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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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後ろに注意(和喜の場合)12
「ふーー終わったぁ。」さて、と漏らし、次は夕飯の準備に取り掛かる。 これまでに15分が経っている。さつきは暇な時間に耐えられない?性格だからさっさと終わらせなければ、部屋に戻った時、恐ろしいことになっているかもしれない。さつきには、そういうきらいがある。取り留めのないことを考えながら、冷蔵庫の中身を物色する和喜。今夜は鯖味噌とポテトサラダ、ほうれん草の胡麻あえに決定。・・・・・・・むふっ。
星空の海 さん作 [167] -
狂喜?
「起立。礼。さようなら」終礼が終わる。私は鞄に教科書と体育着を詰め込んだ。「伊寄!!」「何?」「部活の事なんだけどさぁ…」「それ。明日でもいい?」「えっうん…」早く帰らなきゃ。「じゃあね!!」「ねぇ!!」「何ッッ!!」「何で最近そんなに急いでるの?」「……クス」「綺麗なものがあるからよ」沙希の返事も聞かずに私は階段をかけ降りた。一分でも一秒でも早く帰りたい。私だけのモンスターのところへ。「ただい
なかね さん作 [154] -
狂喜?
いつもの帰り道。所属していた部活が排部になったから、ちょっと遅かったんだ。だから、だからね。公園の前を突っ切ろうとしたんだ。………気のせいか?……ん?公園を渦巻く異様な感覚。肌にまとわりつくむせかえるような血の臭い。入ってはいけない。なのに、私の足は公園の中へと進んでいく。その感覚と臭いの中心。無数の死体の側に佇んでいる。『紅い眼のモンスター』あぁ、逃げよう。走ろう。助けを呼ぼう。絶対的な死を予
なかね さん作 [140] -
※冷し中華の苦難 B※
※最初に…この話は〜(以下略)※(A を見てね)※最後に…「まつぼっくりが、何かの悪魔の実に見える…」〜作者談〜−−−−−−−−−−−※本編↓−−−−−−−−−−−とりあえず考えなきゃ。よし、レッツシンキンタイム!考える人ポーズを!ぽっくぽっくぽっく……(木魚連打音)鳴れぇ〜木魚〜響けぇ〜木魚〜一休さ〜ん〜……「んっ!………」ぼ〜ん。(※ち〜ん じゃない。スカした間抜けな音)…何もひらめかない!
はとどけい さん作 [317] -
うさぎ
猿も木から落ちるし、犬だって棒にあたる。僕が失恋するごとだってあるさ。世界は恋愛で出来ているとはいわないが未練は捨てられない。僕は彼女と別れてから芋虫のように布団に丸まっていた。大学にも行かずバイトもさぼっていた。つまり落ち込んでいた。涙も枯れ果てた。トントン、安アパートとドアを叩く音がする。無視する。トントン。執拗にでも丁寧にドアを叩く。ドアを開けて立っていたのはうさぎだった。二本足で立つうさ
サチ さん作 [275] -
あなたの名前は?
愛花 名前の割には性格は活発なのが引っかかる…小さい頃は大好きだったのに年をとった?せいか可愛らしい名前だねと言われるたびに親を恨んだり(笑)?恥ずかしかったり(笑)完全にギャップが存在するのであるまずスカートなんてはいたことがない!自分で言うのも何だがジーンズがとても良く似合ってるから仕方ない好きな人でもできて キレイな足見せた方がいいよ! なんて事があれば考えるけど…今は男にも感心がうすい…
あきは さん作 [170] -
TOMODATI?
僕が廊下で外を眺めてたらチョルスが息を切らしながら走ってきた。「おい、聞いたぜ。お前また告られたんだってな。」「誰から聞いたんだよ?」「イルスだよ、イルス。」「あンニャロー」僕が教室に視線を戻すと、イルスと目が合った。僕がイルスのほうに歩いていくと、イルスはピンときたのか、その場から逃げようとしたが、僕とイルスの距離は机一つを隔てただけだった。「てめぇチョルスに言ったな?」「てめぇがモテるからい
トンさん さん作 [175] -
TOMODATI?
「オーイ、サンスン。待ってくれ、君に用があるんだ。」「俺はお前に用はねぇよ。」「違う。俺、なんかお前を見てスッキリしたよ。」意外な言葉に僕は立ち止まって、振り向いた。そこにいたのは、イルスの家来なのだが、どっちかというとパシリに近い存在のシン・チョルスだった。「仕返しか?」僕がからかってそう言うと、チョルスは慌てて僕の言葉を否定した。「違ぇよ。俺って、ほら、その、あれだろ・・・」多分パシリだとい
トンさん さん作 [159] -
※冷し中華の苦難 A※
※最初に…このお話は、色々と支離滅裂で、ありとあらゆるものをパクっていそうな奇妙キテレツ大百科…ではなく……、不思議なお話です。※最後に…「やっぱり、プリンにワサビはマズかった」〜作者談〜−−−−−−−−−−−※本編↓−−−−−−−−−−−時間は たぶんお昼頃。場所は たぶん中華料理店そのたぶん店の奥の窓際の、WC(トイレ)に近い席。ついでに四人掛けのテーブルに一人。そして私は たぶんでもなくマ
はとどけい さん作 [373] -
私の半生
15『寿命』自分は大人まで生きていないと思っていた人はよく耳にする。ただ、根拠もなく大人になる想像がつかなかったからとか、子供の頃に体が弱かったからとか赤ん坊の時に死にかかったからなど。私は、親が料理屋の二階を借りてお互いの親族で離婚の話し合いをしていた時に、誰かのひざ枕でうとうと眠っていたら私が20歳まで生きられないと医者が言ったからそれまで育てる、育てないなど聞こえてきて、驚きとショックで目
せい さん作 [296]