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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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スノーグッパイ 〜届く前に溶けていく。〜 1
本屋の店番って、暇。新宿の南口だか東口だか忘れたけどそこにある5階くらいあるでっかい本屋とか、そういう所に比べて、どうだろう?この店。 ここは高齢者が10人中4人とかいう、とんでもない過疎地方都市。本屋はうちと、自転車で40分くらいの所にある大型ショッピングセンターの2つしかない。しかも、うちにいたっては単行本にビニールカバーをかける財政はない。だからこの夕方の時間帯は、必然的に買う小遣いが少な
東梅 しあ さん作 [224] -
わがまま
優しい人に会いたくないのは、そういう人ですら闇を持っているから。いっそ最初から悪の方が、仕方ないなって許せたのに……。……どうして?私、信じてたよ?あなた達なら絶対に私を傷つけないって、信じてた。どうしてそういう事言うの?つらいの?悲しいから?他の人には言わないくせに、私が相手となると、みんな決まって意地悪になる。みんなが悪い人じゃないの、知ってるよ?みんなの事、大好きだよ?でもね、時々つらいん
みぃ さん作 [527] -
気付いたら嘘つき?
気付いた時には、自分の本心を言えなくなっていた。小学3、4年の頃にミニ四駆と言う物が地元で爆発的に流行った。流行に疎い僕は、それがどう言う物かさえわからなかった。クラスの男子全員がミニ四駆を最低1台はもっていた。もちろん僕は持っていなかった。だまっていれば誰にも気付かれないだろうと思った僕は、その話にふれる事はなかった。それなのに、同じクラスの男子が僕にミニ四駆を持っているか聞いてきたのだ。「持
たんたん さん作 [224] -
狂人 ?
それから、どのくらいの時間が経ったのか、ふと気付くと、窓の外は、一面の雪景色だった。 彼の苦悩と救いの道について、一心不乱に考えこみ、彼女はいつの間にか、雪がちらつき始めたのも知らなかった。 曇りガラスを手でこすり、外の様子に眼を凝したが、それでは、飽き足らなくなった彼女は、玄関から庭に、裸足のまま降り立った。顔を天に向け、汚れない白いものが、彼女に降りかかるがままに任せた。それは、長
マリリン さん作 [400] -
一人想い
春。少年をみつけてしまった。その時は気付かなかったよ。こんなに、切なくて悲しい未来がくるなんて。結婚して15年、子供と旦那様と普通に楽しんで生きてきた。けっこう普通で少し自由で、楽しんで生きてきた。子供の入学式、後ろの席に座っている男の子が気になった。「なぜだろ?」帰って子供にすぐ話した。「あの後ろの子は仲良くなれそう?」「話しかけてくれたよ!友達になった!」それから二年。私は最初の疑問を忘れて
紫音 さん作 [295] -
子供水先案内人?
ある時、男は小さな光を手にしていた。まったく、「ここまで小さいと、話すのも一苦労なんだよな・・。」え?なに?「・・・・・。」・・・・「・・・わからん。」俺も、精進がたらんなぁ。男は大事そうに、光を懐に入れ、ちょっと、ここで暖まっててくれ。「やれやれ、最近は特に忙しいな。」男は大きなビルの中へと入って行った。最上階の硝子張りのへやで、餓えとオムツの不快感から、泣き叫ぶ赤ん坊を抱き上げた。よしよし、
Joe さん作 [527] -
16.鎖国〜国の行方、人の想い〜
一人で京都へ出張に行ってプロポーズされた時の事を思い出しながら行くつもりだった。『編集長が一緒に行ってきてだってさ』と渓吾はまっすぐ前を見て言った。『あっそうなんだ』なんだか一人じゃなかったからうれしい様な、思い出しながら行けない、少し残念な気持ちがある様な。『会社に戻るか』シェーキの空の入れ物がが入ってる袋を持ち渓吾は立った。『あっうん。』そして私も立ち、渓吾と一緒にスタンド出口へ歩いて行った
絹服誓愛 さん作 [232] -
狂人 ?
「私は、あなたの話を、全面的に否定はしないわ。人間は誰しも、善悪の両面を持っているものよ。人間は皆、不完全なもので、お互い許し合うしかないのよ。それに、母親というものを例にあげると、子どものためなら、自分の命など喜んで投げ出すし、子どもの幸福のためなら、どんな犠牲も厭わないわ。 これこそ、人間が持つ最高の無償の愛よ」彼は、口の端に皮肉な笑みを浮かべた。 「そういう母親もいるだろう。
マリリン さん作 [434] -
七三分けの…[後編]
「何だ?ォラがそんなに気になるってかぁ?」 こいつか!喋りかけたのは。しかもやたらなまってるし。「お前は…何だ?」「わがんねぇのか?ォラはプリチーな猫だべな〜。」猫か。…。え〜…。猫の要素ゼロだぁ…。「いやいや、そもそも…ね、猫が喋るとかないだろ。」「…皆すて無口だな〜?喋れるべさ。」ハハッ、おっもしれぇ猫?だな。「なぁなぁ!お前家に来ないか?退屈しねぇよ。」「ォラ仕事忙しぃがら無理だぁ?」…あ
クッキーモンスター さん作 [397] -
七三分けの…。[前編]
好きな娘に告白したら、見事にフラれました。いい感じだと思ってたのにな〜。「お〜お〜、お気の毒に…。」声がするほうを向くと一匹のうさぎが居た。…ペットが逃げたんだな?捕まえようと近づくと、変な所に気がついた。見た目は白いうさぎなのだが…背中から刺が生えている。はりねずみなのか?…もう十分変だがそこはいいんだ。一言言いたい。なぜうさぎのくせに、七三分けなんだ!?
クッキーモンスター さん作 [416]