剣先で段蔵を牽制しつつ半次郎を制止した。「よせっ、 これ以上闘い続ければ、命の保証はないぞ
    水無月密さん作 [578]
  • 空手道佐山塾 あとがき後編

    実戦配備とは死と隣り合わせだ。 敵はこちらの命を狙う。勿論こちらも敵の命を狙う。 そんな時、やはり信頼出来るのは仲間だ。 互いの背中を護り合う仲間だ。 だからこそ仲間に敬意を表する事、仲間の為に命を掛けることが当たり前になる。 だからいじめなど無い。 そんな暇も無い。 ところが自衛隊は縄跳びやサンドバッグ、シャドーボクシングはしてもスパーリングすらしないボクサーのような状態だ。 だか、訓練だけはす
    ハバネロベッパーさん作 [647]
  • 空手道 佐山塾あとがき前編

    まずは訂正とお詫びを 最終話後編の中で、師範や師範代の足元…と書いてありますが、正しくは、師範や師範代 が 足元にも及ばない人間に…です。 意味が逆になってしまいますね。 失礼しました。 お詫びして訂正致します。 さて、拙作空手道佐山塾を一編でも、または、全編にわたってお読み戴きありがとう御座いました。 正直今回はどなたにもお読み戴けないと思いながら投稿致しました。 前作、シャドーオプスからだいぶ
    ハバネロベッパーさん作 [706]
  • 空手道 佐山塾 最終話後編

    カメラマンが急ぎ兵士にカメラを向けると、気付いたのか兵士はクルリと背を向けて山の中へと消えた…が…一瞬アップになった黒いサングラスを掛けた横顔はアメリカ人ではなく東洋系だった。 そして、その横顔は紛れもないK先輩だった。 その後ろ姿を見て俺は確信した。 先輩…肉体労働って… シールズ隊員だったのか… 世界最強と言われる特殊部隊シールズ 先輩のあの身体 あの瞳 確かにただものではない雰囲気だった…
    ハバネロベッパーさん作 [677]
  • 空手道 佐山塾 最終話 前編

    次の日から、俺はどの現場でもすこぶる仕事がしやすかった。 瞬く間に噂は広がり、俺は現場の味方…として、好意的に受け入れられたらしい。 ま、災い転じてなんとやらで、悪いより良いにこしたことはない。 そうこうするうちに東京に来てから早3ヶ月ほど経った頃だった。 俺はクライアントとの打ち合わせの為に、待ち合わせ場所の喫茶店で先方を待っていた。 遅くなるとの電話を貰い、暇つぶしで人の出入りを眺めていると、
    ハバネロベッパーさん作 [940]
  • 空手道 佐山塾11

    どうしたんですか…皆さん? あの野郎はよぉ、なめ腐りやがってんだよっ! 現場現場で勝手な事しやがってな、あんたんとこの社長の幼なじみだかなんだか知らねーけどよお いい迷惑だったんだよっ! にしてもだ、スカッとしたねぇ、あんたてえしたもんだょ! どうやら今までも、適当かましてたらしい…師範殿は… 情けねえな… 俺は心底師範の人間性を情けなく思った。 先輩はこんな野郎に憧れて、そして侮辱されて… 俺は
    ハバネロベッパーさん作 [618]
 
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