携帯小説!(PC版)

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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 夜の鳥2(ある夢)

    そこには男が一人いて、私と緩やかに会話を楽しんだこの男は間違い無く私がかつて愛した男だったそれに気がつき内心戸惑いを感じたでもあの店の様な温かさは感じなかったどうも私はここからも飛び立つ時が来た様だ少しだけ休んでから私はビルから真夜中の寂れた街へ歩み出たぽっかり開いたビルの入り口から視線を階上の事務所の窓へ移す摺り硝子の向こうに蛍光灯の灯りあの愛した男の仕事の灯りが漏れている私はみるみるうち黒い
    もね さん作 [304]
  • 夜の鳥(ある夢)

    私は空を飛ぶ夜の鳥荒廃した都会に美しい街があるそこに住む人は全て美しく煌びやかな生活その中心に一段と華やかにそびえる一つの塔外は青白い光の滝内はガラスに彩られたタングステンの噴水私は低く掠めながら塔に吸い込まれる紳士を見た夜の鳥には入れぬ世界眩しさにはっと盲いだその街に寄り添う様に小さな店があるその灯りは温かくとても柔らかいそこには悪ふざけをする店員怒りんぼの店長喧嘩しながらみんな一緒ふざけなが
    もね さん作 [321]
  • ギャップ

    「この日常から抜け出したい」当たり前のように頭の中をよぎる。社会人になって早2年経ちもうすぐ3年目を向かえようとしている…「是非、御社に入り会社の成長と共に自分自身も成長したいです」そう採用面接で熱弁したのももう3年も前の話。あの頃は夢を持っていた。働きだしたらこうしてやろう、ああしてやろう。この会社の企業理念だと出来る、そんな熱い想い…いや淡い思いを抱いていた。世間で言う大手企業に就職。給料は
    24 さん作 [232]
  • 拡声器から宇宙へ。(下)

    吸収したならさあこの拡声器に叫ぶのだ。愛を叫ぶのだ。あの宇宙のブラックホールめがけて叫ぶのだラヴを!あわよくばジョンレノンよりも優しく強く!声は全てを壊して全てを創るから。点が線になり線が繋ぎ合い、一人の人間が生まれる。それは誰もが成りたかった人だ。彼、或は彼女のまわりには何も無くてすべてがある。そのパーフェクトヒューマンはゆっくりと立ち上がり、差し引き0の渋谷街を歩き去る。なんつうことを考えつ
    tomio さん作 [388]
  • 拡声器から宇宙へ。(上)

     どう起きても日曜日の顔は嫌い。空が仏頂面でイジケテいるのだからもうどうしようもない。トンネルを抜けても渋谷は雨。水っぽい井の頭線の改札をだらしなく出てから、今更ながらに行き先を選んでるのが私。あらま、きょうも独りとか自ら辛辣に演出しては本日の、不安を潰すメニューを選んで、孤独を浪費する居場所をサーチしているのも私。という名前の記号。ここのガラス窓からは、ナマリの海に傘が咲いてく様子がようく見え
    tomio さん作 [413]
  • サイトの女15

    女は先程大人の玩具屋で買った物を今開けて使ってみたいと言う。その理由は多くの他人に見られると興奮するからだという。私には理解出来ないが了解すると嬉しそうに梱包を開け電池を装着せずにそのままスカートの中に入れた。スカートには入れたが本来の使い方では無くただ当てているだけの様だが、そんな行為を上野駅前の多くの人達に見られているという事が快感らしい。駅を過ぎ坂を上がり右折し不忍通りに入ると人も居なくな
    微糖 さん作 [413]
  • 捨てられ子8

    ジャンジャジヤ?♪携帯が、鳴った。眠い目を擦り、時計を見た。まだ、深夜2時だ。ピッ♪「もしもし…」携帯に出た。「もしもし」電話は、彼女からだった。 彼女はひどく酔っ払っていて、何を話しているか解らなかった。一方的に話すと電話を切った。30分後ピンポ〜ン♪ガチャ♪「ちょっと聞いてよ!」ドアを開け、話しながら入って来た。部屋に入ると少年に気づき「何、この子?」少年を睨み付けた。少年は、
    鷹斗 さん作 [382]
  • サイトの女14

    週末二回目の会う日だ、待ち合わせは上野丸井前で行くのはインドカレー店。 本場のナンが大好きだそうだ。女はすっかり打ち解けている、二回目と言う事も有るが食事に少しのビールでリラックスしている。食事が終わると今度はパチンコだ。今日の予定は事前にメールで打ち合わせ済みだ。夜10時には湯島のホテルで泊まる予定に成っているのでパチンコ普段はしないが今日は仕方が無い。女は嬉しそうに慣れた様に台を見始めた。
    微糖 さん作 [305]
  • イロトリドリノセカイ

    はぁ疲れる。もぉやだ。何もしたくない。ずっと時が止まればいいのに。夢から覚めたくない。芸術大学を卒業し、デザイナーを目指すために、働きはじめてはや、2年。もともとデザインには興味がなかった。何もかも親のため、自分のためにしか働いてはいなかった。働いて2年で、既に三社目。こんなに転職する気もなかった。人をすぐに信じてしまう私にとって、もう人と働くという行為が怖くなっていた。元々、人なつっこかった明
    イロハ さん作 [176]
  • 埋める

    失ったものは二度と戻ってこない。だから、それに似た新しいものを見つけて、隙間を埋めるしかないんだ。壊れた写真立ても。落としたキーホルダーも。友達、も。自分が孤独にならないために、周りをモノで埋め尽くす。そんなことしたって、空しいだけなのにね。――馬鹿だなぁ、私。
    夏帆 さん作 [605]
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