トップページ >> ノンジャンルの一覧
ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
-
好感少女
あたし黒崎舞、なんにでも好ましく思ってしまうちょっとおかしな少女、例えばアリ、あたしの取っておきのお菓子がアリに持っていかれる時、あたしはアリを潰しもせず、ただアリを応援していたんです、「頑張れ!あたしのお菓子を盗って行け!!」と。あたしの友達にその話をしたら、毎回笑われるんだけど、あたしは全然変だと思いません。あんなものを見たらつい応援したくなるんです!!みなさんだって、きっと本当はそう思うで
阪田亮太 さん作 [472] -
15、鎖国〜国の行方、人の想い〜
渓吾の言葉で出張する事を思いだした。『え?うん。京都に出張なんだ。2泊もいただいちゃった。』そう、今日の夜から京都へ秋の特集の取材の為出張へ行く。京都は春に行き婚約者にプロポーズされた所だ。思い出すだけでニヤケてしまう。『俺も行く事になったから。』『え?!』私は一人で京都へ行く予定だったから驚いた。
絹服誓愛 さん作 [236] -
Toy
イチローを見つけたのは粗大ゴミ廃棄場だった。ゴミの山のてっぺんに、イチローはちょこんと座っていた。はじめは子供が迷い込んだのかと驚き、急いで駆けよった。遠目に人間の子供にしか見えなかった。イチローは壊れた人形よろしく、同じ科白を繰り返し繰り返し口にしていた。「ご主人様、愛しています。愛しています・・・」そこに誰もいないのに、「愛しています・・・」繰り返し繰り返し。清掃員の僕が近づいても、まるで視
Gon さん作 [254] -
ナルシズム
6パックに割れた腹筋。体脂肪を削ぎ落とし、筋肉を鍛えた見事な体。甘いマスクはいまも変わらずこの顔に張り付いている。完璧なボディ。ずっと夢見ていた。老いは怖くない。金に糸目をつけず、さる手術を受けた。東欧諸国に伝わる、知る人ぞ知る秘伝のエステである。誰もが受けられるわけではない。気難しい先生で、いくら紹介でも彼のお気に召さない人は受けることが出来ない。僕はたまたま運が良かったのか。それとも彼を納得
Gon さん作 [262] -
Forgot
約10年前暗い病室に家族が集まっている。彼が来たときには母親はすでに目の前のベットから、天国へと旅立った後だった。 涙が止まらない。止められなかったのだ。ただ、悲しくて ただ、悲しくて溢れる気持ちを、止められなかったのだ。彼の母は一週間も意識がなかったのだ。本当に、眠っているように見えた。 なぜ、私の母でなくてはならないのだ。なぜ、死ななくてはいけなかったのだ。 後に彼は知った。母親は乳ガンだ
黒和 さん作 [446] -
私の半生
30「一人」独り…。一人…。全ての過去を綴るはずが、しばらく出来なかった。 一人で今も全て明かすのは悩み、現在の自分自信も、人に伝える力も自信もない。全てを踏み越える率直さもない。未だに、独りは淋しいが一人が1番楽だか不安。世の中の沢山の人生の中で、私は矛盾した生き方をしているのだろう。もし、私の立場になれば誰もが、もっと違う選択をしてるだろう。結果私自信が自分自信を駄目にしてるのだろう。一人で
せい さん作 [210] -
ぼくらの金メダル〜15
12月に入り…すっかり秋から冬へと、木々の表情も変わり初めていた。僕らの参加できる大会も…残り…数試合となっていた。この日の大会は、参加チーム数 …32という、割と大きな大会だった。優勝を2回体験した僕たちは、この日も、決勝リーグには上がりたいと考えていた。ところが…予選メンバーを見て…目を疑った。対戦相手は…あの全国3位のチーム…1度は勝てたけど…楽には勝てないだろう。もう1チームは、夏に善戦
Kっち さん作 [313] -
はみだし物のメロディ?
GLAYにどっぷりとハマった正利はバカみたいに分析を始めた。こいつはどういう奴なのか?どうしてこんなかっこよくなったか?うさんくさい単行本(GLAYの素顔、グレイ大辞典など古本屋で105円位で投売りされているB級書庫)やインターネットで調べる日々が続く。正利はHISASHI(GLAYのリ-ドギタ-)が大好きだった。ツンツンの髪の毛、派手なアクション、なにからなにまで刺激的に見え、自分の中に
和伸 さん作 [211] -
はみだし物のメロディ
「生きてく強さを重ねあわせ、愛に生きる」12月中旬、車内のオ-ディオから流れてくる音楽に少年は噛み付いた。そいつの名前は中村正利(小学5年生)「母ちゃん、これはなんて歌だい?」母親は子供にGLAYのBEATout!というアルバムを買い与えた。正利はたちまちGLAYが大好きになった。「グロリアス、生きてく強さ、原色の空」何度も何度もリピ-ト再生した。やがて、それだけで満足できなくなった正利
和伸 さん作 [227] -
ぼくらの金メダル〜14
11月も半ばの日曜日。もうすっかり秋で、早朝の空気は冷たかった。いつも通り学校に集合して、何台かの車に乗り合わせて試合会場に向かう。左側に広がる海を横目に見ながら、海岸線をひた走る。もう少しして朝陽が昇ってきたら、最高に綺麗だろうな…なんて思いながら。ちょうど1年前も、同じように試合会場に向かっていた。ワクワクしながら、久々の試合に、9人でやれる試合に、胸を躍らせて…。結局…1試合しか出来なくて
Kっち さん作 [317]