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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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スカバンburn!!〜夢〜 -146- 俺じゃない
聖「それは俺に対する“甘え”だよ、秋奈。それは恋愛感情とかそんなんじゃない」秋「…」聖「お前もよくわかってるやろ?俺に対する“申しわけなさ”とほんまの今の感情とをごちゃまぜにすんな」秋「…」聖「お前が好きなのは…俺じゃない…今のお前に必要なのも俺じゃない。…確かに俺はいつもお前を助けてきたし、これからもお前が必要とするならいつでも力になるつもりや。…でも…それは…俺がお前の“親友”やからで……恋と
きゃしーさん作 [338] -
罠(1)
「は〜疲れた…仕事か。そんな事いってられない、行かなくちゃ。」そう思って仕事に行きました。夕方…仕事が終わって、家に帰ってまた明日仕事に行く。繰り返す。「眠くてしょうがない。明日の朝起きられるかな…。朝になると仕事に行きたくない気持ちがいっぱいで…怪我かなにかして休みたい…」と思っていました。無気力で、ストレスの塊、人と会うのも億劫。どうしてこうなってしまったのでしょう…。「誰のせい?俺は悪くない
トガシさん作 [486] -
スカバンburn!!〜夢〜 -145- 君は私が好き?
聖「良かったな、翼、喜んでくれて」翼との会話を楽しんだ後、2人が病室をでるとすでに外は薄暗くなり始めていた秋「うん…なあ、聖二」聖「んー?」秋「聖二はうちのこと好き?」聖「は?」そう言った秋奈の目は、まっすぐ聖二を見ていた聖「何、またネガティブな感情にでもなってんの?」秋「そうじゃなくて!真面目に聞いてるの!」聖「べ、別に嫌いじゃないけど…何やねん、急に」秋奈の真剣な表情に聖二は怯んだ秋「うち
きゃしーさん作 [335] -
スカバンburn!!〜夢〜 -144- うちらがおるよ
聖「大丈夫か?」病室の前まで来て聖二が訊いた秋「え?」聖「今日お前変やで。ずっと黙ったまんまで」秋「…」聖「…秋奈、お前の思った通りに言えばええよ。絶対伝わるから」秋「…聖二…うん」聖二は笑って扉を開けた秋「翼!」翼「おお!秋奈やんか!」翼は少しは回復したのか、今日は枕を背もたれにし、上体を起こして座っていた秋「翼…」翼「な、何やねん!…んな泣きそうな顔すんなや!ちょ…せ、聖二!」聖「…ほら、秋奈
きゃしーさん作 [337] -
スカバンburn!!〜夢〜 -143- 忘れないで
秋「何?」秋奈はきょとんとしていた拓「…秋はさ、自分のことを誰も見てくれないってへこんでたのかもしれないけど、よく考えてみてよ。せえちゃんのこと」秋「…聖二?」拓「せえちゃんはずっと秋のこと、見捨てたりなんかしいひんかったやろ?いつも秋のこと…」秋「……」拓「秋、お前は全然寂しい奴じゃないよ。口悪くてもいつもお前のこと気にしてくれるせえちゃんみたいな存在もおるねんから…お前もほんまは充分気付いてる
きゃしーさん作 [350] -
バケモノ(孤独と争い)
騒動後、バケモノ扱いされる彼は中学を卒業する迄、クラスの中では空気と同じ扱いであった。誰一人…先生さえも相手にしなかった。彼を相手にしたのは不良集団で、その中でも番格と言われる者が、バケモノと呼ばれる彼を「目障りだ」、「もとイジメられっ子のくせに」と仲間に言いふらし、彼に因縁つけて、校舎の裏に呼び出して「タイマンだ!!」と喧嘩をふっかけた。バケモノの彼は不良達と違い、猫背で更に顔も下を向いて地面を
ヒロさん作 [424] -
ないろんえぷろんとぷれぇーと
黄色い点滅信号機の前で ガムを噛みながら マフラーのけむりだけに酔いしれていた。油性マジックの刻印を勲章に、短期間のやみくも五里霧中に 今日のなまぐさい収穫と 刻一刻の勘の狂いなき 手はずに 苦笑いを含めて 海辺の近く 覚えたての間ちゅーはいで 報告しよう チカチカッ チカチカッ チカッ つまらないかじとりにほ が透明視界に反射したマフラーの轟で 白線を視界で二度見する チカチ
nihirilさん作 [581] -
スカバンburn!!〜夢〜 -142- ここにいたの?
―――こんなところにいたの?やっと見つけた、そう言って彼は手を差し出し笑った。その手を私が握ったら、強く握り返してくれた。そんな夢を見た―――秋奈が目を覚ますと、聖二の姿はなく、昨日千羽とまではいかなかったもののなんとか折った数百羽の鶴が丁寧に全て繋げられていて、書き置きがあった。拓「おはよ」少ししてから拓朗が起きて、台所にやってきた拓「ごめん、昨日いつの間にか寝ちゃってて…」秋「うちも寝ちゃって
きゃしーさん作 [407] -
スカバンburn!!-141.5-〜聖二〜 本当の君は? 6/6
バンドでも相変わらず“いい子”だった秋奈も少しずつ“自分”を出すようになっていき俺は寂しさを感じた。でも、メンバーの前で笑う秋奈に嬉しくも思い、これで良かったんだと何度も言い聞かせたバンドを始めると、常に誰かが居て、むしろ俺らは2人きりになることがなくなった彼女にとって“唯一”だった俺は仲間の“内の一人”におちた俺は秋奈の弱さを救うことで自分の強さを感じようとしていたのかもしれないすぐに逃げ道を
きゃしーさん作 [359] -
スカバンburn!!-141.5-〜聖二〜 本当の君は?5/6
あれから、秋奈からはいろんな恋の話を聞いた。はっきりと本人の口から聞くことはなかったけど、どれも最後には結局うまくいかなかったことだけは俺にもわかったそのたびに俺はほっとして、唯一自分だけが秋奈を励ましてやれることに優越と満足を感じて…そんな認めざるをえない感情に振り回されて、自分を責めた何度も何度も奥底に沈めたそのまま俺らは同じ高校へ進学した。2人とも部活には入らず、たまに帰りに会うくらいで前よ
きゃしーさん作 [353]