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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • Forgot-3

    「あれから9年も経つのか。」他人事のようにつぶやき、彼は線香に火をつけた。彼は受験生になっていた。既に母親のことも、写真がなければ顔さえ思い出せない。そんな自分に罪悪感を感じながらも、仏壇の前で手を合わせる。翌日にはテストがある。そのため彼は夜遅くまで勉強していた。彼の偏差値はクラスで中の下。現在の成績では、第一希望は難しいと言われている。明日のテストはどうしても落とせないのだ。夕飯を食べると、
    黒和 さん作 [409]
  • 終わらない今日

    「何でまた今日が始まってるんだよ!!」また彼が騒いでるこの台詞は数えきれない程聞いているクラスのみんなが、何言ってるんだこいつ、って目で彼を見ていたがすぐにまた騒がしくなった「なあ、お前もそう思うだろ」彼が私に話し掛けてきた「そうね・・」私は軽く答える「そうだろ!やっと判ってくれる奴がいた。なぁ何でこいつらは気付かないんだ。いや、こいつらだけじゃない。世界中が今日がずっと繰り返されてるのに全く気
    S・U さん作 [462]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第二話− 『A』の言葉は驚きを禁じ得なかった。<自殺だけど他殺>意味がわからない謎掛けの様な『A』の言葉に、 私は戸惑う。『A』は静かに笑うと先を続けてもいいかと、私を促す。私は小さな好奇心にも駆られ『A』の話しに聴き入った。 『A』の夫と『A』の出会いはNETの中だったという。それも普通の出会い系ではなく特殊な性癖の人ばかりが集まるサイトだったという。 『A』は彼女らしくない被虐的な人物とし
    あきは さん作 [341]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第一話− 『A』は私と隣り合い何気ない様子で、まるでお茶をしにいくのとでも言うかのようにサラリと言った。「私はね…死ぬための方法を探してるのよ。」唖然とする私に気がついていないかのように『A』は、穏やかに言った。「貴方には、話しておかないといけないでしょう?」 幼い頃、私は内気で内向的で虐めの恰好のまとで、友達らしい友達もいない子供だった。対して『A』は勝ち気で少し我が儘で、一風変わった子供で
    あきは さん作 [337]
  • 恨むな。

    恨むな。決して恨んではいけない。彼らに非はない。私の勝手な怒りだ。彼らはそういう人間なのだ。割り切れ。大人げない事をするな。むしろ同情と慈愛に満ちた瞳で見下ろせ。彼らを恨んではいけない。恨んだら彼らと同じ人種になってしまう。そんな事は、私の誇りが許さない。だから黙れ。静かな波紋一つない泉を思い浮かべろ。水面を乱すな。鏡のようになめらかなまま、そこをのぞき込む人間の顔を映し出せ。そして二つ目の青空
    よーこ さん作 [417]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −序− 一先ず私は便宜上、彼女を『A』と呼んでおこう。 私は『A』の話しをしようと思う。何故なら『A』は語る術を持たないから。だから、私が『A』のかわりに語るのだ。 『A』は三十路を少し越えた女性だ。既婚者だが子供は夫の理不尽な理由で1度中絶して、それからは諦めたという。『A』は看護師をしていたが、今は辞めている。それについても後から話そうと思う。 私と『A』はまるで姉妹の様に育った。『A』は少
    あきは さん作 [352]
  • 終末の天使 2

    「よく来たな多田。ものは、持ってきたな?」男は、不気味なくらいに平静な口調を取り戻していた。 多田は、ああとだけ答えた。「どこだ?」手には、何一つ持っていない多田を見て言った。「車のトランクだ」じれったい気持ちを押さえて言った。「何か企んでも無駄だ。こいつがどうなることぐらいお前も分かってるだろ」京子の頭部には、銃口が突き付けられたままだ。 多田は、男ならやりかねないと肌で感じた。一匹狼の多田。
    キャロルの秘密 さん作 [865]
  • 終末の天使 1

    暗闇に目が慣れるまで時間が掛かった。取引の場所は、男が指定した、町外れの倉庫である。 約束の時間には、どうにか間に合ったようだ。多田涼介は、胸をほっと撫で降ろした。が、そのとき一瞬にして目が眩んだ。 倉庫の電気が一斉に点けられた。 多田の目に写ったのは、頭部に銃口を突き付けられた恋人、京子の姿であった。「わたしには、構わないで逃げて、涼介」「黙れ」男は、京子の口を空いた片方の手で塞いだ。「や
    キャロルの秘密 さん作 [940]
  • 日本語の誤り5

    妙な点15.「遠い」は「とおい」で、「豆腐」は「とうふ」。 「通り」は「とおり」で、「お父さん」は「おとうさん」。 全部の「う」は、「お」でいいじゃん。 無理に「お」を「う」にする意味ないじゃん!妙な点16.どこぞの国務大臣がキーキー声で言う。「私はね、・・・」 裏声を話し声やアナウンスに使うのは、無教養の証拠。 やだねえ、日本中、あっちこっちでキーキーキーキー。 世界の趨勢からかけ外れてるのは
    犬野声 さん作 [206]
  • 想像症候群 1

    私は星や空等、風景を見るのが好きだ。それは自然なものだけじゃなくて、目まぐるしい人込みや屋上から見下ろした世界のような、人工的なものも含めて。信号で足止めをされて、ふと雲一つない空を見たら、影送りをして遊んで。歩いてる時に雲を見つけたら、物や動物なんかに例えてストーリーなんて考えて遊んで。待ち合わせ場所で人込み見つめて「この人達はどこから沸いてどこに吸い込まれてくんだろ…」なんて、我ながら意味不
    シヲン さん作 [203]
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