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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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8.鎖国〜国の行方、人の想い〜
耳打ちをした外務副大臣の平岡 順は龍吾に言った「バイシウム、ロドリックの死者は55人です」龍吾は前を向いたまま無表情で平岡に、『分かった。ありがとう』と言った。平岡はそそくさと他の議員の後ろを通った。その中には平岡の上司で『外務大臣。加藤昭彦。』もいた。加藤からすれば何故上司である俺を飛ばして平岡が総理の元へ行くのか。少しの怒りが両手の拳で物語っていた。何故、龍吾は加藤からではなく平岡から報告を
絹服誓愛 さん作 [199] -
涙の絆 22
父が病院に駆け付けたのは、京子が電話を切って、30分ほどしてからである。父を目にした純は、少し安心したようだ。 「京子、悪かったな」 「本当、どうしていいかわからなかったよ」京子は、父が来るまで、ずっと純の腕を掴んでいた。 「純、ちゃんと先生に診てもらおう」父は純に言った。 純は、何故という表情である。 京子は、看護士に
キャロルの秘密 さん作 [680] -
モテたい願望 カルテ3
そのクラス会のあった翌日から、キレイになる為に、美しくなる為に色んな事を試した。ダイエットをする為に、食事をぬいたり、何が混入されているかよくわからないサプリメントを飲んだり、毎朝ジョギングをしたり、水泳やヨガにも手を出した。エステにも通った。意外そうにしている周囲の目も我慢しながら。化粧にも興味を持った。慣れない手付きで何度も何度も練習した。ファッションも機能性よりも見た目を前提に考えた。結果
1003 さん作 [268] -
モテたい願望 カルテ2
誰かを好きになった事も経験の無かった私は、どうしたらいいのかすらわからなかった。気が付けば、周りの女の子に山口直哉の事を聞いてまわっていた。どんな人なの?ただ彼を知りたかった。話した事すら無かったから、知りたかった。すると、一人の友達がやめときなよ、と鼻で笑うように私に言った。どうして、と私は言った。そりゃあ私は可愛くなんてないけどさ、とも私は言った。「違う、違う。エリカに問題があるんじゃなくて
1003 さん作 [224] -
モテたい願望 カルテ1
『あなたの願望、叶えます。』A4用紙に大きな赤い色の文字でそんな言葉が並ぶ。用紙の隅には小さく『亜久里事務所』と書かれていた。その下には住所らしき物も見受けられた。そんな怪しげな広告の存在を思い出し、古雑誌の間から引っ張り出して、今まさにマジマジと見つめているのには理由があった。私は、貝沼エリカ。つい先日20歳になったばかりだ。残念な事に、見た目もスタイルもパッとしない。お陰で性格までも外見にピ
1003 さん作 [259] -
7、鎖国〜国の行方、人の想い〜
閣僚会議が開かれている部屋のドアが閉まり終わった中は、龍吾がいるせいか誰も声を発しなかった。やっと誰か声を出したのかと思ったら、総理大臣の龍吾だった。『外務副大臣は?』とてつもない低い声。怒ってなくても怒っているように聞こえてしまう。「はい。失礼します」別の部屋のすぐドアの向こうに居た小柄な男、『外務副大臣。平岡 順』みなの視線を浴びながら申し訳なさそうに総理の横につき何か耳打ちをした。
絹服誓愛 さん作 [206] -
4 DAYZ
15才。春。義務教育を光のスピードで駆け抜けた僕がそこにいた。義務教育の9年間を振り返って得たモノといえば、友達とサッカーの楽しさと自分の馬鹿さ加減を知ったことぐらいだろうか?幼稚園時代からサッカーをしていた僕はいろいろな人達と出会ってきた。いろいろなことを学んだ。そして、いろいろな馬鹿をした。まぁ、簡単に言えばこんな感じの義務教育時代を過ごしたわけだ。そして、この春。僕は高校という一見、自由の
おこちゃ さん作 [190] -
コード
コンクリートで囲まれた無音の部屋で僕は火薬の入った鉄の筒を磨いていた。あの時の事が忘れられないまま…。 存在の無い自分。名前のない自分…。僕はNo.0623。 人に認知されることを許されず、存在することを許されない。ただただ指定された人間の存在を消していくだけ。10年、20年先に邪魔になる人間を選んで。 なぜ分かるのだろう、そんな事を考えてもしかたがない。時折響く、メールの通りに。 次で18番目
ともぅ さん作 [199] -
嘘でも
父がいなくなった。高一の時に父が突然いなくなった。母と喧嘩の毎日で、私と兄は選択を迫られた。「パパかママ、どっちについてくる?」母のその言葉に私の頭の中は今までのことが駆け巡る。毎晩飲み歩いて酔って帰る母と、仕事から帰ってご飯を作ってくれる父。どっちについていったらいいかなんて、小学生でもわかる。でも私は…母を選んだ。理由は簡単。私がいないと母はダメになると思ったから。その時の父の顔を今でも忘れ
YUKI さん作 [367] -
ふと…
先生ってなんなんでしょうか…?先生とぃぅ権力を使って、甘えているのではないのでしょうか…?中には、生徒に暴力を振るおうとする、弱い者もいます。いくら年上だからと言って…いくら先生だからといって…甘えすぎです。先生とは…落ちこぼれのなる職業です。
ナァナ? さん作 [191]