トップページ >> ノンジャンルの一覧
ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
-
後ろに注意(和喜の場合)8
何はともあれ今この現状に、ため息をつく。 「何よ、ため息なんかついて?」 「俺の半径2M圏内に原因が有るよ。」 さつきは俺の目の前1M半ぐらいの所に居る。しかし、さつきは自分が原因だと微塵も思っていない様子で、首を傾げている。不意にさつきは俺の足元を見た途端、顔を引き吊らせながら小さく悲鳴を上げた。 一分後、俺とさつきは笑っていた。 「まったくゴキブリくらいで何、怯えてるんだか。」
星空の海 さん作 [185] -
素敵な恋の見つけ方23
「匠や由良が出ないだけであんな話になるとは。」テンポの悪いキャラばかりだと改めて思う。俺の名は片桐篤。少し大人になれた気がする高校一年生だ。『片桐、こちらはとても暑いぞ。』電話口の向こうで喜々として喋るのは今時のオタク久保匠。「さようですか。」『なんだ、生気のない声を出しおって。』「別に。」だるくて一日中ごろごろしてるだけだ。「ところで、何の用だよ?まだ戦時下じゃないのか?」『うむ、二日目はぶら
あこん さん作 [198] -
華咲く日々に
15歳、初めの家出それから始まった私の愛欠乏症ー何かがほしい、でも何かが分からない・・・そんな時間をただ意味も無く辿る、これも生まれた時からの私のレールなのか?数知れず愛した男達は次々に幸せを掴んで行った、アタシと居て幸せ?なんて言葉何千回口にしたのだろう。そんな自分に手が届かず「あぁ、このまま繰返しの人生なんだ」と決めつけていた。そんなアタシにあいつが言ったー「お前楽しい?」「何が?」「今の自
華 さん作 [158] -
〜銀〜?
〜探し人〜「?銀一?だけじゃ分かんねぇや…。」と困った顔をしながら柚は言った。「九尾の妖怪なのじゃが…」と白蛇が小さくつぶやいた。「妖怪!?…」と柚が驚きながら言い返した。「いやいや、何でもない。」と隠すように白蛇は言った。気のせいだよな?と思いながら柚は話を続けた。「その?銀一?ッて言う奴もなんか関係してんの?」?銀一?という奴の事がなぜか気になった。「いや。知らんのなら別にいいんじゃ…。さて
ひかる 未来 さん作 [343] -
貰われたコネコ
きょうはなんだかいえのにんげんたちがやさしいなんでだろう?でも、あそんでくれるからいいやなんだかいそがしそう あれ?アカイハコだうわぁーなんでぼくだけはいらなきゃいけないの ぼうけんにいくの?おそとだぁままやきょうだいともきたかったなぁ なんだろう?にんげんよりでっかいハコだ うわぁースゴイおと。ぼく、このなかにはいらなきゃいけないのぷはぁアカイハコからだしてくれたとうめいないたのむこうはハコや
蜜柑 さん作 [172] -
たった一つの真実11
『夏 11』 宏介は次の日から二日 仕事を休んだ。二日目の夜 僕は、少し心配になり宏介の携帯に電話をしてみた。「はじめです。身体は大丈夫ですか」宏介は何もかわらない様子で「はじめ 心配してくれて有難う。明日から仕事 行くからな」僕は、昨日と今日あった たわいもない話しをいくつかして電話を切った。宏介は次の日 本当に変わらない様子で現場に来た。「はじめ 暑いなぁ それにしても」いつもと同じセ
幸 さん作 [285] -
〜銀〜?
〜山の主の事情〜白蛇は話を続けた。「主はな、自然のおきてで殺されたら殺した者が次の主になるのじゃ。だからワシが殺された事によってその殺した何者かが白光山の主になったのじゃ。」「そんな厳しいおきてがあんのか…。」と柚がつぶやく。「強い者が主になるのは当然じゃからな…」情けなさそうに白蛇が言った。「しかし最近、白光山は荒れてきているのじゃ。」柚は山を見て「確かに最近緑が枯れてきてんな…。」と言った。
ひかる 未来 さん作 [343] -
〜銀〜?
〜白い蛇の死んだ理由〜「ワシの名は、白蛇(はくじゃ)じゃ。」と白い蛇が名乗った。そしてそれに続いてまた口を開く。「最近、ワシが守り続けてきた山が荒らされておるのじゃ。」「えっ、山って何処の山?それに守ってるって、どういう事?」柚は何がなんだか分からなかった。「話はちゃんと最後まで聞くもんだぞ、坊主。」白蛇は睨みながら言った。「分かった…。」と柚は言い黙った。「ワシが守り続けてきた山とはあれじゃ。
ひかる 未来 さん作 [330] -
生まれてきた訳
何故、この世に生まれてきたのだろう・・・。生まれてきて良かったのだろうか?私を悩ませる、唯一の疑問だ。私が生まれたのは、19××年代・・・今から30年以上も昔。まだ木造の校舎が建っていたころだ。放課後に校庭では皆が暗くなるまで、遊んでいた時代。今は放課後の校庭で子供達の遊んでる姿は見かけない。でも、それが寂しい光景ではない。公園や河原、見かける事は殆ど無い。それが悲しい事ではない。時代が常に、時
生涯設計 さん作 [225] -
〜コヒャン〜第3話
ジンスはやっとの思いで家にたどり着いた。戸を勢いよく開け、中へ飛び込む。狭い家の中を見渡し、くまなく探したが、ジンナムがいる気配はなかった。ジンスは歯噛みをした。[どこ行ったんだよ・・・]ため息まじりに言った。仕方なく家を出て、町の方へ歩きはじめた。兄の行きそうな所を一人考えていると、寺の鉦が鳴った。はっとして辺りを見ますと、既に太陽は沈みかけていた。ジンスは泣きたくなり、その場に崩れた。今まで
アールJエム さん作 [180]