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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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チョコレート
よろしくお願いします。そう言われて僕は「はい」と、言った。動物の世話なんてしたことないし、どうすればよいのやら…すると、大丈夫です。私は自立しています。と言った。なるほど、うさぎは進化すると自立するらしい。ただ、住む場所がほしいのです。と言った。僕は「こんな部屋でよかったらどうぞ」と言う。うさぎと共同暮らしの始まりだ。うさぎはキャベツとニンジンとチョコレートを食べる。美味しいと言う。たまに僕もチ
さち さん作 [352] -
あなたの名前は??
香奈 子供の頃はクラスの男の子にからかわれた香奈かな?なんて…母に名前を変えてって泣いた事も度々あったでも学校に行くのは好きだった。どんなにからかわれても 私にはたくさんの友達がいた。女の子には好かれたのであるこの名前も羨ましいなんて言われた事もある悩んだのも その一瞬…成長すると そんな事は全て忘れてしまう。他の悩みがたくさん増えるから?仕事をして余裕がないから?大人になったからかな?思い出す
あきは さん作 [129] -
最近の携帯小説
皆さんもそして失礼にあたるがここの管理人さんも気付いてるだろう去年から一気に携帯小説の愛用者数が激減しつつある回覧数も少ない官能小説はちゃっかり皆見てるけど。携帯小説が流行しもはや本にもなりコンビニや本屋さんにでも目にするようになった私も僕もと言わんばかりに投稿者がどんと増え回覧する人は減り他のサイトに浮気したかー。またいつか題名の綴りにビックリマークが見える日がくるといいな
ベジータ さん作 [256] -
-非常口-
俺からして友達はただの非常口。いざと言う時に逃げ込めて難から俺を遠ざけてくれる。
太郎 さん作 [296] -
発狂のリズム?
父はあまりにも、テンションが高かった。はじめは酩酊しているのかと思った。父のテンションと比例して、母の顔は険しくなる。それまでははしゃいでいた妹も何か不穏な空気を読み取ったのか黙ってしまった。タクシーに乗り込む。 タクシーのメーターは一万円を越えていた。不相応な金のつかい方に驚く。母はおりようといった。父は笑うだけだった。新しい家に向かうタクシーのなかで、胸を踊らせることはなかった。外の曇天はニ
光安俊彦 さん作 [200] -
発狂のリズム?
僕たちはその建物の一階のステーキ屋に入った。ステーキ屋のイメージは「暗いライト」だったので、妙に明るい店内は新鮮だった。店は外から丸見えで、まるで見世物にされているようだった。外の雨は止んでいたが黒い雲がこちらを睨んでいた。店に入ってすぐに小綺麗なウエイターが注文を取りにきた。肉の焼き加減まで注文できた。妹はレア、僕はミディアム、母はウェルダン。二番目に運ばれてきた僕の肉は旨味がすべて抜け、正直
光安俊彦 さん作 [124] -
私の半生
16『夢』私には寝る前に頭で作り無理矢理見る夢もある。夜寝る時に親はいつもいなかった。毎日夜寝るのが怖かった。いつも早く眠りたい、目が覚めなければ寝るのが怖くないのにと思っていたくらいだった。必死で寝るには夢をみればいいと考え、怖い夢を見ないように目をつぶり幸せな夢を作る。私の夢は、「違う異次元のお姫様で人の苦しみが解るように修行の為にこの世界にいただけで何も不自由がない世界に戻れる」から始まり
せい さん作 [306] -
発狂のリズム?
父と三ヶ月離れて暮らすうちに父のいない生活に慣れてきていた。それまでも朝の数時間会うだけの関係だった父であった。もともと慣れていたのかもしれない。ただ父の穏やかなイメージは会いたいと思うに足りるものだった。三ヶ月の間、父は僕らの生活に一切の爪痕を残さなかった。唯一、父のからんだ話は「カビゴン事件」である。父が当時人気だったキャラクターの巨大なぬいぐるみを送ってきたのだ。妹はとても喜んで、父に電話
光安俊彦 さん作 [122] -
発狂のリズム?
バスで空港に着くと、母はもたもたしている僕と妹の手を乱暴に引っ張った。とても痛かったが、母のほうが痛そうな顔をしていたため、何も言えなかった。僕の三歳下の妹は、小学二年生にしては、大人びていた。だがやはり子供であり、母の異変には気付いていないようだった。妹はまだ見ぬ辺境にはしゃいでいた。僕は母の顔を窺いながらピエロのようにはしゃいだ。飛行機に乗っていたときのことは覚えていない。ただ僕の覚えていた
光安俊彦 さん作 [125] -
発狂のリズム
記憶の糸は梅雨の日の蚊の軌道で僕の前を通り過ぎる。本当に思いだせない。散々時間をかけたあげく思い出せないので、最初から覚えていなかったのだと諦めた。今から書くことは6年も前のことだ。記憶が失われるのにも、出来事を冷静に見つめるのにも十分な時間である。人が変わるにも十分な時間であるはずなのに。初めての神奈川は雨だった。今の友達には「小学生の時は横浜に住んでたんだぜ。」といっている。しかし本当は小学
光安俊彦 さん作 [163]