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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • ジイ

    体が疼く。誰かと肌を合わせたい。誰かに抱かれたい。でも、そんな奇特な人間はこの世にはいない。きっと。いるならとっくに現れているはずだから。鏡の前で服を脱ぐ。自分の息づかいで鏡が曇る。自分の裸体に興奮する。胸に手を這わせ、まさぐる。来る快感に体は待ちきれなくて興奮している。でも僕の目は静かで心は冷えている。僕のその空虚な胸に、性器を膨らませている熱い血潮が注がれることはない。目を瞑り、理想の相手を
    Gon さん作 [312]
  • ナイフ

    白い肌に赤い傷をつけてやる。鋭利な痛みがスッと走る。一度つけてしまえば、どうってことない。むしろ恐怖はナイフをその手にかざす時のみ生ずるのだ。真新しい肉体の損傷口から体液が外へ流れ出す。舐めてみると塩辛い。生命力に溢れた液体。己の命を食する感覚。生きている実感が沸く。オナニーとはまた別種の衝動が神経を流れる。お気に入りの刃渡り15cmのナイフはアウトドアのショップで購入した。もう僕にはなくてはな
    Gon さん作 [264]
  • RED 2

    私は音が好きだったし、身体がそれを求めていた。人ごみをかきわけて、フロアの隅に目をやった私はふと一人の女に目がいった。その女こそがキィコだった。まるでこの爆音が聞こえていないかのようにフロアをぼっと眺めている。腕はとてもきゃしゃで切れ長の目をした美人だった。誰か一緒に来ているんだろうか…?色白で少し不健康そうだ。DJが変わり少しテンポの良い音に変わる頃、隅に目をやるとすでに女は居なくなっていた。
    yama さん作 [224]
  • ぼくらの金メダル〜13

    表彰式…優勝チーム名が呼ばれる。僕らのチームだ。優勝慣れしていないから、そわそわしてイマイチ様にならなくて…相手チームの方が場慣れしているから、どっちが優勝チームだか…わからない風だった。それでも、僕らが掴み取った初優勝。念願の初優勝。ほんとにやっちゃいましたよ僕たち。優勝旗と賞状を掲げ、この日のMVPとなったピッチャーの持つ盾を真ん中に、記念写真を撮った。みんな笑ってた。僕らも、父さんも、母さ
    Kっち さん作 [308]
  • 青空の下、君色の空

    「や、やめてくれ〜!」 背広姿のサラリーマンは僕に土下座している。 青空の下、僕とその男は線路の上にいた。 周りには人が居なく、寒い空気が流れるだけ。 そして僕は、 「ごめんなさいね」の一言を放った。 ジャケットから、黒い鉄の筒に取っ手の付いたものを取り出す。 自動小銃。 僕はサラリーマンの額にそれの先端を突きつけた。 「消えなさい!」 この一言でサラリーマンは、顔が青白く変化し、 「ひっ、俺が
    ギャヌヨンゴ さん作 [203]
  • ガンバレ、俺

    その日のバイトが長く感じられたのは言う間でもなかった。ハァ〜...。疲れた。しかも俺、カッコ悪っ!!!重ーい足取でロッカーに向かった。タイムレコーダーの前で姉さんに遭遇した。「姉さん!さっきはありがとうございました!」「あぁ、コーヒーこぼしたこといいってことよ。」なんて寛大な人なんだぁ〜。「ちょっと考え事しててすいませんでした。」俺は深々と頭を下げた。「どしたの考え事なんて似合い。」はっきり言う
    ANNA さん作 [222]
  • ガンバレ、俺

    「おーい、一歩。やっぱりレジに入ってくれ。」夕方になって部活帰りの高校生が増えたせいか、店内が混み始めた。店長に予告された通り、俺は苦手なレジをやるハメになった。どうもレジって緊張するんだよなぁ。ガンバレ、俺。苦手なことから逃げてばかりじゃダメだ。真っ向勝負して勝ちゃあいいんだから。(何にだ?ま、いっか)大丈夫、大丈夫。よく分かってないけど、さっき店長に言われたことを自分に言い聞かせつつ、深呼吸
    ANNA さん作 [214]
  • プラハという響き

    春のあたたかな光が、雪で隠れていた地面の香りをもういちどふんわりと香りだしてくれる。そんな 楽しみを増やしてくれる、春から冬へはそんな楽しみがある。そんな季節には、何度も空を見て深呼吸したくなるもの。今年、30才に私はなった。周りは、「いやぁ〜 もう30だ〜。どうしよう?」なんていってるけど、自分の30才にすれば何も問題ないって思う。。でも、さすがに29才の最後の夜は「もうそろそろ20代限定ジャ
    さん作 [270]
  • ぼくらの金メダル〜12

    僕らのピッチャーの速球と、緩急をつけたチェンジアップに、相手チームは翻弄されていた。1番ショートのキャプテンは、選球眼を生かして四球を選んで塁に出る。そんな積極的なプレーが、後に続くバッターを奮起させる。塁に出れば、すかさず盗塁。この頃の彼はノーサインで、彼の持つ抜群のセンスで、試合をかきまわす。キャプテンとして、グイグイと仲間を引っ張って行くというタイプでは無いが、こうしたプレーで仲間からの信
    Kっち さん作 [348]
  • 「苦悩」あとがき

    僕は激しく花粉症だ。というわけで今回、ホラーに花粉症にちなんだ作品をアップしてみた………がッ!!!内容がある意味、管理人さんに対する挑戦のようになってしまい、今回掲載されるかどうかわからない……管理人さんスマソ(汗)元来、ホラーやサスペンスは「バ○リアン」しかり「氷の○笑」しかり、「キラー○ン○ーム」しかり、エロとギャグがあるから面白いと擦りこまれてるので是非許してほしい。なお今回ホラーにアップ
    ダイ さん作 [336]
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