携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンルの一覧

ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • イキガイ 〜序章〜

    イキガイ。それは趣味、自分が好きなことをすることによって、初めて感じられる大切なもの。じゃあ、そのイキガイを汚したり、馬鹿にしたりする者が現れたら、あなたはどうしますか?この物語は作者が感じたイキガイ、『鉄道』についての世界が描かれています。
    急行銀河 さん作 [196]
  • 纏わり付くもの?

    なにやらひそひそと誰かが誰かに指示する声が聞こえてきた。「…ベッドに縛りつけて…」私はベッドにいた。仰向けにされた昆虫のように、もがいてももがいても解決策がない。四肢は太い紐できつく締められ、ご丁寧に鍵付きのものだ。きつく締めらたれた紐の下で波打つ鼓動が感じられた。ほとんど規則的で、それは脅迫的なものに思えた。なにもない天井を眺めながら、私は鼓動をひとつひとつ数えていた。数えながらここに来るまで
    ゆうた さん作 [417]
  • 纏わり付くもの?

    騒ぎ立てる大きな物音を聞き付け4、5人の看護士共が駆け付けた。それでも狂気は治まることはなく、床に血を滴らせながら、さらに拳の傷を拡張させていく。一時間くらいあがいただろうか。荒げた息は興奮によるものだけでなく、疲弊を伴ったものとなっていった。この隔離された部屋。厳重に鍵のかかった病棟の扉。先をみれば永劫に遠い外の世界。私は滴る血液を見ながらそう耽り、ぐったりと坐り込んだ。
    ゆうた さん作 [415]
  • 纏わり付くもの?

    着いた先は、とある一室だった。病室をちょっと入ると看護士は振り返った。「今日から入院して貰いますね」私はその一言に愕然とし、返す言葉のひとつも探せられず開いた口が塞がらなかった。看護士が出ていくと次第に正気を取り戻していく。そしてそれと同時に腹の底から沸々と苛立たしさが沸き上がってきたのだ。−私はただ、私に纏わり付くものから開放されたかっただけなのに、それを気違いの狂信者のように縛り付け、隔離し
    ゆうた さん作 [439]
  • 纏わり付くもの?

    再び長椅子の冷たさが伝わってくる。朦朧と聞いていた医者の話は、霧がかかったように白く薄れて頭に漂っているだけだった。冷徹な長椅子はじりじりと私の感情を弄んでいる。どのくらい待っただろう。昼どきのようで、職員は売店で買い物を済ませている。一人がふらふら動きだすと、その数は疎らだが確実に増えていくのだ。私はその奇妙な人間の行動をぼんやり眺めていた。眺めながら、時間がきたら食べるという習慣に疑問をもち
    ゆうた さん作 [430]
  • 纏わり付くもの?

    暫く沈黙が流れた。私のあらげた声だけが辺りに反響し、看護士の微騒音も外の喧騒も、刹那、静閑したように思われた。医者は驚いたように目を丸くし、私から視線を逸らすことを忘れていた。すると、その静寂を切り裂くかのように慌てて看護士が奥のカーテンから入ってきた。「どうされました?」誰に尋ねてるのかわからない曖昧な投げかけは人間の耳だけでなく、壁にまで浸透していく。真剣な顔貌の看護士は、訝しげに私を一瞥す
    ゆうた さん作 [548]
  • 人生一度

    人生一度。誰もが理解している事だ。でも、人生は自分の思った通りにはいかない。時には最高の場面があるだろう。逆に嫌な場面もあるだろう。最近では人生に勝ち組、負け組という言葉をよく耳にする。これについて、皆さんはどう思っているのだろう。一般的に勝ち組とは、経済的に成功した人を指すのだろう。負け組とはその逆の人生だろう。だが、私が思う勝ち組と負け組とは、死ぬ間際に人生を振り返り楽しかったよなって思えれ
    パワー さん作 [260]
  • 学生−あの頃−

    あの頃っていっても俺が経験した高校3年間の話。まずは高校入学する以前から始まる秀才の兄の影響で中3の夏から秋に変わり始める夜に微妙な暑さの中、親父から「お前も地元の頭の悪い高校には行かせない、そこに行くなら働け」と時代遅れ、さらに就職難なのにそんな話をされてしまった俺はその頑固な親父に反抗する事が出来なかった↓通ってた中学も田舎で競争社会とは掛け離れてのどかな学校生活を過ごしてた俺にとっては(地
    米 和郁 さん作 [224]
  • 五月蠅い

    五月蠅い。。。頭が痛い。てめぇらにはわかんねぇだろうな。この騒音に耐えてるオレの身にもなってみろ。この世が、いかに歪んでいるかわかるだろう。こっちへ来な。そして中を見ろ。こんなにも黒くて汚いんだ。
    雛乃 洸騎 さん作 [317]
  • 纏わり付くもの?

    奥のほうでせかしなく動く看護士の微騒音を気にしながら、私は医者の開口一番を待った。「今日はどうされましたか?」優しいながらも自尊心の高ぶった声は女医のものだった。「どうにかしてください」私は呟くように言った。「どうにか、と申しますと?」「だから、見ればわかるじゃないですか!」薄かった声は濃く塗り潰され、絵の具の原色そのもののように医者に浴びせ掛けた。
    ゆうた さん作 [428]
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス