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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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夢跡†(15)
「そうか…」かける言葉も見つからない。それだけ立木も必死に自殺志願者を止めたいのに。雰囲気が暗くなったのを察して、旭は慌てて言った。「でもねっ、まだそんなに声かけてないし、手掛かりが無いとも限らないからっ」「そうだな」旭を見て、安心した。正直自殺志願者も心配だが、旭の事も心配していたのだ。
つるさん作 [488] -
スカバンburn!!〜夢〜 -169- 好きにならずにはいられない
「何聞いてるん?」しばらくそれぞれ別れて店内をまわった後、一人で試聴していた伸昭に秋奈が訊いた。伸昭は何も言わずニコリと笑うとヘッドホンを秋奈の耳に当てた「…この曲なんか聴いたことある…」「“Can't help falling in love”。よくいろんな人にカバーされてるからじゃない?元は確か、エルヴィス・プレスリーやったかな」「この曲好きなん?」「今それ歌ってるバンドが元々好きやって
きゃしーさん作 [392] -
スカバンburn!!〜夢〜 -167- うまくいかない計算
「…今は?」伸昭が聞き返す「ちょっとでも可愛く見えたらいいのになとか…そういう…下心っていうのかな…いつも計算してる」「そうなの?」「うん。でも、いっつも計算通りにできひんの」「じゃあ今わかったんじゃない?」「何が?」「計算しなくてもそのままでいいんやってこと」「…本気で…可愛いって…言ってくれた?」「いや、俺はいるかが可愛いって言ったんだけど」悪戯っぽく笑う伸昭に顔をしかめる秋奈「嘘嘘。ほら、そ
きゃしーさん作 [375] -
スカバンburn!!〜夢〜 -167- でも、今は
「これがいい」「ん?どれ?」秋奈が手にしたのはいるかの抱き枕だった「いるか?何でこれ?」「だってなんか癒してくれそうじゃない?それに見てや。この目がね、うちに買ってって言ってるみたいやねんもん」秋奈がいるかに顔を近づけるのを見て伸昭はくすくす笑った「な…何なん?」「いや、可愛いなあと思って」その言葉に秋奈はぱっと耳を赤くし、いるかを元の場所に素早く戻した「あれ?買わんの?」「だって別に自分を可愛く
きゃしーさん作 [356] -
スカバンburn!!〜夢〜 -166- ぬいぐるみ
「はあ…もう!多すぎだよ!ノブ君の“知り合い”!!」「ははは…ごめん(-_-;次はどこ行く?」「じゃあこっ…」顔をあげた秋奈の手が止まる「ノブ君やっぱりこっちにいこう」そしてくるりと方向を変えた「え、どうしたん?…あ、あいつ…」伸昭はあの日、ゆうすけと居た男達の姿を見つけた「大丈夫?」彼らの視界に入らない場所までくると伸昭が訊いた。伸昭の手を握る秋奈の手は震えていた「だいじょ…」大丈夫と答えようと
きゃしーさん作 [357] -
美意識
「ごめんねぇ…」そう言って、僕を見つめた。僕は、どうしていいかわからないような気持ちになった。何を謝っているのか?何の事かわからない。でもただ謝りたかった…みたい。どうしたんだろう?「いつも迷惑かけてごめんね」こんどは笑顔で言っていた。
HTさん作 [486] -
スカバンburn!!〜夢〜 -165- 君の好きなもの
2人は手を繋いだままいろんな場所に向かった――花屋「この青い花、好きやな。この色好きやし」「…青が好き…」「お!秋ちゃん、この花似合うね」「ほ、誉めても何もでないよ!」「はいはい」――クレープ屋「俺はチョコにしようかな」「チョコバナナ?」「いや、バナナ嫌いやねん」「へー…バナナが嫌い…」「秋ちゃんは?」「え?あ!うちもそれ!」「わ、真似やん」「ちゃうもん!決めてたの!」「あっそ」――本屋「
きゃしーさん作 [336] -
スカバンburn!!〜夢〜 -164- Take my Hand
「映画みたい!その…逃亡劇??」突然目を輝かせる秋奈「こらこら…(-_-;」「ああいうのやってみたかってん!なんか刑事がこういう物陰からこそこそ犯人追跡したりとか…」そんな秋奈をじっと見つめる伸昭「あ…ごめん。うち何言って…」急に我にかえった彼女に彼は笑いだした「意外。刑事モノとか好きなんや」「…べつにぃ。」「俺もさぁよく昼間くらいにやってるやん、○○事件簿とか、ああいうのつい見ちゃうねんなあ」「
きゃしーさん作 [381] -
スカバンburn!!〜夢〜 -163- 2人で
ち「春ちゃん、今日出かけてきたら?」朝ご飯中、伸昭が動くたびにちらちらと目で追う秋奈に気づきちひろが言った秋「え?」ち「だってこんなキッチンが爆発するような家に籠ってんのも嫌じゃない?」伸「こら、俺の家やぞ。だいたい秋ちゃん熱あるし」ち「じゃあノブも一緒に行ったらいいやん!しんどくなったらノブがおぶって…ね?2人で遊んできなよ」伸「でも秋ちゃん大丈…」秋「い、いきたい!大丈夫やもん!!」伸「え?」
きゃしーさん作 [325] -
スカバンburn!!〜夢〜 -162- 君が笑うと
秋「今さらわざわざ誰かのために何かしようとしなくたってノブ君はいっぱい人を助けてるやん」背を向けたままの伸昭に秋奈が優しく言った伸「いや〜俺かなりの女の子泣かせるような男だよ?」秋「でもうちは3回助けられたよ」伸「3回?」秋「1回目は光希と拉致られそうになった時。2回目はあのお嬢って子に仕返しされそうになった時。そして3回目は…」伸「…」秋「…なんかノブ君ってうちがピンチの時よく現れるね」伸「た
きゃしーさん作 [345]