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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 僕らは 第四話

    気付いたら僕は病院のベッドの上だった。警察やら何やらが来て、母さんも風樹もリン太も、そして父さんも死んだと聞かされた。親戚の夫婦が僕を引き取ろうとしたが、僕はその好意を断った。何度も何度も死のうと思った。人生なんて碌なモンじゃない、今すぐ終わらせてしまいたいと思った。しかし、僕は死ねなかった。死ぬ勇気などなかった。このとき初めて、自殺をする人々の決意がどれほど強いかを理解した。それから三年間、僕
    unknown soloist. さん作 [338]
  • 僕らは 第三話

    まず目に入ったのは、真っ白だったはずの毛が紅色に染まって床に転がっているリン太の姿だった。その傍らには父さんが向こうを向いて立っていた。「父さん…?」父さんは振り返った。それと同時に、僕は父さんの向こう側に倒れている、母さんのあまりにも無惨に変わり果てた姿と、父さんの手に握られた血の付いた包丁を見た。その瞬間、僕は全てを悟った。父さんの顔は、まるで別の誰かの顔を合成したかのようで、憤怒の形相で僕
    unknown soloist. さん作 [353]
  • 僕らは 第二話

    ある雪の夜、父さんは酒に酔い、危なげな足取りで帰ってきた。母さんは心配そうな表情で、どうしたのかと尋ねた。僕はなんとなく自分と風樹の二人部屋に逃げ込んだ。風樹は布団にくるまって眠っていた。そして少し扉を開け、二人のやりとりを聞いた。どうやら父さんの部下が大きな手術ミスをして、酷く責められたらしい。少しして父さんと母さんは口論になった。その声で風樹が目を覚ましてしまったので、僕は心配ないよ、と言っ
    unknown soloist. さん作 [349]
  • 僕らは 第一話

    僕は目を開けた。6時45分。アラームが鳴る予定時刻の15分前だった。目覚める前に何か夢を見ていた気がするが、思い出せない。僕はベッドから降り、カーテンを開けた。灰色の雪雲が世界を包み込んでいて、薄暗い。朝が来たという実感がまるで湧かない。もっとも、僕は常々、朝など二度と来なければ良いと思っているのだが。ぼんやりと、下の通りを歩くサラリーマンを目で追っていると、不意にアラームが鳴った。僕はすぐには
    unknown soloist. さん作 [431]
  • 悲しみの多いキミへ

    私はキミの救世主。だから辛くなったり、悲しくなったりしたらこのページを読んでほしい今は辛いかもしれない……でも、乗り越えることはできるんだよ。それは簡単なことじゃないけど、いつかきっと乗り越えられるんだよ。キミの辛さはどれぐらいかはわからない。けど、これだけは言える。苦労した分良いことがあるキレイ言かもしれないけど、これだけは忘れないでね。『キミは一人じゃない』キミに幸あれ……
    需楽々 さん作 [419]
  • こどもの宿題

    小学生のこどもたちの宿題を見ると以外と難しい問題と出会った?お姉さん→おねいさんおねえさんどっちが正しい??王子様→おおじさまおうじさまどちらが正しい??「右」の書くときの1画目→横からななめから答えはいずれも後者の方になる小学校1年生の問題なのだが全問正解できて当たり前…けど全部間違えてしまう人もいる僕らも過去に学習し理解したことである近頃のこどもはとバカにしてると「こんな問題もわからないの?
    ふーみん さん作 [396]
  • 涙の絆 8

    それは、真夜中の出来事である。純は、深い眠りの中いきなり跳び起きた。純が目を覚ましたのは、二つある保護室の一つ、つまり純のいる隣の保護室である。そこから「日本は中国に勝ったぞ」と想像を絶する嬌声が聞こえたのである。その叫び声はかなりの間続いた。純は驚くより外ならなかった。嬌声が止んだのは、夜勤の看護士がやって来て純の隣人の患者に何事か声を掛け、筋肉注射を打ってから間もなくしてのことだった。
    キャロルの秘密 さん作 [804]
  • スクリーム

    8月の暑い日。愛しの母を失った。僕は母と同時に「声」を失った。あまりのショックな出来事だったから。喋れなくなった。僕には身内はいない。生まれてすぐに捨てられたから。そんな僕を他人だった「母」が育てた。でも今はもういない。遺骨を抱いたまま、わずかな小銭を握って家を出た。と言うか、追い出された。だって…まだ。家賃なんて払える年じゃないし。とにかく遠くに行きたかった…わずかな小銭を僕は切符に変えて、電
    さん作 [456]
  • FRAGILE DREAM 11

    だが、初めて仲間の死を−アリアの死を見てから、俺のそうした割り切る心には亀裂が入ったらしい。情けないと自分で思いつつ、どうすることもできない。こんな俺にフランカを殺すなど−…「できるのか…?」そう呟いてすぐ、俺は口を押さえた。−何言ってるんだ、俺は!できないなんて言うな。俺に選択権はない。やるしかないんだ。フランカ一人殺せなくてどうする。俺は自分で自分の弱さが信じられなかった。「…今日は、どうか
    結姫 さん作 [237]
  • かぐやま 2

    店に出勤するとまず食事をする。 客がこなければそのまま爆睡状態となることもしばしばある…まあ若くもないので客がこないこともたたある。昼間は総合病院の中央オペ室に勤務しているなかなかヘビーな世界にいる。
    さゆり さん作 [92]
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