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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

  • 絵空事?

    ―三井直樹が死んだのだ。三井は高校の同級生だった、数学研究部兼化学部部長、かちかちの理系かと思いきや彼は法学部志望の文系少年。彼は事ある毎に私に向かって「おまえ人間じゃないだろ?」と唱えていた。その頃の私は小学生のような見た目で頭脳はバッチリ高校生だったから学校では浮いた存在だった。「あんたの頭が化け物よ。」理系だった私よりも文系のくせに理系教科ができる三井を私は妬んでいた。「誉め言葉じゃないの
    あかり さん作 [144]
  • やさしい風

    「人は、こんな瞬間に衝動にかられ自ら命を断つのかもしれないなぁ」窓の外に広がる穏やかな日常の景色、流れる車を眺めながらふと、そんな感覚が芽生えた。悲観的ではなくむしろ幸福観のまじった安らぎを感じられるんじゃ?と惑わされるような一瞬だった。やや特定の人間の中には同じような感覚を一瞬感じたことのある人は居ないのだろうか。私と言えば、そんな感覚は初めてではなく、幼少の頃から今に至って幾度か経験した記憶
    爾憂 さん作 [144]
  • 私の半生

    20『明日』夜、寝なきゃ。明日があるから早く。 明日は、、、大変、早くねなきゃ。徹夜は無理。辛い。早く寝なきゃ。明日、起きれるかな。明日は…。今日がやっと終わったばかりなのにもう明日。眠り方がわからない。体が眠くなったら眠れるっていうが違う。 不眠症になると一時間くらいでまた次の日まで眠れない。薬を飲むのは憂鬱…そんな事が私には繰り返された。
    せい さん作 [249]
  • 無気力少年A?

    「我が名はヘパイストス」全身を覆う大きなマント目の部分しか空いていない仮面180cmくらいの長身「あっ」「汝名は?」空気が恐ろしい「名は?」「…永(えい)。加山永だ」それ以上におもしろい「では契約しよう。我の主よ」ヘパイストスの手が永の頬にのる…冷たい…冷た過ぎて火傷しそうだ「ちょっと待てよ」「何だ?」「これから契約するのに顔も見せないのか?」ヘパイストスの手を振り払い立ち上がるニヤニヤしてるの
    たぁ さん作 [153]
  • 無気力少年A?

    趣味『パソコン・寝る事』友達『パソコン』活動時間『主に夜、たまに昼間に起きてしまうが即二度寝』=引きこもり真っ黒な部屋にパソコンの明かりだけが光る必要最低限のものしか置かないいつから俺は引きこもりになんてなったのだろう?考え始めたらきっかけなんていくらでもありそうだから止めるめんどいしパソコンの画面とニラめっこしながらマウスを動かすカチカチ…ウィーンウィーン…ゥ゙ゥ゙ッ「あれ?」マウスが動かなく
    たぁ さん作 [180]
  • 絵空事?

    真夜中の公園のブランコはギイギイと音を立てる。「いっちゃったよ」幸子は空を見ていた。「タイムイズアロー」自然に出た私の英語に幸江は眉を潜めたがなにも言わずポカリを手渡した。一般に言われる老化現象が普通の人より極端に遅い私の外見は実年齢の約三分の一ぐらいに見える。こんな面して実はもう五十歳だなんて誰も信じてくれやしない。ただ現実を間の当たりにした友人たち、例えば幸子はその事実を否定することができな
    あかり さん作 [175]
  • 人が産んだモノ

    ある偉大な誰かは言った。「世界が人間を産んだのではなく、人間が世界を産んだのだ」と。                  たとえここで人類を滅ぼすような罪を犯しても、  絶望にうちひしがれてこの世の全てを呪っても、              世界は何を咎めることもなく、ただ群れた人ごみのように流れ続ける                  そうたとえ                         
    バージニア さん作 [357]
  • 私の半生

    19『天井』私は、二段ベットの上だったから、天井に手が届いた。母に私からのSOSを分かってほしかったのもあるが精神も崩れてたんだろう。私は、沢山の蚊など、小さい虫をセロテープで天井に貼っていた。いまでは、小さな虫でも潰さないようティッシュでとり、ベランダに出すが多分、その時の卑屈さを思い出してしまうからだろう。勿論、助けて、死にたいなども天井に書いた。私が家出しても手掛かりとしてベット周りを調べ
    せい さん作 [322]
  • いつかの夏休みを・・・

    『僕の居場所は・・・どこにも無い・・・逃げるんだ!』僕は夜中に義父と母が眠る部屋の前を足音を殺して、息を殺して、目を思い切り開いて、真っ暗な廊下を通り過ぎ、息を停めて、靴を拾い、ゆっくりと、ゆっくりと、玄関のノブを回した。自転車を抱えて家から離れた位置で前輪のカギを開ける。すると今まで5分ほどのスローモーションの動きから、水を得た魚の如く自転車を猛スピードで漕いだ。漕いで漕いで漕いだ!学校は担任
    東33 さん作 [163]
  • 遮光カーテン

    いつからか、通勤ラッシュ時の人混みがあまり気にならなくなった。あの部屋にいると、どうも気が滅入る気がする。特に試験期間中は。だから図書館へ行って勉強する。僕には机と椅子がないと駄目なのだ。といっても、普段は勉強しないから、そんなに必要な訳ではないのだけれど。 予想通り、大学の図書館の自習机は全て他の人達で占領されていた。仕方なく近くの喫茶店に向かう。 僕はこの3年間、一体何をしてきたのだ
    コゥシィ さん作 [128]
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