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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • FRAGILE DREAM 3

    「ひっどいネグセ。座りなよ、直してあげる」フランカはそっと俺の髪に触れた。「触るな」俺はフランカの手を払いのけ、目をそらした。フランカはぷぅっとむくれていった。「そんなに嫌わなくてもいいじゃない」「嫌いなわけでは…」俺はそう言いかけてやめた。このままでは会話がなかなか終わらない。俺は、フランカが苦手だ。確かに嫌いではないが、フランカがそばにいるとどうも落ち着かない。それは彼女がいつもニコニコして
    結姫 さん作 [282]
  • FRAGILE DREAM 2

    「あらいやだ、ダンテ。まだ寝てたの?」俺はビクッとして振り返った。ドアの所に、茶髪で十代後半くらいの少女が立っている。「…フランカ(フランチェスカ)。何の用だ。」俺は露骨に嫌な顔をした。フランカはふっと笑って中へずかずかはいってきた。「そんな嫌な顔しなくてもいいでしょ。失礼ね。呼びにきてあげたのに。今日あなた‘あの人’に呼ばれてたでしょ。いいの?のんびり構えてて。」−あ!俺ははっと立ち上がった。
    結姫 さん作 [254]
  • 風邪

    風邪を引いた…。久しぶりに…。あまりに具合が悪いので病院にも久しぶりに行かざる得なくなった。待合室は人だらけ…。皆マスクをしていたり、やたら厚着をしていたり…。喋り声の代わりに咳やクシャミの音が響く…。気が滅入る…。此処に数分も居れば健康な人だって只じゃ済まなそうだ。早いトコ診てもらって此処から抜け出したい…とマジで思った。でもこの人の量……すぐに帰れないのは一目瞭然だ。他の病院に行くって手もあ
    ティシュー さん作 [360]
  • 涙の絆 4

    保護室に入れられ、一人になった純は、「出してくれ」と何度も叫んだ。 だがなんの反応も返ってこない。 純が叫び疲れ板張りの床に唯一あるピンク色のマットレスに座り込んで間もなくした頃、鍵が開く鈍いが響いた。純はだいぶ落ち着いてきていた。 鍵が開き保護室の前には、先程の看護士の一人が、白い大きな物を運んできた。それは布団類である。純は、看護士に鉄扉の横の鉄の棒の隙間から看護士に「ここから早く出してよ」
    キャロルの秘密 さん作 [1,023]
  • 案内人

    私が、この仕事を始めたのがいつからだったのか…、すでに記憶にすらない。気付いた時には、このビルの上に立っていた、そして、案内すべき人を待っている。今日、ここに来る者は…、しかし、まだ時間が有るようだ。ふと、ビルの角の交差点に目をやる、まだ若い女が要るのが見える、彼女は二日前この交差点で事故に遭いそして、死んでしまった。しかし、彼女は自分の死を受け入れず、あの場所に留まってしまったのだ、案内人の私
    白い烏 さん作 [308]
  • Bruis[傷]2

    母方の家には[叔父、叔母、小4の子供、祖父、祖母]が広い土地に住んでいた。少し前まで地主だったらしいが祖父のギャンブル好きから借金を背負う事になっていた。今まで優しかったはずの親戚が金を無くした途端、手のひらを返すように冷たく接してきた。私は新しい中学に転校すると方言の違いをからかわれ日々衰弱していた…兄は高校を辞め、地元に1人逃げ、母は仕事に没頭し、現実から目を背けていた。ある日事件は起きた転
    結奈 さん作 [94]
  • 手の中の記憶?

    そして昼休み…「シセラ〜♪教えて〜☆」「おk二人そろったし」「あのね、私が二人と会ったのは小2のときまぁたまたま席が隣になってねそして1週間ぐらいたって気付いたんだけどその子…まぁ弟のレオンのほう、必要最低限のこと以外誰とも喋らなかったの」「ふ〜ん、だから無口無表情だったんだ」「あたしそういうクールな男子もタイプかも♪」「ライア…あいつらGETになるのはやめといたほうが」「まぁ続き言うよ試しに私
    月星†太陽 さん作 [94]
  • 鬼人 第一鬼

    ピーポー ピーポーウゥ〜 ファンファンファン『私は今、先程起こった殺人事件の現場にいます!未だ警察や救急車の音が鳴りやみません!』テレビを付けるとけたたましい音を背にアナウンサーが事件を伝えている6人の人間が何者かに殺害された被害者はいずれも中年男性。殺人が毎日の様に起きている警察も、もう手に負えない状況。その中に一人の救世主 大和 命今日も彼女は鬼を斬る人という名の鬼を『ミコト…
    軌跡 さん作 [421]
  • 涙の絆 3

    閉鎖病床に入った純は、まだ自分が何故こんな所にいるのか、分からなかった。病院らしいということは、他の患者などの姿でなんとなく分かるのだが、純は、筋肉注射を打ったものの、まだ幻覚妄想の状態である。看護士に抱えられ、二人部屋に入った。そのとくである。純は空いているベットの真ん中を見て、いきなりゴミ箱とロッカ−を蹴飛ばした。その瞬間に付き添ってきた二人の看護士が純を押さえにかかり、他の看護士を呼び集
    キャロルの秘密 さん作 [972]
  • FRAGILE DREAM

    「キャアアァ−−!!」「アリア!!」何本もの大きな鉄材が上から落ち、彼女の姿を隠した。叫び声以外の音がない。いやに映像がゆっくりで、映画のワンシーンのようだ。俺は彼女に走り寄った。「アリア!」幾重にも重なる鉄の下から、赤い液体が流れ出すのが見えた。「…アリア?」−返事は、なかった。−1988年、ソ連・ロシア−「−−−!」俺はがばっと起き上がった。荒れた息遣いがおさまるのを待ち、片手で頭を抱える。
    結姫 さん作 [292]
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