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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 彼氏とあたし

    彼氏が車をぶつけたらしい。シラフで。怪我人はなし。良かった。今月は車の税金もくるのに相手側の修理費約20万。おいおい。当分、生活きついな。あたしは服も買いたかったし、新色の化粧品も欲しかった。新しいミュールも。でもいいよ。金くらい。今まで何かと助けてくれたけんあたしも一生懸命働いちゃるよ。あんたが無事で何よりよ。
    ハル さん作 [488]
  • スノーグッバイ 〜届く前に、溶けていく。〜4

    名雪と私の出会いは小学校3年の時だった。顔立ちは当時から名雪は可愛かった。名雪は小3の新学期と同時に関東から転校してきたので、田舎にはいないタイプに思えた。「浅倉さん?浅倉さんって何か習い事してる?」「あ…。うん。ピアノ習ってるよ、去年からだけど。」「本当?結宇もねピアノ習ってるの。幼稚園の頃から。どこの教室?」と、些細な会話がきっかけでその日から一緒に帰るようになった。「アキ、今日の放課後、名
    東梅 しあ さん作 [219]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第十一話− 『A』は、狂気じみた眼で私を見ながら微笑み言った。「愛してるからこそ、尚更憎いし、ただですますつもりはない。」と。「死体は彼に見つけさせたい」と。「でもそれだけよ。後は何も彼には残さない。」「残さないって……?」『A』の瞳は、いつの間にか深まった狂気でギラギラと輝いて見えた。「彼には傷だけを残してやるの。傷と怨みのこもった手紙だけ。」くすくすと『A』が笑い声を立てる。私は恐怖に満ち
    あきは さん作 [316]
  • ある風景 ? 荒廃

    世の中の大半の人間は、自分の利益しか考えていないように、フミには思えた。 その社会から、はじき出された者は、自ら命を断ったり、引きこもり、ニート、依存症、犯罪… あらゆる落後者の道を辿っていく。 社会での勝ち組、負け組。生きることに、一体、勝ち負けがあるのか? 自分が、幸福だと感じられれば、すなはち、それは、勝ちだとフミは、思う。人々は、マスコミに踊らされ、自らの煩悩に目が眩み、必死で、自分
    マリリン さん作 [417]
  • ある風景

    フミは最近、すぐ「疲れたなぁ」と呟いてしまう。ニュースでは、気味の悪い事件の報道ばかり流れ、フミの周りの人たちも、それぞれの悩みやそれぞれの疲れのために、どこか皆、不機嫌な表情をしていた。 誰も他人のことを、考えられる余裕など持ちあわせていないように見えた。 例えば、フミが住んでいるような大都会では、ホームレスの人達が、駅で倒れていることなど、日常茶飯事で、誰も気に留める通行人はいなか
    マリリン さん作 [374]
  • 平凡

    みんな平凡でいたいと願っている冷静にも情熱にも浸るコトが恐いんだ人の噂をして 私は普通だと確認する私は幸せだと信じてみる涙なんか流したくないと願っている悪いコトは言わない自分が傷つくコトが恐いだけだからこそ平凡に平凡に波風立てずに平凡に
    サクラ さん作 [594]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    本文−第十話− 『A』は、狂気じみた眼で微笑み言った。「愛してるからこそ、尚更憎いし、ただですますつもりはない。」と。「で、でも当て付けで死ぬなんて………。」私の言葉に『A』は自嘲気味に眼を伏せた。私の言葉に痛いところを突かれた様だ。「でも、私にはもう道が見えないのよ。」「道………?」「私が生きていくために支えになるものもない。」「支え………?」訳が分からなかったが、ただ『A』の絶望があまりにも
    あきは さん作 [313]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第九話− 独り疲弊しきった『A』は、<鬱病>になり、メンヘラーになった。そして過剰な薬の投与と自殺未遂。医師の責任転嫁に打ちのめされ実家に軟禁状態にされる事になった。初めの1週間は断薬による禁断症状で離人症状と目眩、嘔吐、幻覚と幻聴の波に翻弄され死んだほうがマシだと叫び続けていた。やがて実家から一番近い医大の精神科にかかり、やっと『A』は『A』らしさを取り戻し始めた。 それからの3ヶ月は終日血
    あきは さん作 [340]
  • Forgot-4

    彼は、幼い頃の自分に戻り、母方の祖母の家にいるのを感じた。古い家で、コタツに座っている兄はまだ5歳ほどに見える。ブラウン管のテレビには昔よくみたアニメが映っている。ああ、これは夢だ。懐かしいな。と、彼は思った。しかし、なぜ夢だと分かったのだろう?普段ならば、夢とは無意識のうちに作られ、そこに疑問など生まれない。どんなに理不尽であっても、どんなに不可能なことであっても、普通なら「夢」とは気付かない
    黒和 さん作 [416]
  • まくら

    なかなかねつけなくて、まくらを裏返し、また裏返し。嫌な思い出思い出して、まくらを裏返し、また裏返し。あいつは元気でいるかな?俺は元気でいるかな?自分の顔を写メで撮る。鏡の自分とちょっと違う。ホントの自分とは、もっと違う。今の俺は、明日の俺とは違う。今の俺は、昨日の俺とは違う。いろんな自分に責められて、なかなか、なかなか、寝付けない。そしてまくらを裏返し。
    516 さん作 [238]
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