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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • ぼくらの金メダル〜5

    目覚まし時計が鳴っている。短い方の針が、4を指している。当たり前だが、外は、真っ暗だ。少し興奮しているのか…すぐに目は覚めた。そう、今日は、待ちに待った、県大会予選の日だ。学校の駐車場に、4時半に集合。この日は、みんなの親たちも勢揃いして、応援に来てくれた。バスも貸し切って、片道3時間かけて試合会場へ向かう。なんだか親たちの方が、興奮しているみたいだった。バスの中では、大きな話声や、笑い声が跳び
    Kっち さん作 [473]
  • 逃げたい日々

    違和感ばかりで埋め尽くされた日々。太陽が昇り、沈むまでの時間が途轍もなく長く、それは苦痛な毎回。僕は今、高校二年。朝からキチンと学校へ行き、ごく普通に暮らしている。本当になんの苦労もない生活だ。学校が終わり、僕はすぐに独りで学校を去っていく。友達がいないわけじゃない。遊びにも誘われるしそこそこ人当たりもいい方だ。ただ時々、僕はこうなってしまう。誰とも話したくない時がやってくる。それは、数日続き、
    たん さん作 [197]
  • 脱・独りよがり

    誰の助けも必要なかった。困ったことになっても、いつも自分だけの力で乗り越えようとした。誰かにすがるなんてカッコ悪いじゃん。こんなこと、あたし一人で平気だし。ホントは怖かった。助けを求めて、拒絶されることが。だからずっと一人でいた。長い長い年月が過ぎた。ほら、やっぱ一人で平気だったじゃん。これからだって、さ……。孤独を噛み殺して、笑う。ひどくひきつった笑い。卑屈な笑い。あたしはいつも独りよがりだ。
    よーこ さん作 [371]
  • ぼくらの金メダル〜4

    僕らの次なる目標は、全国大会出場…することだ。その為には、まずは、第1段階の地区予選1位通過して、県予選に駒を進めることだった。地区予選は、見事、1位通過して先輩チーム同様、県予選に出場出来ることになった。僕らは、1ヶ月後にせまった県大会予選に、胸を躍らせていた。5月某日調子にのっていた僕らは、この日も、予選を難無く2勝して、決勝リーグに上がった。さすがに、ベスト8にまでになると、他のチームも楽
    Kっち さん作 [340]
  • 世路〜ゼロ〜3

    ふと周りを見渡すと、自分が濃縮された嫌悪感で精製された飽和状態の空気の中に立たされていることに、男は気付いた。 男はただ、皮肉めいた笑みを浮かべた。 世の中は今、こうした自分のような者ばかりで溢れている。人生を愉しむことを忘れ、絶望や悲しみさえもさも無かったことのように振る舞い、そんな状況を打破しようと世に反抗するわけでもなく、ただ蠢くだけの者達…… 街はまるでそんな時代を逆行している
    tilt さん作 [276]
  • 心〜6〜

    どうして……?なんで真奈美の机がないの?まさか…一瞬、嫌な予感が胸を過ぎった。私の恐れていた最悪な自体ではないけれど、なんで真奈美が?すると、クラスの一人が私に話しかけてきた。「ねぇねぇ優梨チャン♪昨日、めっちゃすごかったよぉ!!」「え…?」何を言われているのか、理解するのに時間がかかった。「だからぁ、真奈美にああ言ってことだよぉ!!もう、超勇気あるなって思ったしぃ!!」「…あ…うん…?。」こん
    優梨 さん作 [346]
  • 誓い

    彼と彼女は、いわゆる、世間に認められる関係ではなかった。周囲の人間は誰一人、彼らの結婚について、賛成するものはなかった。 ありがちな話だが、それ故に、また、彼らの思いは、なお一層、燃え上がっていった。彼らの愛情は、純粋そのもので、微塵の後ろ暗いところもなく、ただそれを、周囲に理解されないところを、苦しんだ。彼らは、社会に対して、彼らのでき得る限りの抵抗をしたが、やがてそれも力つき、とうとう10年
    マリリン さん作 [529]
  • 世路〜ゼロ〜1

     世には、「終末無き始まり」ということがある。 歴史の流れを創ることは、まるで同じことの繰り返しのようだ。 世界は、悲壮と絶望の塊だ。一見、夢を売るかのような華やかな街も、中身は人間の儚さや脆さによって創造された、言わばただの「逃げ場」ではないか。 男は、そんな時代の、そんな街にたどり着いた。 わずか三十年の人生のほとんど、自らぼろ雑巾のように扱ってきた。度重なる戦で幼くして家族を失った。たった
    tilt さん作 [310]
  • 世路〜ゼロ〜2

    【エルドラド】……人々の絶望犇めく中で、この世の最後の楽園を思わず想像せざるを得ない響きだった。 男は、おそらく街の中央部にあたるであろう、石畳の広場の噴水に頭を突っ込んだ。 周囲にいた者は、彼の突然の行動に驚き、侮蔑と憐れみの眼差しで男をまじまじと見ていた。男のような乞食はこの街にも大勢いたが、たいていは人気のない裏通などに身を潜めているもので、彼みたいに人が集まる公共の広場で、しかも何
    tilt さん作 [292]
  • 泣かないで・・・。

    俺は三ヶ月後に死ぬ。この運命からは逃れられない。だからその日がくるまでに君に、このことを言わなきゃならない。でも言うことが出来ない。俺と一緒にいるときに見せるあの笑顔を見ると。この笑顔を見るたびに思う。この笑顔を曇らせたくない、失いたくない。ずっと君といたい。でもこれは叶わぬ夢だ。どうして俺は君と出会ってしまったんだろう。出会わなければ俺が死ぬということで君を悲しませることもなかったのに。変わら
    S・U さん作 [514]
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