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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 悪魔。

    ――さぁ、戦慄の唄を奏でよう。世界は悪意に満ちる。悲鳴が悦びの声となって穴の開いた空を駆け下りた時。 私は貴女の瞼に牙の生えた口でキスをしよう。滴る血が怠惰と共にすべてを語る。その時こそ終焉。黒馬たちのいななきがモノというモノ、ヒトというヒトをことごとく破壊するだろう。……心配するな、すぐに済む。恐怖は一瞬。幸福は永遠に。悲しませはしない。くだらぬ物思いを終わらせよう……。
    kanashi さん作 [399]
  • ぼくらの金メダル〜11

    試合と試合の合間に、おにぎりやバナナをほうばって、決勝戦に備えた。準々決勝から、苦しい展開を何とかものにし、勝ち上がってきた僕達は、最高潮に達していると言ってもよかった。そんな僕らと、決勝戦で戦う相手は…そう、あの…全国大会3位、中国大会優勝を成し得たチームだ。僕らが、ずっと目標とし、ライバル視してきたチーム。今期、4度目の対戦だ。まだ、1度も勝てていない。こんなチャンスは2度と無いかも知れない
    Kっち さん作 [335]
  • RED

    「この街は、沢山の矛盾とニセモノで出来てる。」光の渦を眺めながらそう呟いた‘キィコ’は、その長くて黒ネコのようなつややかな髪を、屋上の風になびかせた。車のライトだか、飲み屋街のネオンだかが、昼でもないのに空を青白く染めていた。此処は東京。もう春になるとゆうのに‘キィコ’と私を取り巻く空気はとても冷たかった。フタリは丁度一年前、駅前の地下のクラブ『RED』で 出会った。そのころ私はマキとゆう男に
    yama さん作 [267]
  • ガンバレ、俺

    バイト先の「Mバーガー」は、駅を出てすぐ目の前にある。通り沿いにある店の前をぐるりと回って裏口から入り、いそいそと着替えを済ませた。「おはようございます。」キッチンスタッフに挨拶をして、レジにいるスタッフにも挨拶をした。なーんか慌ただしい。なーんか嫌な予感...。「お、一歩くん、おはよう♪」店長が声をかけてきた。三十過ぎのメタボで脂ギッシュなオッサンが『おはよう♪』って不気味だっつーの。つーか、
    ANNA さん作 [294]
  • 子供水先案内人?

    うーん「お前の場合な、この後」ほら、こっちこっち。母親の方へ近づいて行き、せり出した大きなお腹を指した。「またあそこへ戻るのさ。」おっちゃん「あかんで。あれはオレのはなちゃんが入っとうとこや。」そう男はしゃがみ込んで肩に手を置いた。その手は父よりも大きくて温かい。「ああ、そうだ。お前はこれから、はなとして生まれ変わるんだ。お腹にいるはな自身が決めた事さ。」ほら男は少し顔を近づけて、「お母さんのお
    Joe さん作 [455]
  • ぼくらの金メダル〜10

    10月最初の日曜日。秋の気配を少しばかりのぞかせる、そんな朝だった。そんなには大きくない大会だったので、『優勝』するなら、この日しかないと…親たちは、息巻いていた。この日の大会は、トーナメント戦だった。負ければそれまでだ。優勝する…というより、目の前の相手と1戦1戦を大事に戦って勝つ…という事が、僕らにとっての目標だった気がする。負けたら終わりだと思うと、なんだか開き直れたし、いい緊張感があって
    Kっち さん作 [328]
  • 年下の上司

    大卒で就職、特にやりたい事もないまま10時出勤という、ゆとりに惹かれて教材の営業を始めた。アポなしで家を訪問、小中学生を対象に簡単な豆テストからきっかけを作り、教材を販売する仕事。 私の上司は20歳、2歳年下。若いが、トークのセンスもあり、10人の部下達を前に、指導している姿は、若手実業家。身長は180以上でアスリートな体系、例えるならTOKIOの長瀬似の支店長。 入社初日に新人歓迎会を開いて
    みなみ さん作 [282]
  • ファンレター

    彼女から手紙が来たのは、僕がデビューして間もない、もうかれこれ8年も前になるだろうか。グループのデビューシングルは泣かず飛ばす。さっぱり売れなかった。だから当然「あなたのファンより」なんて手紙が来たことに誰もが驚いた。明日には消えるかも知れないグループなのに。コンサートの楽屋には花やプレゼントが届き、手紙は300通を数えた。その甲斐あってかどうかわからないが、グループはいまに至るまで生き延びて、
    Gon さん作 [206]
  • 勝手な運命

    私の初恋は小3の時だった。同じクラスのトオル君。彼は人気者だった。頭が良くて、勉強も出来る、顔も可愛くて、明るい。学級委員も何回かやった。そんな彼に恋をした私は…内気で男子と話せない、頭も運動神経も顔も中の下。全く目立たない子だった。もちろん何のアピールも出来る訳がない。しかし私達は何回も隣の席になった。私は勝手に運命を感じた。…感じたけれど…何も出来ない…。そんな地味な私に出来ること。とりあえ
    yume さん作 [211]
  • お電話ありがとう。わたしはリタ。あなたがどこの誰かなんてどうでもいい。わたしが誰かなんて気にしないでちょうだい。わたしはリタ。ただのリタ。男か女なんて関係ない。秘密はわたしとあなただけのもの。なんでも話していいの。あなたの辛いこと、一緒に分かち合いましょう。ここはそのためのダイヤル。電話してくれてありがとう。うれしい。会うことは出来ないの。電話でお話するだけ。わたしとあなたは電話線で繋がっている
    Gon さん作 [271]
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